私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
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新時代の刑事弁護!

成文堂から690頁にも及ぶ大著が発刊された。
浦功編著本『新時代の刑事弁護』である。
そして、9月1日、論文集の出版を記念して、お祝いの会が開かれた。
この論文集は、浦弁護士が古稀を迎えられたことを記念して大阪の刑事弁護委員会に属する弁護士有志により企画・執筆が始まり、その後、浦弁護士の論攷も加え、その指揮を受けて、編著本として完成するに至ったものである。
内容は1970年代から現在に至るまでの刑事弁護をめぐる状況について振り返るとともに、昨年の刑事訴訟法改正をも踏まえ、未来を見据えた新しい時代の刑事弁護のあり方について、提言するものとなっている。
私も「数学的刑事弁護~検察官の誤謬に打克つ」という論考を寄せた。
拙稿は、刑事裁判における検察官の統計的立証には誤謬もあるので注意すべしというものであるが、刑事弁護に関心ある方のみならず、論理(ロジック)と経験的直感による推論(ヒューリスティック)の乖離現象に興味ある方にはその点からも喜んでいただけるのかなと思っている。
とはいえ独りよがりかもしれない。
是非お読みいただければ幸いです。

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# by kazuo_okawa | 2017-09-02 22:27 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)

森友学園、続報!

本日(9月1日)の朝日新聞朝刊によれば「森友学園のごみ撤去費『3.8億円高い』弁護士ら試算」との見出しのもとに、学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却をめぐり、財務省職員らを背任容疑で告発した弁護士らが、値引きされた約8億2千万円のごみ撤去費用を、国の積算基準に基づいて改めて試算した結果、3億円以上安い約4億3500万円との結果が出た、という記事を掲載している。
我々の後から刑事告発した阪口弁護士らグループの成果である。
更には、菅野完氏提供による、
「財務省側が森友学園に便宜の揺るぎない証拠。大阪地検特捜部は近畿財務局を強制捜索すべき」と題する記事が昨日(8月31日)、オンライン上に掲載されてている。
 <取材・文/菅野完(Twitter ID:@noiehoie) 協力/赤澤竜也> HARBOR BUSINESS Onlineであり検索して是非見てほしい。。
こちらの素晴らしいのは、財務局と籠池氏側の音声データも公開されてていることである。
これで真実はもはや明らかだろう。
我々も刑事告発しているが、大阪地検特捜部が近畿財務局を強制捜査しなければとうてい国民は納得しえまい。


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# by kazuo_okawa | 2017-09-01 12:52 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

宿野かほる『ルビンの壺が割れた』を読んだ。
見事に騙されました。
新潮の宣伝戦略に…。

帰路、梅田紀伊国屋書店に寄ると大量に本書が積まれている。

「この小説、凄すぎてコピーが書けません。」というコピーである。
そして「ネタバレ厳禁!」とある。

こうなればどんなに凄いミステリかと思いますね。
ネット上でも話題騒然だったらしい。
何せ題名は『ルビンの壺が割れた』。
有名な錯視画像「ルビンの壺」が割れるというのですから、叙述トリックが二転三転するのかな、と普通に思いますよね。
(それゆえ「書き手」その他いろいろと疑いながら読んでいく…)

そして読了!
なんというんでしょうか。
本書は、広義のミステリではありますが、本格ミステリではありません。
しかしね、ネタバレ厳禁!とあれば本格派かと思うではないですか。

要するに本書は、私の好きな作家のひとりである有栖川有栖氏の言葉を借りると「秘密明かし作」にすぎないのです。
つまり、本来本格ミステリは「謎を解く」ものであるはずのところ、最近あまりにも「秘密が明かされていくだけ」の作品が多いことへの嘆きである。
改めて言うまでもないが、本格ミステリは「発端の興味深い謎」が合理的に解き明かされて、そして意外な真相に至るというのがその醍醐味である。
にもかかわらずただ単に、秘密が明かされていくだけのミステリが多すぎる!
これが、有栖川氏の嘆きであり、古くからの本格ファンとして全く同感である。

