私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
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対渡辺明との棋聖戦が確か明日ではなかったと思い
「玲瓏」(れいろう)にアクセスする。

「玲瓏」は、羽生三冠の熱心なファンが私的に開いた
羽生に冠するあらゆる情報のつまった大変便利なサイトである。
このサイトの開設者には心から敬意を表する。

ついでに羽生の日程を見て驚いた。

17日棋聖戦。相手は渡辺三冠である。
19日竜王戦挑戦者決定決勝トーナメント。相手は森内名人である。
21日達人戦。相手はひふみんこと加藤一二三。元天才である。
23~24日。王位戦。先のブログに書いた遅れてきた強豪行方である。
25日銀河戦。
26日A級順位戦。相手は佐藤康光。「1億3手読む」と言われる強豪である。

わずか10日間である。
しかし実に超過密スケジュールである。
闘う相手も半端でない。
強豪揃いなのである。

過密なのは、どの棋戦も羽生が勝ちぬいているからである。
(トーナメントで負ければ次はない)
現に、羽生は、昨年も、一昨年も対局数ナンバーワンである。

22日は休みかと思ってはいけない。
おそらく王位戦の前夜祭で羽生はファンサービスもするだろう。

繰り返すが信じられないくらいの超過密なスケジュールなのである。

人は往々にして、多忙を理由にすることがあるが
羽生が負けたとき、彼自身が「多忙」を理由にしたことなど
私は一度も聞いたない。

超一流とは何か。
多忙を困難とせず成果を残し
多忙を言い訳にしない。

羽生の姿勢に改めて学ばされるとともに
この超過密の羽生の10日間は実に興味深い。

一体羽生はどう闘うのか。
果たして勝ちぬけるのか。
興味は尽きない。
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# by kazuo_okawa | 2013-07-16 22:47 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
紀伊国屋書店梅田本店へ行くと、憲法冊子フェアをしていた。

書店入り口で憲法に関する書物を何十冊と並べているのであるが
書店の方の手作りのチラシに、フェアの意義と、
幾つかの書物を紹介しているのが実にいい。

タイトルはそのチラシの表題である。

この参院選の結果いかんでは日本国憲法が
変わるかもしれない。

これは実に大変なことである。

しかし、憲法を変えようとしている政党に投票しようとしている人たちは、
本当に、今の憲法に不自由を感じているのであろうか。

仕事が不安定、生活が苦しい、自由にモノがいえないなどなど、
今の社会に窮屈さを感じているとすれば
それは今の憲法が悪いのではなくて、むしろ十分に生かされていないからである。

憲法を変えようとしている自民党は、
国防軍を設置し、市民の人権をさらに制約しようとしている。

今必要なのは、現行憲法と自民党憲法改正草案の違いを
知ることであろう。

是非、じっくりと読み比べてほしい。

紀伊国屋書店梅田本店の企画は時節柄、実にいい。

私も、高橋哲哉・斉藤貴男編「憲法が変わっても戦争にならない?」
(ちくま文庫)を購入した。
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# by kazuo_okawa | 2013-07-15 20:44 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
昨秋、株式会社文藝春秋が「東西ミステリーベスト100」刊行を企画し
そのために「東西ベスト10」のアンケートを頼まれたことは
すでにこのブログ「東西ミステリーベスト100(その1)」で
述べたとおりである。

同社は1985年にも同種のアンケートを行い
翌86年に「東西ミステリーベスト100」を発表している。
今回はおよそ四半世紀ぶりの企画だという。

この趣旨を考えれば21世紀なりのベスト10であろうが、
海外編ではそれにこだわらず
「シャーロック・ホームズの冒険」を第一位にするなどした。
ここまでも述べた通りである。

さて、国内編である。
こちらのベスト10は、海外編とは逆に21世紀らしい
ベスト10を選ぼうと考えた。

少なくともこの種のベスト10に必ず出てくる
「虚無への供物」と「ドグラ・マグラ」ははずそうと考えた。
両者とも、素晴らしいミステリであることは間違いないが
やはりその役割は終わったであろうと、思うからである。

