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by kazuo_okawa

将棋報道の役割分担~棋聖戦第2局、羽生の連勝

戦型は私の予想をはずれて矢倉であった。
森内の十八番であるが、羽生が勝った。
それだけに羽生の強さを否が応でも感じさせる。
内容も大変面白い。

羽生の攻めに、森内の守りという、二人の個性が出ている。
互いに、「角筋」を注意しながらの攻防が私には興味深かった。
とりわけ後半の「王手飛車」を意識するところが、素人目にははらはらする。

ニコ生広瀬八段の解説では、途中、森内が良かったはずだが
いつの間にか、羽生が逆転している。
まさに「羽生マジック」である。
正直、羽生がの強さに感銘を受ける。

合わせて、タイトルマッチを土曜日にしてくれたのがいい。
ニコ生その他でリアルタイムに楽しめるからである。

一方、終局後の両対局者の感想は聞けるのか、という質問に
ニコ生の山口恵梨子女流初段は色々と紹介したあと
一番肝心の産経新聞を最後に付け加えたのであるが、
棋戦のスポンサーを忘れてはいけない。

とはいえリアルタイムにこれほど詳しく報道されると
翌日の新聞報道の役割は何かと考えさせられる。
それは、時間差の長所を生かし、
ニコ生では報道されなかった両者の感想と
勝因・敗因分析であろうか。

考えてみればこの問題は、将棋報道に限らない。
ネット報道と新聞報道の棲み分けという
一般的な問題と共通なのかも知れない。
by kazuo_okawa | 2014-06-22 13:47 | 将棋 | Trackback | Comments(0)