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by kazuo_okawa

釣り銭詐欺による消防士の逮捕

13日朝、出かけに「とくだね」というテレビ番組を見ていたら、1万3000円の買い物をして4万6000円のお釣りを受け取った消防士が、「詐欺で逮捕」されたという。
興味深いニュースなので、事務所で時間の合間にインターネットで調べると、多く釣り銭を受け取ったのは昨年12月のことで、逮捕は今年1月7日のようである。

こんなことで逮捕されるのか、と多くの方は思われるのでは無いだろうか。

逮捕の対象となった刑事事件であるが
まず、法律的には、過大な釣り銭と知りながら「黙って受け取る」行為が詐欺になる。
過大な釣り銭と「知りながら」という点が、ポイントである。
では、あとから過大な釣り銭と知った場合はどうなるか。
無論あとから知って、店に返せば何の問題も無い。
問題は、あとから知って「返さない」場合である。

インターネット上の弁護士の解説には間違ったものもある。
「店員が過大な釣銭を渡そうとしていることを認識していないため、その段階での告知義務違反、すなわち「欺罔行為」の存在を認めることができず、詐欺罪にはなりません。もちろん、後で気がついてもそのままにしてしまったということは、刑事上は問題にならなくても民事上の返還義務として処理されることになります。」と説明している弁護士がいたが、間違っている。
この場合は、「詐欺」では無いが、「占有離脱物横領」という別の犯罪になる。

さて、逮捕は、犯罪の嫌疑があるだけで、出来るものでは無い。
本件では、監視カメラの録画で「認識」を立証出来るというのであるから証拠は揃っているのだろう。
また消防士であるから、逃亡のおそれも考えにくい。
果たして、逮捕の必要性はあるのだろうか。

ニュースによれば、本人は「否認」しているというのであるから、逮捕は「自白」をとる目的か、或いは何やら「見せしめ」のような気がする。

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by kazuo_okawa | 2015-01-13 17:55 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)