そうすると、第一位は客観的に観て、
東野圭吾、宮部みゆき、高村薫の3人の中のいずれかでないか
と私は考えた。
またこの3者の実力、人気を考えればそうでなければ
おかしいであろう。

あとは、私の好みから選んだ。
第一位は東野圭吾である。

ではどの作品か。
東野作品には甲乙つけがたい名作が多い。
私は、「容疑者Xの献身」を推し、そして以下の通り
株式会社文藝春秋に寸評を送った。
(以下、ネタバレしています)

「30数年前、大学ミス研で議論した。トリックの出尽くした今、
残るは「Aの問題(トリック)と思わせて、実はBの問題(トリック)」だろうと。
とはいえ、パズルではあるまいし小説としては難しい。
しかし、東野圭吾は不可能を可能にした」
限られた字数の中であるが、私の素朴な感想である。

なを余談であるが、東野圭吾氏の「容疑者Xの献身」について
私は一つの仮説を持っている。
東野氏が本作の執筆時、小川洋子の「博士の愛した数式」という
数学者と少年の物語がベストセラーになっていた。
映画もヒットした。
しかし、この作品に出てくる数学者に私は違和感を覚えた。
こんな数学者がいるだろうか、と。

文系である私が違和感を覚えたくらいであるから
理系の東野氏がなおさら違和感を覚えた可能性がある。

そして、真の数学者はこういう人物だ、として
彼が描いたのが「容疑者Xの献身」の天才数学者・石神ではないだろうか。

これは、あくまで私の仮説であるが…。

さて、私は国内ベスト10の第一位に東野圭吾「容疑者Xの献身」を
選んだのである(続く)。
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# by kazuo_okawa | 2013-07-15 20:05 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
映画「真夏の方程式」が面白かったことは述べた。
映画館ならではの大画面の美しさもある。

しかし、一つ不愉快だったのは本編に先立つ「予告編」である。

それは近く公開される宮崎駿スタジオ・ジブリ制作の
「風立ちぬ」である。
この予告編だけが他に飛び抜けて長いのである。

私は、映画の予告編自体は、言わば本編の前座として
楽しみの一つと思っている。
しかし、前座は、前座である。
予告編が長いというのは考え物であろう。

通常は、予告編全体で10~15分。
また予告される映画も10本くらいで他の宣伝や
注意事項(そうあの「映画泥棒から守れ」というお馴染みモノなどですね)も
あることから、通常は1分前後でしょ。

ところが、この「風立ちぬ」の予告編が
なんと、4分もあるのである。
4分ですよ、皆さん。
これは長すぎるでしょ。
ここまで行けば「とらわれの囚人に対する押しつけ」にも等しい。

しかも、あの宮崎アニメであり、画面は優しい。
加えて、テーマソングは荒井由実(ユーミン)の
「ひこうき雲」で実に良い音楽である。
はっきり言って心地よく作られている。

しかし、しかし、ですよ。
いくら心地よくても、想定外の押しつけは困ります。

お金払って、東野圭吾・福山雅治の世界に浸ろうと思っているときに
いくら美しくとも宮崎・ユーミンの世界を勝手に押しつけるのはいかんでしょ。

この「風たちぬ」大量予告の一点だけが、私にとって不快であり、
帰ってからインターネットで調べた。

この「風立ちぬ」自体は、ゼロ戦の設計主任として
著名人の堀越二郎を主人公とした物語である。

宮崎氏は平和主義のイメージが強いが
彼自身は、飛行機好きであり、彼が主催する「スタジオ・ジブリ」の
「ジブリ」とは、実は、イタリアの爆撃機を意味するという。
宮崎氏自身は「風たちぬ」の映画化はするつもりはなかったが
勧められて、結局、映画化を了承したという。

ネット上、電通とジブリが手を組んだという指摘もある。
無論どこまで正しいか分からない。

電通が、これまで、日本の政治状況を作り上げるのに
一定の影響を与えてきたことはこれまでも指摘されている。

誰かが、何かを、画策していることは間違いない。

私は、たまたま映画「真夏の方程式」を見に行って知ったのだが、
無論実際は「真夏の方程式」だけに限らないであろう。
ほとんど全ての映画の予告編に「風たちぬ」が
4分間流れているに違いない。

