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by kazuo_okawa
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「失踪宣告」にご注意

身内の者が行方不明になった時など、その身内を「死亡」したものと取り扱う「失踪宣告」という制度があります。
失踪宣告は2種類有り、第一は、不在者(従来の住所又は居所を去り,容易に戻る見込みのない者)につき,その生死が7年間明らかでないとき(普通失踪),
第二は、戦争,船舶の沈没,震災などの死亡の原因となる危難に遭遇しその危難が去った後その生死が1年間明らかでないとき(危難失踪)ですが、
いずれも,家庭裁判所に申し立てて,失踪宣告をしてもらうことができます。

失踪宣告の効果は、失踪者を法律上「死亡」したものとみなします。

先日の相談は、7年以上行方不明の兄について失踪宣告を行った。
そうすると、突然、兄の債権者から支払い請求がきた、という事案でした。

色々な理由で、失踪宣告の申立をされる方がいらっしゃいますが、よく知ってほしいのは「失踪宣告」の効果は「死亡」と言うことです。

「死亡」が生ずれば、当然、相続が発生し、その相続というのは、プラス財産のみならず借金などのマイナス財産も相続すると負うことです。
つまり借金も引き継ぐのです。

無論、借金ばかりの時など、3ヶ月以内に「相続放棄」すれば(プラスもマイナスも全て)相続しませんので、借金を引き継ぐことはありません。
しかし、相続放棄する期間を過ぎてしまえば、全て(借金ばかりであれば借金だけを)引き継ぐことになります。

失踪宣告は、通常は、失踪者のプラス財産の処理の必要上行うことが多いのですが、今回の相談のように、借金を背負っていたという場合もあります。

相続放棄が出来ればいいのですが、期間が過ぎるなど、相続放棄が出来ないこともあります。

身内に行方不明者がいて失踪宣告の申立をする場合、このようなことを想定して、十分にご注意下さい。
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by kazuo_okawa | 2014-11-15 20:36 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)