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by kazuo_okawa

人は誰しも「辞める自由」がある

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の副センター長である笹井芳樹氏が自死された。
大変痛ましい事件である。
同氏はSTAP論文の共著者であり、小保方晴子氏の指導役でもあった。
私が気になったのは自死後のニュースである。

竹市雅俊センター長が取材に応じ、自殺した笹井芳樹副センター長が「副センター長を辞めたい」と3月に竹市氏に辞任を申し出ていたが、結局、「辞任を思いとどまった」と述べたというニュースである。

笹井氏が、辞任を思いとどまった理由は分からない。
無論、自死との関係もわからない。

しかし、このニュースで思い起こすことがある。
こからは一般的な話であるが、最近何故か、「辞めさせてもらえない」という労働相談が多い。
辞めさせる「解雇」の逆であり、優秀な人材はなかなか辞めさせないのである。

「弁護士ドットコム」からの取材でも、先々月、「内定辞退に圧力がかかった」ことの法律問題に答えたばかりである。(6月4日付けブログ参照)

また先日は、会社に退職を申し出たところ「我が社の就業規則では、3ヶ月前に申し出ることになっている」と言われたという相談を受けた。
無論これは法律違反である。
人は誰しも、意に反する苦役を受けない。
これは憲法も保障している原則である(憲法18条)。
それゆえ人は誰しも自由に退職することが出来る。
とはいえ、使用者の都合もあろう事から、民法上「2週間前までに」と定めた。
しかし、これよりも前に申し入れる事を義務づけることは許されない。

従って、この「3ヶ月前に申し出」の就業規則は無効なのである。
相談中ゆえ固有名詞はあげられないが、結構、名の通ったところであることに驚く。

「辞める自由」が、我が国では十分に行き渡っていないと感ぜざるを得ない。

これは同時に、憲法の保障する自由が行き渡っていないともいえるであろう。
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by kazuo_okawa | 2014-08-07 21:57 | 労働 | Trackback | Comments(0)