KUMA京大奇術研究会の世界(その3)~カードシャーク横田惇さんのこと
2014年 04月 30日
一方、大阪ではマジックバーは20数店舗あり、
私はその一覧表をカバンにひそませている。
だが、いつでもいけると思うと、ついつい仕事その他を優先し
なかなかいけないものである。
ミナミのマジックバー「カードシャーク」は
気になる店でありながら、行ったことのない店の一つであった。
それが、先日、京大奇術研究会出身メンバーとともに
大阪ミナミのマジックバー「カードシャーク」に行くことになった。
何と、カードシャーク専属マジシャンは
京大奇術研究会出身のプロマジシャンなのである。
横田惇さんである。
いやあ知らなかった。
早速腕前を見せて頂く。
テクニックは抜群にうまい。
しかも、にこやかな雰囲気や話術がよい。
バーの酔客相手であるから、実際は、こちらが重要なのである。
横田さんは、この道で成功しそうで実に嬉しい。
見ているこちらもマジック好きなグループであるから、マジック談義も楽しい。
一例を挙げれば、ザローシャッフル。(カードをシャッフルしたように見せかけて、実はカードの位置は何ら変わっていないというテクニックである)
これを、子どもが両手でぐちゃぐちゃとカードを混ぜ合わせるようにする演じ手がいる。
それはそれで、混ざったように見えるからいいのかもしれないが、
普通のリフルシャッフルのときと同じようにしないと本当は不自然である。
彼の手法は、自然に見えるという点で素晴らしい。
初期の京大奇術研究会は、松田道弘氏やダイバーノンの影響を色濃く受けている。
理論的でビー・ナチュラル。
横田さんの雰囲気は実に良い。