平愛梨の、セロのマジックのタネ明かし!
2014年 08月 01日
2014年7月29日、フジテレビ系で「マジック新世紀セロ 生放送SP」が放送された。
番組終盤、セロが映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する空中に浮きながら走るスケートボード「ホバーボード」を、車輪が付いていない普通のスケートボードで再現してみせた。
セロは伴走車に左手をくっつけ、宙に浮いたスケートボードで空中を滑走しながら進んできたのである。
【以下、ネタバレしています】
観衆などからは歓声が上がったが、ゲストの平が「私これ違う番組で見たことあったんですけど、確か手が、車にくっ付けてあった偽物の手で、棒がつながって体になってるっていう…」とトリックを明かしてしまった。
平が指摘した「違う番組」とは、5月4日放映の「見破れ!トリックハンター」(よみうりテレビ系)である。
そこで、同じく伴走車とともに空中浮揚するトリックのネタ明かししていたのである。
トリックハンターは「宙を浮く」
セロは、「ボードに乗って」浮く、という違いがあるが、普通に見れば同じマジックに見える。
いやあ、実際、基本的に同じマジックなのである。
ネット上は、セロが「キレた」と話題になっているが、私が録画を見た限り、セロはうまくアウトしている。
マジックは大人のエンターテインメントであり、
マジックを見る客の心得として、「不思議さを楽しむ」という精神が必要である。
マジックは決して「挑戦」ではないから、トリックがわかったからといって、そのような指摘をするものではない。
その意味で平の態度はいささか大人げないのであるが
おそらく、平は、マジックを見る心得(良き観客であること)を予め説明されているわけでなく、しかも、セロ自身がその前のマジックで「皆さん、タネはわかりますか」と種明かしのマジックをしているのであるから、タネを見破ろうとの気持ちでマジックを見ていてもやむを得ない気もする。
むしろ問題は、安易にマジックの種明かしをすることであろう。
更には、番組系列が違えば関係ないとばかりに同種のマジックを行うことである。
(このことは、キラとザクリスの問題で触れた)
マジックにおける種明かしの意味
(そしてそれは多くの場合、マジックの魅力を失わせる)を、
テレビ番組は、もっと真剣に考えるべきである。

