私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
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A級棋士10人が1年がかりで総当たりする
A級順位戦ほどわくわくするものはない。

その最大の山場である
羽生三冠対渡辺三冠の直接対決が
先週末にあった。

昨年の両者の激闘を知る将棋ファンにとっては
期待溢るる一局である。

羽生は、若きスター中村太地の挑戦を受けて王座戦の最中。
渡辺は、森内名人という強豪を迎え撃つ竜王戦が始まる。
羽生・渡辺戦をこれらのタイトルマッチの中間の日時に設定するところに
A級順位戦主催者の心遣いが感じられる。

期待の大きい一局であったが、結果は、
51手目「6六桂」の「羽生マジック」が炸裂し、
「81手」という短手数で渡辺の投了である。

「羽生強し」といえるが、しかし、
投了図は素人目には、まだまだ分からん、という局面である。
いかにも早すぎる。
「形作り」もしていない。

渡辺は、竜王戦にかけている。
従って、その竜王戦直前の対局にわざわざ粘ることをしない、
と、もっともらしく、短手数投了の意味を読み明かすファンもいる。

本当だろうか。
そこが「謎」である。
渡辺は、棋界を背負って立つ超一流棋士である。
そのような人物が、棋戦を選ぶというようなことをするであろうか。

超一流同士の対決はこんなもんだ、という見方もある。
わずかの差、で勝負がついている、というわけである。
たぶん、これが近いのであろう。
渡辺もブログで「完敗」と述べている。

しかし、アマチュア同士の対決なら、この局面での投了は
「よし、もう一丁!」であろう。

<こちらが失敗したので、この局は終わり。
もう一丁やろう、次は負けない>というわけである。

「完敗」とブログで述べた、渡辺の本心はわからない。

あれやこれやと推理している内に
今日から、竜王戦が始まった。

楽しみであるが、対羽生戦、早期投了の「謎」は解けない。
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# by kazuo_okawa | 2013-10-17 23:06 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

上脇教授は、私が関わった選挙権訴訟で
御世話になった教授であり、選挙法の専門家である。

その教授が、「安倍改憲と『政治改革』」(日本機関誌出版センター)を
発刊した(2013年10月)。

内容は、小選挙区制、政党助成制度の問題点を指摘し
一方で、企業・団体献金を残す問題
そして憲法9条の意義と解釈改憲の危険性と
96条先行改憲論の姑息さを指摘する。

15日から臨時国会が始まったが
特定秘密保護法案を始め危険な法案が目白押しである。

これらの問題法案についても
上脇教授は分かりやすく解説する。

平和主義日本を大きく変える可能性のある
この臨時国家を前に
ぜひとも読んでほしい。
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# by kazuo_okawa | 2013-10-17 22:11 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
すでにブログで告知させて頂いた通り
10月12日に緊急シンポジウムを開催した。

現職検事がとんでもない証拠捏造を行った「村木事件」以降
本来は「検察改革」が望まれたはずだった。
しかし現実はそうはならず、捜査側は
「焼け太り」といわれる新たな捜査手法を導入しようとしている。
それは、盗聴の拡大や司法取引など
決して見逃せない大きな問題点をはらんでいる。

それに加えて、熱心な刑事弁護士に対する、「懲戒」申立てなど
萎縮効果をねらった攻撃が始まっている。
その「危機感」から緊急シンポジウムを企画した。

緊急であるためどれだけ集まるか予測が立たなかったが
300人ホールのところ、結構集まって頂きました。

基調報告の弁護士山口健一さんには40分にわたって
問題点をわかりやすく説明して頂きました。
その後の、パネル・ディスカッションでは
ジャーナリスト大谷昭宏さん、元裁判官・元法政大学教授木谷明さん
そして弁護士の寺田有美子さんの3氏を迎えて
「可視化実現が後退している問題」「証拠の目的外使用を検察が
厳しく運用する問題」「弁護士に対する懲戒請求、マスコミの萎縮」という問題
をディスカッションして頂きました。

私は、このパネル・ディスカッションのコーディネーター役を
させて頂きましたが、幸い、パネリストの皆さんのご協力を得て
好評の内に終えました。

参加者アンケートを見ても、ほとんど好評でしたが、
告知・宣伝不足の指摘や、今後、この問題を更に広げていくことの
必要性などを指摘する意見もあり、まさにご指摘の点は
その通りとしか言えません。

問題の重要性から鑑みても、このシンポの成果を、何らかの形で残し
そしてそれを、更に継続させていきたいと考えいます。

取調可視化の実現、証拠目的外利用禁止の乱用阻止へ向けて
更に頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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# by kazuo_okawa | 2013-10-15 00:43 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
既に報道されているように
受刑者の選挙権を剥奪している現行公選法が
憲法違反であると大阪高裁判決は指摘した。
結論は棄却であるため、我々は上告することも出来たが
司法としての結論は出たとも考えられるので
あとは政治的解決を目指すべきと考え
上告はしないことにした。
そして弁護団声明を発表しましたので
下記の通り掲載します。



