私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

民弁の大統領

韓国で新しく大統領に選ばれた文在寅氏は、「民主社会のための弁護士会」(民弁)に所属する弁護士だ。
民弁とは、「基本的人権擁護と民主主義実現のための弁護士として寄与する」ということを目的とした韓国の弁護士グループであり、刑事、人権、労働他具体的な事件においても、身を挺して活動されてきた。

民弁は、私の属する労働者弁護団と親しく交流している。
2008年、私が大阪弁護士会の、刑事、人権、労働担当の副会長に就任し、韓国を訪問してソウル弁護士会と交流したことがある。
そのときソウル弁護士側で対応した役員はやはり民弁の弁護士であった。
その弁護士と意気投合し、韓国で共に飲み明かしたことが懐かしい。

民弁として、弁護士会に役員枠を勝ち取った(毎回ひとりは送り込める)という話や、「取調の可視化」その他日本よりも進んだ韓国の制度(無論、そのための民弁の役割も大きい)に大いに感心したものである。

2008年時、韓国では既に「取調の可視化」は実現していた。
当時日本では実現しておらず、昨年ようやく実現したものの対象犯罪はわずか2%にすぎない。

この難局に就任した民弁の大統領文在寅氏がどのような手腕を発揮するのか大いに興味深い。


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# by kazuo_okawa | 2017-05-10 22:29 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

将棋連盟の起死回生策

事務所でAERAを定期購読しているが、その最新号に表題の記事が出ている。

昨年の将棋界の暗雲を吹き飛ばすのが、超新星藤井新四段の活躍だという記事である。

将棋の記事が将棋専門誌以外に掲載されるのは将棋ファンとして嬉しい。

内容は、昨年開局したばかりのインターネットテレビの、その目玉企画として行われた、プロになりたての14歳、藤井聡太四段が、将棋界の実力者7人と闘うという「炎の七番勝負」の記事である。
結果は御承知の通り藤井の六勝一敗。
天才ぶりをいかんなく発揮した。
なかでも最終局で羽生善治三冠に勝利したのが衝撃波である。

とまあ将棋ファンにとって興味深い内容なのだが、その記事中、「暗雲」としていまだに「将棋ソフト不正使用疑惑」という言葉が使われている。
熱心な将棋ファンでなければ「冤罪」を知らない者も多い。
こういう言葉を使うこと自体が、冤罪被害者をさらに苦しめる。

すでに冤罪と判明したのである。

そうであれば冤罪被害者の立場を表す、「竜王戦挑戦者交代事件」と表すべきだろう。



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# by kazuo_okawa | 2017-05-09 20:53 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
ゴールデンウィークが明けて、国会が再開されたが、安倍首相の発言がどの場面でもひどい。

連休中の「憲法改正」発言自体が許されないが、それを問われてまともに答えず「読売新聞を読んで」というのは国会軽視以外の何ものでもない。
お気に入りメディアを選んだこと自体もひどいのに、それを何ら恥じいることなく、開き直っているのである。

残念ながら、我が国の首相は平気で嘘をつくと言うことだ。

森友学園についても聞かれている。

安倍首相は「もうすでに何十時間も議論し、家内のことについても誠実に答弁してる」と平気で述べている。
こういう人なのである。
相変わらず、国会審議時間さえクリアすればよいという考えである。
戦争法国会その他、何度同じことを聞かされてきたことか。
時間でなく中身だ(まともな「議論」などなされていない)、という当たり前のことを今さら言うのも馬鹿馬鹿しいが、こういう当たり前のことをマスコミがきちんと批判してこなかったから今なお堂々と嘘を言っている。

さらには「家内のことについても誠実に答弁してる」とのくだりである。
一体全体どこに「誠実な」答弁があったか。
この答弁が「誠実だ」というのを是非示してほしい。

いすれも疑惑の答弁ばかりでないか。
いやむしろ、安倍夫妻の関与が明らかになったと言えよう。

アッキード事件、アベ友学園疑獄で、安倍政権を退陣に出来ないのであれば、この国には、「公正な行政」を当然の前提とする民主主義・自由主義はなく、「アベ友」が不公正に得をするとあっては独裁主義以外の何物でもないだろう。



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# by kazuo_okawa | 2017-05-08 22:40 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
将棋ファンとして、本日の豊島将之八段対藤井聡太四段の対局は、非公式戦ながら実に興味深い一局だった。
豊島八段は、将棋ファンなら誰もが知る「序盤、中盤、終盤隙がない」若手実力者である。
そして一方デビュー以来公式戦を勝ち続ける終盤の破壊力を持つ藤井四段との対局である。
どんな対局になるのか、期待の一局である。

この対局は、日本将棋連盟アプリでも携帯中継されており、私自身リアル中継を楽しんだ。

内容は角換わりの面白い一局であり、豊島八段が完勝した。

これで、藤井四段は、炎の7番勝負で唯一永瀬拓矢六段に負け(6勝1敗)、三月のライオンとのコラボ企画獅子王戦では羽生善治三冠に負けており、これで非公式戦は3敗目となった。

