私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
19日は色々な企画のあった日である。
何といっても大阪弁護士会で「人権×まつり」が企画され、色々な講演・催し・法律相談など行われた。
しかしこの日各種企画が複合的に重なっている。

そこで私は、地元豊中の集会「豊中いいね!草の根市民応援団」に参加する。
内容は笑福亭竹林師のお話「落語で語る平和と教育・人権」と
そして長内繁樹市長とのトークがメインである。
立憲民主党亀石倫子氏の登場も予定されていた。

しかし私の興味は落語である。
この落語家竹林師の紹介は「芸人9条の会」で活躍とあった。
私は竹林師の落語は聞いたことがなく、それゆえ楽しみにしていた。
まあ、単に落語好きということもあるが…。

しかし竹林師の落語そのものは、普通に、まくら、小話、そして「時うどん」
「落語で語る平和と教育・人権」部分は言わば、落語の終わったあと、高座からおりて、普通にトークであった。

落語も面白かったし、またトークも聞かせた。
しかし「落語で語る平和と教育・人権」という謳い文句のとおり、落語自体に「平和と教育・人権」をテーマとしていると思っていただけに、その点が、やや残念であった。

つまり、難しいテーマを落語にする(笑いを取る)ところに妙味があり、そういう落語はこれまでも聞いていた。
それを楽しみにしていたのだが…。

逆に言えば、難しいテーマで笑いをとる。
この難しさを改めて感じいる次第である。


# by kazuo_okawa | 2019-01-19 23:59 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

映像提供の違法!

2019年1月17日付け共同通信の配信記事に大変興味深いニュースが流れていた。

歌手のASKA氏が覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで2016年11月28日に逮捕されたが(後に不起訴処分)、その逮捕直前の車内の映像を、タクシー会社がテレビ局4社に提供したのはプライバシーの侵害だとして東京地裁は16日、220万円の支払いを命ずる判決を下したという。

タクシー会社は映像の提供には公益性があると主張したが、吉村真幸裁判長は、逮捕容疑と関係のない車内の言動を伝えることは公正・公平な報道に資するとは言えず、公益性はなかったと判断したという。

ニュースを読む限り、プライバシーに配慮した良い判決である。

タクシー内は無論のこと、昨今、あちらこちらに監視カメラが包囲網のように設置されている。
監視カメラを避けて日常生活を送ることなど今やとうてい不可能であろう。

日本ではこの監視カメラの設置、録画に関する法的規制はない。
そこで原理的に考えれば、そもそも勝手な撮影・録画は、被撮影者の肖像権・プライバシー権を侵害することになる。
それでも監視カメラが許されているのは、誰しも自らの領域(例えば、タクシー車内、コンビニ内など)を守る権利を有している(それは営業権などで裏付けられる)からである。
しかし、それを逸脱して、第三者に提供することは本来許されない。

おそらく知らないところで映された映像が、被撮影者の了解もなく、捜査機関やマスコミに広く提供されているのではないかと疑ってしまうのだが、この判決は、そういった無制限な第三者提供に歯止めをかけたと思われる。

そう考えると大変素晴らしい。
.

# by kazuo_okawa | 2019-01-18 09:56 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

「ひげ禁止」は違法

私が高校時代のころである。
学校の定めた制服規定に対して廃止運動をしたことがある。

ときあたかも長髪もブームでもあった。
それゆえ、服装・髪型は「表現」の一つであり、表現の自由として、服装・髪型は自由たるべきだと主張してきた。

その後大学へ行き、自己決定権やアメリカの判例など学ぶ中で、今日、髪形などは本来自由であると確信したものである。
これを規制しうるのは、例えば接客業などで、誰が見ても不快感を与えるような場合でないとおそらく規制の合理的理由はないだろう。

1月16日に、「地下鉄運転士「ひげ禁止」は違法 大阪市に賠償命じる」とのニュースが流れた。

内容は、大阪市営地下鉄の運転士だった男性2人が内規に基づきひげをそるよう強制され、拒否したため不当な人事考課を受けたとして、市に慰謝料など計440万円やひげをそって勤務する義務がないことの確認を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(内藤裕之裁判長)は16日、計44万円の支払いを命じたというものである。
 
