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by kazuo_okawa

将棋界の一番長い日

3月7日は、将棋A級順位戦の最終局であった。

将棋界の超一流プロの証であるA級リーグに属するトッププロ10人が
一年をかけて総当たりリーグ戦を行う。
その勝者が、「名人戦」の挑戦権を獲得し、そして成績下位の2人が
下のクラスであるB級一組に降級し、B級一組の成績上位2名と入れ替わる。

そのA級リーグ戦の最終局が、3月7日に行われた。
通常は、この最終局で名人戦挑戦者が決まり、
また、降級者2名も決まるというのが通例であり
一斉に行われる最終局は将棋ファン注目の一日である。

超一流棋士が、意地とプライドを賭けて激突し
朝から始まった対局が深夜にも及ぶことから
「将棋界の一番長い日」と呼ばれている。

ところが今年は、最終局の一つ前で、名人戦挑戦者は羽生と決まり
一方、降級者の1人も谷川17世名人と決まってしまった。
従って、興味はあと一人の降級者が誰かということであった。

7日夜、仕事を終えて事務所からの帰り際、ネット検索したところ
何と早々に降級者屋敷、と知った。
う~ん。
興味を失って、あとのフォローをしなかったところ
本日のニュースに驚愕した。

何と、三浦弘行九段と久保利明九段の二人が深夜午前2時まで
271手の死闘を繰り広げたという。
そして、その勝敗が決まった後
両者は、無言で、しばらくそもまま身動きしなかったという。

将棋の勝敗は普通100手前後である。

三浦・久保戦の手数はその倍以上なのである。
その手数の多さからしても、壮絶な死闘であることは想像出来るが
終局後、両者が、固まっていることが、恐ろしすぎる。
まししく両者とも全身全霊をあげて激突し
力尽くして倒れ込んだのであろう。

そもそも両者には降給の可能性があった。
実際には、屋敷敗北により、三浦、久保の降級はなくなったのであるが
そういった情報を知らないまま、両者は目の前の一戦に全力を尽くしたのである。
これが素晴らしい。

まさしくこれぞA級順位戦であるとしか言いようがない。
だからこそ観戦将棋は面白い。
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by kazuo_okawa | 2014-03-09 00:45 | 将棋 | Trackback | Comments(0)