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by kazuo_okawa

水俣病訴訟~水俣病患者の人権回復をめざした闘い

豊中人権まちづくりセンターの依頼で
本日、タイトルの通りの講演を行った。

水俣病の公式発見(1956年)以来、57年目になるが
水俣病問題は、今なお解決しない。
私自身も弁護士になって以来、現在までずっと関わっている。

その57年の歴史を語るにはとうてい2時間では足らない。
改めて問題の深さを思う。

そしてここまで長くしたのは
国の責任である。

私たちが関わった2004年最高裁判決は
1959年末以降、国は、チッソの排水を規制する義務があったのに
それをしなかった、として国の責任を認めた。

では実際の歴史はどうだったか。

チッソは責任逃れをしたまま、インチキのサイクレーターを作って
あたかも汚染水は流れず水俣病は収束したかのごとく装ったが
(実際はウソであり)、一方、国もチッソの排水を規制せず、
毒物垂れ流しをその後も容認したのである。

その結果、被害は拡大した。

そんな国は、1995年には全国的に裁判が
行われている中、和解・収束を目指す。
我々関西訴訟をのぞく、全国の訴訟は、その収束路線に応じて
一斉に和解して終了した。

このときの和解は、患者への補償金はきわめて低額でありながら
一方で患者への保証金とは別に「団体加算金」という名の巨額マネーが動いている。
言わば「口封じマネー」である。

この巨額マネー路線に乗った方も乗った方であるが、
一番悪いのは国だろう。

講演しながら改めて国の責任を思った次第である。

熱心に聞いて頂いた参加者の皆さんに感謝します。
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by kazuo_okawa | 2013-09-19 23:56 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)