このニュースに接したとき、労働者勝訴は当然であると共に、今だにこんな事件が起こっているのかと感じたものである。

と同時に、当たり前の判決であっても、とかく、労働の場における「表現の自由」や「自己決定権」は制限されがちであることから、この勝訴判決は他にも使えないか、ということもとっさに思ったことである。

ところがである。

内藤裁判長は判決理由で、まず身だしなみ基準について、ひげは「社会に広く肯定的に受け入れられているとはいえない」とし、基準自体は違法とまではいえないとした。
しかし、ひげを生やすかどうかは「服装や髪形と同じように個人の自由」である上、服と違って付けたり外したりができるわけではないので私生活にも影響を及ぼす、と指摘してひげを職務命令として禁止したり、人事上の不利益処分の理由としたりすることができない、としたのである。

とりわけ「服と違って付けたり外したりができるわけではないので」の部分が妙に印象に残る。

例えば、使用者による労働者へのワッペン・腕章着用禁止は今日許されるとされているが、取り外しの利くワッペン・腕章などとは違うんですよ、そういっているかのように思えてしまうのである。

いや、実際、裁判所はそういうことを考えていただろう。

この判決を他に波及させることはしない!
その点が大変残念である。
.

# by kazuo_okawa | 2019-01-17 18:00 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
英米の翻訳ミステリを読んでいると「たとえ10人の犯罪者を逃そうとも、決して一人の無辜も罰する事なかれ」という言い回しがよく出ている。
これは「疑わしきは罰せず」という近代刑事司法の原則を端的に言い表したものである。

しかし日本の刑事司法は逆なのではないか、と思うことがある。
つまり「決して一人の犯罪者も逃すことなかれ」

まるで、保釈して「一人でも逃したら」まずい!と考えているようである。

不謹慎を承知で言えば、裁判官とて人間であり、間違いを起こすこともあるとすれば、一定の確率で逃亡する者もいるだろう。
しかし、それこそ「人権第一」の証左である。

ところが我が国の裁判官は保釈して逃亡されることを恐れる。
これは一体どちらを向いているのだろうか…。
世界に希なる「人質司法」と呼ばれるゆえんである。

今朝の新聞の一面は、特別背任などの罪で追起訴された日産自動車のカルロス・ゴーン氏について、東京地方裁判所は15日、保釈を認めない決定をしたというものである。

これでゴーン氏は昨年11月の逮捕以降、およそ2か月間にわたって身体拘束されている。

せっかく日本の刑事司法も近代的であることを示すチャンスだったのに。
これでは国際的非難は更に強まるだろう。

それが日本の刑事司法を変える契機に是非なってほしいのだが…。
.

# by kazuo_okawa | 2019-01-16 20:52 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
2018年 03月 21日のブログで安倍政権・厚生労働省が進める副業・兼業促進を批判した。
副業・兼業はそれまで一般的には消極的であったが、安倍政権・厚生労働省はその方針を180度変えて促進するというものであり、そもそも本業のほかに、副業・兼業せよというのであるから労働者の労働時短の流れに逆行することは明らかである。

しかも、兼業の場合に(それぞれが法定時間内でも合算すれば法定時間を超えるとき)残業割り増し手当はどちらの使用者が払うのかとか、通勤途上など労災の責任はどちらがとるのかなど法的な整備は不十分である。

要するにこれは安倍首相の「一億総活躍社会」という名の「一億聡国民働かせ政策」に迎合したとんでもない方針転換なのだが、そんな矢先、2019年01月10日付共同通信の記事が大変興味深いものであった。

それは、ガソリンスタンド運営会社など2社の契約社員として働いていた大阪府の男性が長時間労働でうつ病となり労災認定を受けたものの、その支給が1社の賃金に基づいた休業給付しかなかった。そこで、2社の賃金を合算しないのは違法だとして、国を相手取り支給決定処分の取り消しを求め大阪地裁に提訴していた、という記事である。

原告の訴えは普通の市民感覚としてよくわかる。

<これからは副業して二重に働け。しかし、労災になっても休業補償は1社分しか出さない…>
これで納得する国民がどれだけいるのだろうか。
安倍首相にきちんと説明してほしいものである。
.


