人気ブログランキング |

私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

夏の王位戦~人はどこまで変わりうるか

将棋ファンなら知っての通り現在、羽生善治三冠対渡辺明三冠の
棋聖戦五番勝負が戦われている。

将棋は7つのタイトルがありそのうち羽生と渡辺の2人が
3つずつ分け合っているのである(残り一つは森内名人)。
その2人の三冠同士の直接対決なのである。

羽生対渡辺の対決がいかに面白いかは
私のホームページの趣味の欄に書いたとおりである。

その棋聖戦が進行しているのと並行して
新たに夏の王位戦が始まった。
チャンピオンは羽生であり、王位戦にはめっぽう強い。

その羽生王位に挑戦するのは、行方尚史八段である。

行方とは何者か。
行方は羽生より3つ年下の39歳であるが、将棋ファンでない限り
ほとんど無名といってよいだろう。

その行方がここ2年ほどもの凄く強いのである。
20年もの間、低迷していた行方が、ここへ来て
何故、突然、強くなったのか。

一般的には「結婚」と言われている。
彼は2年前に結婚し、そのころから強いのである。

ところが彼自身は「将棋世界」(という将棋専門誌)のインタビューで
菅井竜也、佐藤天彦、中村大地ら若手有望株に
大一番でことごとく破れたことが、将棋をシビアに考えるきっかけになった
と述べている。

おそらくいずれも事実であろう。

実は、私が一番興味深いのは「人は変わりうる」ということである。

今年こそ、こうしよう。来年こそ、こうしよう。
そう思いながらもなかなか思うようにならないことは
誰しも経験しているであろう。

ところが、行方は変わったのである。

それまでいかに低迷していても、気持ちを切り替え
真に努力すれば「人は変わる」。

これほど人に夢を与え、希望を抱かせることはないだろう。
行方は、実はそのシンボルなのである。
このまま、行方が、王位を奪取すれば
遅れてきたシンデレラ・ボーイとなるであろう。

しかし、相手は羽生である。
いかにダブルタイトル戦を並行して行っているからといって
対戦相手のサクセス・ストーリーにつきあうつもりは毛頭ないであろう。

どちらが勝つのか、全く予想が付かない。
実に興味深い。

王位戦七番勝負第一局、その決着は明日夜決まる。

【2019年6月21日追記】
羽生王位はその後6連覇し、現在の王位は豊島3冠。そして2019年王位戦に挑むのは何と、この棋戦4回目の挑戦者となる木村一基九段!4回目である。きっと期するところがあるに違いない。
.


トラックバックURL : https://okawakazuo.exblog.jp/tb/20780706
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kazuo_okawa | 2013-07-10 23:20 | 将棋 | Trackback | Comments(0)