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by kazuo_okawa

取調べ可視化の後退を許すな

すでにブログで告知させて頂いた通り
10月12日に緊急シンポジウムを開催した。

現職検事がとんでもない証拠捏造を行った「村木事件」以降
本来は「検察改革」が望まれたはずだった。
しかし現実はそうはならず、捜査側は
「焼け太り」といわれる新たな捜査手法を導入しようとしている。
それは、盗聴の拡大や司法取引など
決して見逃せない大きな問題点をはらんでいる。

それに加えて、熱心な刑事弁護士に対する、「懲戒」申立てなど
萎縮効果をねらった攻撃が始まっている。
その「危機感」から緊急シンポジウムを企画した。

緊急であるためどれだけ集まるか予測が立たなかったが
300人ホールのところ、結構集まって頂きました。

基調報告の弁護士山口健一さんには40分にわたって
問題点をわかりやすく説明して頂きました。
その後の、パネル・ディスカッションでは
ジャーナリスト大谷昭宏さん、元裁判官・元法政大学教授木谷明さん
そして弁護士の寺田有美子さんの3氏を迎えて
「可視化実現が後退している問題」「証拠の目的外使用を検察が
厳しく運用する問題」「弁護士に対する懲戒請求、マスコミの萎縮」という問題
をディスカッションして頂きました。

私は、このパネル・ディスカッションのコーディネーター役を
させて頂きましたが、幸い、パネリストの皆さんのご協力を得て
好評の内に終えました。

参加者アンケートを見ても、ほとんど好評でしたが、
告知・宣伝不足の指摘や、今後、この問題を更に広げていくことの
必要性などを指摘する意見もあり、まさにご指摘の点は
その通りとしか言えません。

問題の重要性から鑑みても、このシンポの成果を、何らかの形で残し
そしてそれを、更に継続させていきたいと考えいます。

取調可視化の実現、証拠目的外利用禁止の乱用阻止へ向けて
更に頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
by kazuo_okawa | 2013-10-15 00:43 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)