# by kazuo_okawa | 2019-01-15 15:38 | 労働 | Trackback | Comments(0)
新年号から週刊誌「サンデー毎日」に、高村薫のサンデー時評が連載されることになった。

高村薫氏は、数々のベストセラーを生み出したミステリ作家であったが、その広範囲な活動は、いまや「ミステリ」という括りではカバーしきれない人気作家である。
私も好きな作家の一人でもある。

その高村氏が「サンデー時評」の連載を担当することになった。
これまでも高村氏の発言にはかねてから共感を覚えていたが、その連載である故、大変楽しみである。

その記念すべき新年号第1回のタイトルが「政治の嘘 見逃すまい」である。
高村氏は冒頭、沖縄県名護市の辺野古沖に建設される在日米軍施設の埋め立て工事に土砂の投入を強行し辺野古の基地建設を既成事実化させた、その翌日、安倍首相はプライベートで趣味のゴルフを楽しんだことから入る。

高村氏が「いまという時代のありように全身が嫌悪を訴える」とのべ、モリ・カケ、原発、働き方改革法と続けている。

詳細は是非サンデー毎日を購入してお読みいただきたい。

高村氏は連載開始にあたって、政治の嘘とでたらめを見逃さない意志さえ持てばきっと次の言葉が見つかる、と結ぶのである。

敵は嘘をつく、戦争は嘘から始まる。
これは先般話題を読んだ宝島社の2面宣伝広告である。

政治家が公然と嘘をつき、「その嘘を見抜け」と言わなければならないところに、我が国の(独裁国ではないはずなのに)あまりにも悲しい現実がある。

高村氏の連載を強くお勧めするとともに、政治の嘘に騙されまい、と改めて思うのである。
.

# by kazuo_okawa | 2019-01-14 18:43 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

日本政治の崩壊!

私が協力している集会のご案内です。

第2次安倍政権が発足して今年で8年目。日本の統治システムは、行政はもちろん、立法も司法も陳腐化し、日本の崩壊は止めどもなく進行しています。今年7月の参院選後も、安倍政権の存続を許すことになれば、日本にはもはや絶望しか残らないと言っても過言ではありません。

昨秋の沖縄知事選の惨敗に見られるように、安倍政権の支持基盤は弱体化し、唯一の生命線である株高も、日米FTAにおけるトランプによる為替条項導入と自動車関税撤廃によって、一気に吹き飛ぶ状況にあります。そうであるが故に、安倍政権は、7月の参院選で、衆参同日選挙による野党勢力の分断、消費増税再延期・北方領土一部返還・北朝鮮拉致被害者帰国等のフェイク情報も含めたマスコミ操作等、あらゆる手段を駆使して、国民の支持を掠め取ろうとしてくることは必至です。

そこで、白井聡氏に存分に語って頂く企画です。

ご存じの通り、白井聡氏は、日本崩壊の絶望的状況に対して、日本政治の構造転換を問題提起されてこられました。現在の政治の閉塞状況を切り裂くために如何にすべきか、縦横無尽に語って頂く予定です。

多くの皆様のご参加を呼びかけます。

集会タイトル
<なんとかならんか この日本!?~日本政治の崩壊に如何に立ち向かうのか>
講師 白井聡さん(政治学者 京都精華大学専任講師)
 日時 2019年3月1日(金)18時30分~20時30分(開場18時)
 場所 エルおおさか708号室(京阪天満橋駅徒歩5分)
 資料代 800円
 連絡先 オール関西平和と共生 FAX06-6607-6409 
.

# by kazuo_okawa | 2019-01-13 19:21 | Trackback | Comments(0)