そして本書は、本格ミステリではなくその「秘密明かし作」なのである。
こういう作品は本質的に驚くことはないんですね。
しかも身構えて読んでいるためか、本書の落ちも、ある程度予想される。

いやあ、見事にコピーに騙されました。

コピーの中の「一時間で読める」というのだけは本当です。
すらすらとすぐに読めます。
本格ファンではなくて、「秘密明かし作」ファンにはお勧めでしょう。
それにしても、こういう読みやすい「秘密明かし作」が売れるんですね…。


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# by kazuo_okawa | 2017-08-31 22:26 | ミステリ | Trackback | Comments(0)

憲法違反の「戦争法」を成立させ、アメリカべったりに戦争する体制を作ること自体が、日本にとって危険である、と言われてきた。
戦争法の用語を逆手にとって安倍首相自身が「存立危機事態」と言われたものである。

北朝鮮のミサイル発射に対して、安倍首相が「平和外交」を駆使するのではなくひたすら危機をあおっている。
これまでも北朝鮮が予告なく日本の上空にミサイルを発射したことは何度も何度もあった。

しかし「今回はこれまでと違うぞ」と言わんばかりに安倍首相は危機を煽っている。
一体全体これまでとどこがどう違うというのか!

もしもこれまでと違うのならそれは、戦争法を成立させたことであろう。
これは「アメリカべったりで戦争する」ということを世界に宣言したに等しいからである。

米朝のチキンレースに対して、冷静に「平和外交」を駆使するのではなく、思考停止ともいうべき「制裁」のみを声高に叫んでいる。

今こそ憲法違反の戦争法を廃止し、「平和主義」に徹するという日本のありようを取り戻すべきだろう。

Jアラートを批判したホリエモンのツイッターが炎上したという。
いったいこの国の「表現の自由」はどうなっているのか!
余りにも悲しいニュースである。
【追記】
これまでと違うもう一つの事実は、モリ・カケ疑惑から目をそらしたいという、安倍首相にとって「不都合な真実」であろう。


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# by kazuo_okawa | 2017-08-31 00:13 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

菅井新王位誕生!

菅井竜也七段が羽生三冠を4勝1敗で下し、見事に新王位となった。
若くから有望視され、菅井流と呼ばれる斬新な趣向がその天才性を表していた。

その菅井新王位誕生の意義は将棋史の上でも極めて大きい。

一つ目は何といっても、絶対王者羽生を昨年の佐藤天彦に続き、20代棋士が破ったということである。
「羽生時代の終わり」が始まっていることを、改めて明らかにしたことだ。

二つ目は、コンピューターソフトAIの台頭により、AIの影響で振り飛車は不利、と言われる中、むしろ斬新な菅井流を発揮し、振り飛車を駆使して勝利したということだ。
これが素晴らしい。
ある意味でこれが一番の意義と言えるかもしれない。
だからこそ、まだまだ将棋は分からない、ともいえる。

そして最後は、関西の復活!
関西の視点から見れば、久保王将に続き2つ目のタイトル奪取である。
おおむね関西の棋士を応援している私としてはこれが嬉しい。

いやあ、本当に嬉しいですね。

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# by kazuo_okawa | 2017-08-30 18:40 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
大阪弁護士会主催で、標記の集会が開催されます。
昨今の監視カメラの普及は、安心安全に資するというよりも、どのように使われているか分からないことから超監視社会の象徴としてむしろ不気味なものです。
その問題点を考えてみるべく本企画を立てました。