客観的には、今、日本中のほとんどの映画館で
ひときわ目立つ形で
通常の時間を超える4分との長きにわたって、
ゼロ戦設計者を主人公とする映画の大量予告編が
流されているのである。

時あたかも、参議院選挙の前である。
憲法改正を目指す自民党は「国防軍」の設置を目指している。

この大量予告は一体何を意味するのであろうか。

「真夏の方程式」の中では、
名探偵・湯川は
全ての真相を知り抜いた上で
「そうだろうか。その程度の偶然は、世の中にいくつもころがって
いるように思えるが。いずれにせよー」と言いかけて
大きくため息をつくのであるが…。
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# by kazuo_okawa | 2013-07-14 17:05 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
東野圭吾の名作「真夏の方程式」の映画を観る。
言わずとしれた、福山雅治主演の探偵ガリレオ・シリーズである。
原作を読んだときから、映像化を楽しみにしていた一作であった。

ガリレオの映像化に、ファンの評価は分かれるようだが
この映画については私は大いに満足した。
(以下、ネタバレしています)

原作にほぼ忠実なのがよい。

物語冒頭の、主役ガリレオ湯川と少年が初めて出会うシーンや
環境保護活動家ヒロインと論争する場面
そして何よりも、科学嫌いの少年のために
ペットボトル・ロケットを作って実験する場面は
実に感動的ですらある。

少年と食事しながら、紙鍋が何故燃えないか教える場面とともに、
このペットボトル・ロケット実験はある意味で映画の最大の山場ともいえる。

東野圭吾は物語作りの天才である。

彼は推理作家であるゆえ、トリック自体は
いくつかの「引き出し」をもっており
本作もいくつも持っている「引き出し」の応用であろう。
つまりトリック自体は後から、作品に合わせるのであろうと思われる。
東野圭吾の発想は、まず、作品の全体イメージ・場面・状況などから考える。

本作も、彼自身、「少年の夏休み」をイメージしたという。
そして「夏休みに体験する出会い」
「何かを得て、失って、その場を離れる」作品を考えたという。
まさに、少年が主役である。
ここまでは東野圭吾自身が述べていることである。

ここから先は私の全くの想像である。

東野圭吾はおそらく考えたに違いない。
もっとも意外な犯人は誰か、と。

無論、それは「少年」である。

そして、そこから彼の待っている色々な引き出しから
テクニック、トリックを当てはめたのであろう。

私は「容疑者Xの献身」同様、本作を名作であると評価するとともに
両者の類似性も感ずる。

教室で数学が何の役に立つのかと問われた石神が答えたように
湯川も少年に答える。

それは、あたかも、名作「白夜行」と「幻夜」の関係のように
「容疑者Xの献身」と「真夏の方程式」の関係を感ずるのである。

何よりも両作品は「愛するものために、新たな犯罪を計画する」というものであり
しかもその計画は「他人を利用する」(利用される側はわからない)というものである。

「真夏の方程式」
原作も映画もお勧めする。



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# by kazuo_okawa | 2013-07-14 00:35 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
続けて民法(債権法)改正の話題です。

「人事労務実務のQ&A」という専門誌があります。
大変有益な専門誌で、本年6月号に
中村博弁護士による「民法改正と労働関係への影響」という
論考が発表されています。

コンパクトに分かりやすくまとめられた大変良い内容です。
しかし、(頁数の関係かもしれませんが)
賃金債権の時効についてはふれられていません。
実は、他の論文を見ても、案外、この点は論じられていません。

そこで、この問題も、同じく下記の通りコラムにしました。

尚、コラムに出てくる「橋田先生」というのは
大阪弁護士会民法改正問題特別委員会副委員長を
されているこの問題の第一人者であり、
法友124号でインタビュー記事を載せているため
コラムの中で引用したわけです。



コラム・民法改正その2
労働法は、労働者の味方じゃないの?

