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by kazuo_okawa

桂枝雀と北新地マジックバー「猫8」

「枝雀らくごの舞台裏」(小佐田定雄・ちくま新書)を読んでいると
今は亡き桂枝雀師が、かつて弟子らをつれて、飲みに行き
店を変える場面で、
「次は新地の『猫8』で集合!」と
叫ぶくだりに驚いた。

「猫8」

実に懐かしい。

マスターがクロースアップ・マジックの名手として
マジックファンにとってはよく知られた店であり
私も訪れたことがある。

一方、「猫8」の名のごとく
落語家江戸屋猫八師とも関係があり
(どういう関係だったか忘れたが)
だからこそ、枝雀師もこの店を知ったのであろう。

しかし贔屓にするにはそれだけではあるまい。

ここから先は私の仮説である。

「笑い」の理論家桂枝雀師は、落語のサゲ(落ち)を研究し
その結果、サゲの種類を4つに分類した。
それは「どんでん」「謎解き」「変」「合わせ」の4つである。
 
「どんでん」とは、いわゆる「どんでん返し」の「どんでん」であるが
マジックとはまさしく「どんでん」そのものである。

そこで、枝雀師は、「猫8」で
「どんでん」のヒントを得ていたのではないだろうか。

これは全くの仮説であるがそう思うと楽しい。

マジック・ファンで枝雀ファンとすれば、
そういう想像をするのは、なお楽しい。

今でこそ、マジック・バーは少なくないが
30年前の大阪では、キタに、この「猫8」と「永尾」
そしてミナミに根本毅師の「ミスター・マジシャン」くらいであった。

私は、「ミスター・マジシャン」ひいきで、そこによく通っていた。

思えば、「猫8」に足げしく通っていれば
枝雀師に出会ったかもしれない。

そう思うと、枝雀ファンでもある私としては、
う~ん、
いささか残念でした。
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by kazuo_okawa | 2013-09-06 00:39 | マジック | Trackback | Comments(0)