私大川一夫もパネリストの一人として参加します。

下記に、弁護士会の案内を貼り付けますので皆さんどうぞ奮ってご参加下さい。


【監視カメラで逮捕される!?
 電子情報社会の捜査活動とプライバシー】

監視カメラにより収集される情報には、犯罪との関係の有無にかかわらず不特定多数の個人の生活情報や動静の情報が含まれます。監視カメラに映り込んだ個人の映像を、本人のあずかり知らない経路で捜査機関が利用可能な状態におくことは、果たして当該個人のプライバシー権を侵害しないのでしょうか。令状に依らないGPSによる捜査については、平成29年3月15日の最高裁判決が、個人のプライバシーを侵害しうるものであり、公権力による私的領域への侵入を伴うものと指摘し、それを違法としています。
捜査機関にとって、監視カメラやGPSによる情報収集が犯罪捜査のために有用である側面は否定できません。しかし、捜査機関は、収集・集積したプライバシー情報を分析し、個人の私的領域の動静を、場合によってはその内心を、容易に把握することもできるのです。
また、いわゆる「共謀罪」法の成立により、捜査の対象となる「犯罪となり得る」個人の日常生活の範囲は拡大されました。捜査機関は、監視カメラやGPSなどにより収集した情報を端緒として、広く一般人を対象に共謀罪を理由とする捜査をすることもできるのです。
監視カメラやGPSにより収集された情報が、捜査機関に活用されうるという現実を踏まえて、その捜査手法に内在する危険性を分析的に議論し、電子情報社会の捜査活動とプライバシーの問題について考察を深めるべく、本シンポジウムを開催することとなりました。
多数の方のご参加をお待ちしております。

日 時 2017年(平成29年)9月9日(土)
午後1時30分~午後4時30分
場 所 大阪弁護士会館2階ホール

内容
「捜査機関による動静監視情報収集の現実」
-大阪府警の行政連携の監視カメラ映像提供協定書-」
基調報告 鶴山 昂介 弁護士(大阪弁護士会)

「公権力によるプライバシー情報の収集・集積と共謀罪社会」
基調講演 高作 正博 氏 (関西大学法学部教授)

「プライバシー情報の収集・集積と市民社会-より安心・安全な社会
になるのか?監視社会になるのか?-」
パネルディスカッション
高作 正博 氏 (関西大学法学部教授)
名取 俊也 弁護士(第一東京弁護士会)
大川 一夫 弁護士(大阪弁護士会)
コーディネーター 南 和行 弁護士(大阪弁護士会)

本件に関するお問い合わせ先
大阪弁護士会委員会部人権課 情報問題対策委員会事務局
TEL:06-6364-1227

【9月12日追記】
土曜日にもかかわらず、またこの日は色々な集会と重なったらしいですが、約60名お集まりいただき有難うございます。
ご参加いただいた方は熱心にお聞きいただきました。改めてお礼を申し上げます。


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# by kazuo_okawa | 2017-08-29 12:39 | Trackback | Comments(0)

趣味はミステリ、将棋などである。
(ゴルフ、テニスなどは一切しないし、北新地に飲みに行くのも趣味でない)
1979年から日本シャーロックホームズクラブに入会し趣味の世界を楽しんでいる。
この趣味が高じて、この7月に「ホームズ!まだ謎はあるのか?」(一葉社)を発行したことはこのブログでも述べた。
アマゾンが一時期、値をつり上げたことも…。

実は日本シャーロックホームズクラブに所属しながら、専ら関西支部に参加しており、本部行事に参加したことはほとんどなかった。

本部行事には、例会、大会のほか、軽井沢セミナーというのがある。
この軽井沢セミナーは、今年で30回目という伝統あるセミナーで、会員が研究や活動の成果を発表するという場である。

軽井沢セミナーもこれまで参加したことがなかったのだが、前述拙著を発刊したことから今回は発表のお誘いいただき初参加ということになった。
かくて8月26日朝早く自宅を出て軽井沢へ…。
発表のテーマは、題して「拙著を語る」
もともと、拙著はホームズ論6稿を納めた著だが、そのエッセンスや裏話を語りました。
皆さん、熱心に聞いて頂いた上、大変喜んで頂き講師としても嬉しいものでした。

質問も熱心です。
いわゆるミステリ論のみならず、民法416条の解釈や「研究発表における面白さをどう意識しているか」という興味深い質問もありました。
そして拙著にサイン!
いやあ、有り難いですね。
楽しんだ一日でした。



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# by kazuo_okawa | 2017-08-29 00:16 | ミステリ | Trackback | Comments(0)