受刑者選挙権剥奪訴訟・弁護団声明

2013年10月11日
1 はじめに
大阪高裁第1民事部は,2013年9月27日,受刑者の選挙権を剥奪する公職選挙法11条1項2号が,憲法15条1項及び3項,43条1項並びに44条ただし書に違反するとの画期的判決を言い渡した。弁護団は,受刑者の選挙権を尊重した本判決を高く評価するとともに,この画期的判決に対しては上告をしない。国には上告の利益がないため,本判決は確定する。
憲法98条1項は,憲法に反する法律は,効力を有しないと定める。公選法11条1項2号が違憲無効であることは,本判決の確定により明らかになった。国会は,速やかに公選法11条1項2号を削除し,受刑者の選挙権行使のために必要な規定を設ける改正を行わなければならない。

2 本訴訟と憲法前文
戦前より,日本国は受刑者の公民権を剥奪してきた。天皇主権の大日本帝国憲法下では,思想・表現の自由すらなく,政府と異なる政治的意見を表明した者は次々と投獄され,夥しい数の政治犯が拷問死・獄死した。そして社会は硬直化し,戦争による多大な犠牲の末,敗戦に至った。そのような社会では,受刑者の公民権が顧みられること自体なかった。
敗戦後の1946年,国民主権,平和主義を掲げる日本国憲法が制定され,思想・表現の自由も認められた。憲法前文は,「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し」「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」するとしている。これは,戦前の反省を踏まえ,統治の影響を受ける者は統治者を選ぶ権利を持たなければならないこと,戦争について政府を批判した者が投獄され受刑者として選挙権を奪われてしまうことを再び繰り返さない旨を表明したのである。
その4年後の1950年,公選法は制定された。公選法は,特段の議論もなく,戦前と同様,受刑者の選挙権を剥奪した。人々は,日本国憲法により,思想や表現それ自体を理由に投獄されることはなくなったものの,公選法により,ひとたび投獄されれば,いかなる政治的意見を持っていたとしても,統治者を選ぶ権利を持たないこととなった。受刑者の選挙権の剥奪は,憲法前文との関係でこうした重大な問題を孕んでおり,本訴訟で弁護団が強く主張したのも,この点であった。
しかし大阪地裁は,弁護団の上記主張を,主張としてさえ一切取り上げなかった。弁護団が大阪地裁の姿勢を強く批判したところ,大阪高裁は主張として取り上げ,判決に明示した。この違いが,後の違憲判断につながっていったものと自負している。

3 本判決の画期的意義
2005年9月14日,最高裁大法廷は,国民主権原理による国民の固有の権利である選挙権を制限するには,やむを得ない事由が必要であるという厳格な違憲審査基準を適用し,在外国民の選挙権行使を認めていない公選法の規定を違憲とした。この厳格な審査基準は,選挙権一般に妥当する極めて重要なものであり,弁護団も,本訴訟での適用を求めた。
大阪地裁は,選挙権の欠格条項は選挙権の行使の制限とは異なるという不可解な理由でこの基準を採用しなかったが,大阪高裁は,この基準を全面的に採用した。そして,国や一審判決が述べる受刑者の公民権の制約根拠についてひとつ一つ丁寧な検討を加え,結局,これまで当然視されてきた受刑者の選挙権剥奪に,やむを得ない理由など実際には何もないことを明らかにした。実に画期的な判決である。
2000年代に入り,カナダ,南アフリカ,英国,ロシアについて,受刑者の選挙権制限が違憲又は自由権規約違反であるとの裁判所等の判断が相次いでいる。また,本判決に先立つ本年3月14日,東京地裁は,2005年最判を引用し,成年被後見人に選挙権を認めない公選法の規定を違憲とする判決を下した。これら国内外の判決もまた,本件判決の追い風となったはずである。

4 本判決は日本国民に反省を迫るものであること
本判決も述べるように,公選法制定後現在までの63年間,公選法11条1項2号の合憲性についての議論は,極めて低調であった。国会,行政,司法,マスコミ,市民の間で議論されることはほとんどなく,憲法学会でも合憲説が多数であり,多くは教科書で数行程度触れるだけであった。
本訴訟の契機は,元受刑者の,「自分は判決で刑務作業を命じられただけなのに,なぜ選挙権まで剥奪されなければならないのか」という実に素朴な,そして本質的な懐疑である。彼は,日雇労働者の街・釜ヶ崎で,1970年代より労働運動を始め,1979年からは4年に1度,欠かさず大阪市議選に立候補し,釜ヶ崎に初めて選挙の風を吹かせた,公民権の大切さを最もよく知る人物である。今回の受刑に至った理由も,日雇労働者が警察官から暴行を受けたため,警察署に抗議活動をし,道交法違反で逮捕されたというもので,公民としての活動の一部であった。常に公民として活動し,政治的意思を表明してきた彼が,懲役刑により選挙権を奪われたことの深刻さは想像に難くない。
彼が受刑した当時である2010年の受刑者数(1日平均収容人員)は,6万4998人である(法務省矯正統計)。これまでの毎回の国政・地方選挙において,これだけの規模の選挙権が剥奪されてきたのである。統治の影響を一般人よりも強く受ける受刑者の意向が,もしも統治者選定に反映されていれば,現在の日本国は,社会から排除された者に優しいまなざしが向けられる社会だったかもしれない。我々は,誰にも顧みられることなく,当然のように失われてきたこれら一票に思いを馳せ,過去の等閑視を真摯に反省すべきであろう。
以上


