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by kazuo_okawa
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加藤一二三「負けて強くなる」

加藤一二三九段は、先頃、新刊「負けて強くなる」(宝島新書)を発行した。

そして先日(4月18日)の朝日新聞の「レジェンド」特集には、なんと加藤一二三九段が登場していた。

いまや「ひふみん」の愛称で抜群の人気を誇る加藤九段の人生は
新刊の表題通り「負けて強くなる」だろう。

以前のブログにも書いたが、かつて、加藤九段はヒール(悪役)であった。

当時、加藤の前には大山、升田、そして加藤の後には
中原、米長、内藤である。
人気は中原らが上回っていた。

加藤は、対戦相手棋士の前で仁王立ちのように上半身をもたげたり
対戦相手棋士の後ろに回って「盤上」を見るという態度は、対戦相手に
失礼であり、いささか品位に欠けるとされ、それ故に、ヒールとしての存在感を有していた。

それがどうだろう。
今や、相手の立場に立ってみると言うことは素晴らしいとされ
山崎義樹元最高裁裁判官はこの「相手の立場で見る」という姿勢を絶賛しているという。

しかも、対局の中継中、解説のために盤上を逆転する図柄は
今や「ひふみんアイ」と呼ばれているのである。

A級棋士郷田九段は、加藤先生と対局して、一度、後ろ回りしてもらいたいとも述べていた。

ヒールが今やベビーフェイス。
「負けて強くなる」

加藤の人生を象徴するとともに
加藤の人生ほど、人々に希望を与えるものはないだろう。
まさしく将棋界のレジェンドである。
お薦めの一冊である。
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by kazuo_okawa | 2014-04-20 17:32 | 将棋 | Trackback | Comments(0)