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by kazuo_okawa

消滅時効期間経過後の支払い

定期購読している「消費者法ニュース」(95号)が
本日、事務所に届いた。

消費者問題を広く取り扱った専門誌であり
大変重宝する。

ぱらぱらっとページをめくると
「消滅時効期間経過後の貸金請求問題」が
取り上げられていた。

私自身も最近その種の相談が多いと感じ、このブログで
「『蒸し返し』の功罪」としてすでに述べたとおりであるが
さすが専門誌である。
どうやら全国的に増えているようである。

一般には、いったん消滅時効期間経過後に
債務者が何らかの支払いをすれば、
それは債務の承認とみなされて
あとから消滅時効を主張しても
それは信義則上許されない、とされている。
(最高裁1966年4月20日判決)

要するに古い借金を、本来なら、時効だといってしまえば
払わなくていいものを、少しでも、いったん払うと
あとから時効だ、とはいえないと言うことである。

救済の理屈はないわけではないが
実際は難しい。
わずかだからいいか、と思ってほんのわずかでも支払うと、
時効の主張ができないという
大きな結果となるのである。

古い話にはうっかり乗らないのが一番である。
重ねてお知らせする次第である。
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by kazuo_okawa | 2013-05-16 23:49 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)