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by kazuo_okawa
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豊島七段の見事さ

観戦将棋ファンは、本日(4月27日)の将棋の観戦に困ったに違いない。

お馴染みのNHK杯戦のみならず、同時刻に
コンピュータソフトYSSと豊島将之七段がタッグを組み
他の3種のコンピュータソフトの合議制と闘うという
実に興味深い一局が行われていたからである。

YSSはつい先日、豊島七段が電王戦で闘った相手であり
今回はところを変えてタッグを組むのである。
対する相手は、PONANZA、ツツカナ、習甦のコンピュータ三者の合議制。
(多数決で決し、三者ばらばらのときはPONANZAの手とする)

企画自体に感心するが、実際にも
この対局が実に面白かった。

NHK杯戦が、矢倉模様で先手雀差し戦法という、それなりに面白いが
コンピューター戦の面白さにはとうてい勝てない。

コンピュータ側の意見の分かれ方も面白いが
何よりも、勝負自体がはらはらドキドキさせる流れで
そして豊島七段が勝つ。
要するに見ていて面白い。

解説の佐藤天彦七段にも、そのうまさに引き込まれるなど見所は多い。

それにしても豊島七段の強さには感服する。

豊島七段は、感想戦で、コンピュータYSSの判断に教えられたことを述べていたが(実に謙虚である)、豊島七段はコンピュータとうまく共存しているということであろう。

そういえば、先の電王戦の後、その観戦記や感想を幾つも読んだが、その中で、推理作家西村京太郎氏が、電王戦で人間側が大きく負け越したのに(1勝4敗)、あまり悔しそうではない様子に着目し、そのことから、コンピュータは人間にとっての「仇」ではなく「仲間」であるという分析をしているのが印象に残った。

西村説によれば、豊島七段は、うまく仲間としてYSSを使いこなしたということだろうか。
西村氏の分析は大変興味深い。

ついでに言えば、電王戦の観戦記で一番見事だと感心したのは船江五段の観戦記である。

YSSと豊島七段の電王戦の観戦記なのであるが、豊島7段が、YSSの2手目後に上着を脱いだこと、YSSの16手目後に席を外したことなどは、自らも電王戦に参加したプロである船江五段しか書けないであろう。(ニコニコニュース記載)
お勧めの観戦記である。
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by kazuo_okawa | 2014-04-28 00:47 | 将棋 | Trackback | Comments(0)