今回の民法(債権法)改正論議は、民法以外の他の分野への影響について非常に慎重です。
例えば、労働法は長く公・労・使三者の合意の元、法改正をしてきたという経過に鑑み、労働法分野には影響しないように配慮しています。しかし、それでも、労働法分野に影響があるのではないかと繰り返し論じられています。何せ約5500万人労働者がいるのですから、その影響はハンパじゃありませんからね。例えば、時効です。ご承知の通り、民法上の賃金の時効は1年ですが、労働基準法は労働者保護の観点から2年としています。
では民法のこの時効の規定が3年になればどうなるのでしょうか。
大阪弁護士会では、内田貴先生を何度お呼びしたかわかりませんが、何回目かのときに端的に質問しました。内田先生の回答は明快です。「当然(少なくとも)3年になります」。
本稿の橋田先生の回答はこの内田説によっています。
ところが、ところがです。「労働法は、労使関係安定の為の法である」という見解が近時しきりに出てきました。最近、声高に唱える事自体がなにやら怪しいですね。民法が変わっても、当然、労働法上も変わるとは限らんぞ、といっているような気もします。皆さんはどう思われますか(大)。
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# by kazuo_okawa | 2013-07-12 19:15 | 労働 | Trackback | Comments(0)
「民法(債権法)改正」といっても
専門家でない限り、何のことか、と思われる方が大半でしょう。

民法という法律は、日常生活に必要な、
ものを売ったり、買ったり、
或いは、何かを借りたり貸したりするときなどのように
私達のくらしに不可欠な基本的なルールを定めた法律です。

民法は制定以来、110余年を経過していますが
内容的に大きな改正はされていません。。
しかし、民法そのものは裁判の判例の積み重ねなどもあって
うまく機能してはいますが
このことは逆に言えば、民法という法律を読んだだけでは
判例を知っている専門家でない限り
意味が分からない、ということになります。

そこで、民法の現代化、わかりやすさ(透明化)を目指して法務省が
民法(債権法)改正作業に取組み、そして、この3月に
中間試案を発表したのです。

ところが、ところが、です。
法律専門家たる弁護士グループの一部に
この民法改正に反対論が出ているのです。

私自身は、個々の条項にはそれなりに意見はありますが
現代化、透明化の方向性には賛成です。
そこでそのことを、大阪弁護士会の法友倶楽部という
会派の会報に「コラム」という形で私の意見を書きました。
(「法友」124号2013年6月発行)
それが以下のコラムです。

お読み頂ければ幸いです。


コラム・パソコン解説書は分かりやすいか?

「パーティーションとは何か。パーティーションとはハードディスク上に作成した領域( 区画)のことです。一つのハードディスクに複数のパーティションを作成することで、一つのハードディスクを複数のディスクのように扱うことができます。工場出荷時、変更可能な本機のパーティションは一 つです( 修復用領域( リカバリー領域とシステム領域から構成されています)は変更することは出来ません)」
初めて買ったパソコンの解説書にこんな事が書いてあって、あなた分かりますか。これが分かる人は、初めてパソコンに接する人ではありません。もともとハードディスクもディスクもリカバリー領域も分かっている人です。パーティーションの説明の中に含まれているんですからね。
こんな分かりにくいパソコン解説書は改正しよう!
ところが、パソコン技術者が立ち上がりました。
私達(パソコン技術者)には、パソコン解説書に不便は感じていない。現にパソコンは今うまく機能している。そもそもパソコン解説書を改正しなければならないという立法事実はない。…。
無論、このパソコンの例は私が作った架空の話であり、こんな事を言うパソコン技術者は実際にはいないでしょうし、もしもいれば、「専門○○」と、誰も相手にしないでしょう。
さて民法(債権法)改正です。弁護士グループの中に、民法(債権法)改正に「そもそも論」から反対する人たちがいます。今の民法に不自由はない、などなどです。しかしこの反論は、私には、先のパソコン技術者の架空の例と同じに思えます。違うでしょうか(大)。
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# by kazuo_okawa | 2013-07-12 18:56 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)