驚くべきは、これがネット上でニュースとして流れていたことである。

どんな内容であれニュースになるのは将棋ファンとしては大変嬉しい。
しかしそれが、新人でありながら、敗れてもニュースになるのであるから、凄いとしか言いようがない。

【5月8日追記】
その後、テレビのニュースも出ており、また8日付け新聞にも出ていた。
一番驚いたのは「まさか、敗れる」という見出しを付けたところであるが、これは将棋を知らない(豊島八段の実力を知らない)ゆえの落手であろう。
豊島八段なら十分にありうる結果であり、だからこそこの将棋祭りは非公式戦ながら楽しみだったのである。

【5月12日追記】
本日、藤井四段は17連勝を記録した。
一般ニュースになるのは嬉しい。
しかし彼の実力はおそらくトップ20以内にいることは違いないだろう。
そうであれば、しばらく彼が当たるのは予選クラスであるから、おそらく連勝はさらに続くに違いない。


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# by kazuo_okawa | 2017-05-07 21:14 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
5月6日夜、テレビ朝日系の「池上彰のニュース総まとめ」を見る。

トルコのニュースを解説していた。
トルコのエルドアン大統領は、過去の経済政策による「人気」をもとに権力を握るやメディアに圧力をかけてきた。
そして、大統領への権限集中という内容の憲法改正を国民投票によって行った。

「憲法改正」は国民が僅差で賛成した。
そして一旦憲法改正なるや、エルドアン大統領は、早くも、テレビなどに一部規制をかける。
飲酒制限が実施され、政教一致にすすもうとしている。
このありように、独裁国家化が危ぶまれているのである。

池上氏の解説はさすがに分かりやすいが、トルコから何を学ぶかを説明してほしかった。

憲法改正については、我が国も同じような憲法改正を目論んでいる者がいる。
ならば、そこに踏み込んだ解説が必要だろう。

エルアドン大統領はマスコミを自己の手にした。
また憲法改正において、反対論者をテロリストと決めつける等、大衆煽動して権限集中させてきた人物である。
そして「飲酒制限、政教一致」など「古い体制」にシンパシーを持っている。
何やら誰かと同じでないのか。

かつて、 池上氏が安保法案の解説をしたとき、 一見中立、何一つ嘘は言っていないが、重要なことは言わず、結局全体的に安保法案賛成と導く手法を、私は批判したことがある。

そのときと同じようなもどかしさを私は感じたのだが、「物言えばおろされる」テレビ界で、ひょっとすれば、著名な池上氏ですらこれ以上に自由に物言えない状況になっているのかもしれない。



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# by kazuo_okawa | 2017-05-07 14:13 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
5月3日から、京都新聞で綾辻行人、我孫子武丸、法月綸太郎の京大出身3作家が「新本格ミステリー30年」と題して鼎談し、3日連続で3回に分けて掲載された。

私は大阪在住なので、京都新聞は購入できない。
しかし有り難いことに知人のお陰で、その3紙を送ってもらい、さっそく読ませていたいた。
持つべきものは友である。

実に面白い。
無論、3作家ともよく知っているということもある。
内容もよい。
30年の歴史と意義をコンパクトに語られ、一気に読んでしまう。
名前こそ出ていないものの、創設メンバーである私のことも出ている。
こういうのって、嬉しいですね…。

そして、3作家が「本格とは何か」ということで、自身の定義を述べているのが、いやあ微妙に違うのが実に面白い。
私たちは、学生時代にこういう議論をよくしてきたんですね。
(他の場面でもとかく色んなことで議論していたが)
私には当時を垣間見る思いがするのである。

実はこの3人は、仲がいい。
見ていて気持ちが良い。
私の思うには、考え方が大きく違わず、しかし、微妙に違う距離感がいいのだろう。

この3作家は京大ミステリ研を有名ならしめた立役者であり、私にとっては自慢の後輩である。

この鼎談、お読みいただくチャンスは少ないと思われるが、新本格ファンには是非お勧めしたい。



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# by kazuo_okawa | 2017-05-06 16:59 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
日刊ゲンダイ5月4日号の三浦弘行九段への特別インタビューが泣ける。
三浦九段は、昨年の、竜王戦挑戦者交代事件の被害者だ。
スマフォ利用という言われなき嫌疑をかけられ、挑戦者資格を剥奪された。
今や、彼は完全無罪であることがわかっている。

その彼が、スマフォ利用を疑われていた時期は、人に対して疑心暗鬼になっていたという。
三浦九段は、そのときを振り返り、「私には人を見る目がなかった。世の中にはこんなにいい人がいる」と述べているのである。
そして「いい人」として、実名を挙げているのが、ご存じ羽生世代のスペシャリスト丸山忠久九段である。

丸山九段は事件当時から、三浦九段に不正はないと広言し、連盟の方針(挑戦者交代)にも批判していた。

しかし事件当時は、もっともらしい説明に、三浦のスマフォ利用を「疑った」者も少なくなかった。
いやむしろ、スマフォ利用を疑った者が多かったろう。
人は、誤った情報に左右されやすい。
ましてや「竜王」というビッグネームがその旨の指摘すれば、多くはその肩書きに迷わされ、誤ってしまうだろう。

しかし、丸山はそうではなかった。

丸山はまるで求道者のごとく「角換わり」という一つの戦法を追及してきた棋士である。

おそらく、丸山にとっては普段同様に、人の意見に左右されずに、自分の確信を表明したに過ぎないのだろう。

ここにスペシャリストの神髄をかいま見る。

改めて丸山九段に敬意を表する。


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# by kazuo_okawa | 2017-05-05 09:59 | 将棋 | Trackback | Comments(0)