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by kazuo_okawa

派遣法「改正」に改めて反対する

在阪法律家8団体による集会「ストップ!!派遣法の大改正」が
本日、エルおおさかで開かれた。

基調講演は、萬井隆令龍谷大学名誉教授、情勢報告は棗一郎弁護士である。

萬井教授の報告は、安倍首相は、本来守られるべき「労働」の全てについて
緩和する方向で手をつけようとしていること、
派遣法は本来、労働の原則たる直接雇用に反するものであるところ
今回の改正案は幾つも問題点のあることを指摘された。

私が印象に残ったのはキャリアアップ制度についてのコメントである。
この制度は今回の改正推進側の目玉であるが、萬井教授は、興味深い指摘をされた。
つまり各企業に置いて「キャリア○○」という部署があるが、いずれも「追い出し部屋」を意味する、従って、「キャリア」という言葉はむしろ信用出来ないと。
まあ、言葉の連想ゲームなのですが、面白い。

棗一郎弁護士は、この間の情勢報告であるが、在り方研究会、建議、法制審という流れが、そのメンバーからして最初から結論が見えている、と批判するとともに、現に、法制審ではオブザーバーたるにもかかわらず業者が8割発言し、とある民主党議員によれば今回の派遣法改正は、業界の、業界による、業界のため派遣法だという。
棗弁護士は法制審に出ているだけに説得力がある。

何とかこの集まりをつなげて、派遣法の「改正阻止」そして、「抜本的改正」に結びつけたいものである。

ただ思うのは、安倍首相は、戦争の出来る国家を目指しており
労働法改悪も、集団的自衛権も、秘密保護法も、監視国家も、刑事法制の改悪も
全てその為の改悪だと言うことである。
何とか連動した闘いにしたいとつくづく思う。
by kazuo_okawa | 2014-04-14 23:52 | 労働 | Trackback | Comments(0)