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# by kazuo_okawa | 2013-10-14 13:23 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
羽生三冠王の新著を買う。

本の帯の謳い文句は
「自分の頭で考えた答えが、人間を強くする」

確かに、羽生三冠王ほど、常識、既成観念、先入観にとらわれず
常に自分の頭で考えた者はないだろう。

不利といわれる、後手の初手6二銀を
羽生は、あえて本番で何度も採用したという。

このこと自体にまず驚く。

勝負に生きる男が、本番で、あえて不利な戦法を
わざわざ採用するのである。
結果、不利であることが分かるのであるが、
羽生は、実践で採用したことにより、実際に不利がよく分かったと
肯定的にとらえる。

これほど先入観にとらわれない、自由な発想もないだろう。

ところが羽生自身は、先入観にとらわれない生き方をしつつ
その一方で、「先入観はなくした方がいい」ということ自体が
立派な先入観かもしれない、と自省するのである。

ここまで行けば、参りました、と投了するしかない。

羽生の終盤の強さを、人は「羽生マジック」という。
その連想からか、羽生は知人から、マジックのビデオを送られたり、
マジシャンのマジックを見る機会があるという。

そしてマジシャンから種明かしをしてもらうこともあるようだ。
実は、マジックのトリックは多くは単純なものであり、
種明かしをされて、なあんだ、と失望することが少なくない。

ところが、羽生はマジックの種明かしを知ったときに
むしろプロの技術、努力、研鑽、洗練さに感心しているのである。

そこも凄い。

いやあ、それにしても、羽生ほどの超多忙人物が
新著を発行するということ自体が驚きであり、
まさしくこれこそ、羽生マジックである。
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# by kazuo_okawa | 2013-10-11 01:14 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
日弁連の広島人権大会のブログシリーズ。
最後は、「お好み焼き」である。

私はいわゆる「粉もん」好きである。
お好み焼き、たこ焼きの類ですね。
日本物に限らず、チヂミ、ピロシキ、タコス、ミーゴレンなど
何でも好きである。

それ故、広島に行った以上「広島焼き」ははずせない。
なんやかやと、5軒回りました。

美味しい店もあれば、まあまあ普通やないか、何で行列出来るねん、
と思った店もありました。

5軒ともカウンターで食べたのですが
(つまり目の前で焼いているのが見える)
大阪人として違和感を覚えたのは、
ひっくり返したあと、小手で上からぎゅーっと押さえることです。

大阪人なら誰でも知っていることですが、
いわゆるお好み焼き伝承「決して押さえつけるな」に
反するからです。

でもまあ、広島焼きは、薄い生地をのばした上に
キャベツ、もやしを順に大量に載せて、言わば
富士山みたいな形になっているのを、ひっくり返すのですから
そのままひっくり返したのでは、やはり、真ん中が、ぽっこり
山状になっています。
そこでどうしても押さえる必要があるのでしょう。

押さえると空気が抜けてふんわり感が消えるから止めよ、
というのが大阪流ですが、
広島風では、生地が薄いため押さえつけないとくっつかない。
その為にもやむなく押さえつけているのでしょう。
そういう焼き方をしても、
キャベツ感、もやし感の食感が残っているというのが不思議です。

大量具材のゆえなんでしょうか。

最初に引き伸ばす生地、小麦粉などをといたモノをお玉にとって、
それを鉄板に落とし、そして薄く円上に引き延ばします。

これも、きれいに隙間無く、等円上の形にするところもあれば、
等円上ではあるが、生地に隙間がないかといえばそうではなく、
かなりラフな(従ってところどころ隙間がある)ところもある。

またソバの乗せ方も丁寧なところもあれば
ラフなところもある。

味の好みは(人それぞれなので)、あくまで私の好みであるが
このラフ・ペースのところが私には美味しかった。

丁寧に生地を整えるなどするところは
それなりに時間がかかり行列も出来ようが
行列が出来るからと行って必ずしも美味しいとは限らない。
(あくまで私の好みですよ)

ラフ・ペースのところは焼き方も早い。
先の、隙間のある生地でも、隙間からキャベツがこぼれたりせず
結局は形になっているのである。

卵の乗せ方も、場所が円形の中心でないなどいい加減なのであるが
しかしそれ故に、卵味のするところと、そうでないところの2種類の
味が楽しめる。

同様にソバの乗せ方もいい加減に乗せるため
ここでも焦げたモノから、そうでないモノまで、
味のバラエティが楽しめる。

もともとは物資の少ないときに、庶民の味として始まったと
言うのですから、ラフ・ペースがむしろ広島らしいのかもしれません。

現に5軒中、そういう店の方が美味しかったですね。
(繰り返しますが、あくまで私の好みですよ)

店の名前が、「みっちゃん」「麗ちゃん」など「○○ちゃん」というのが散見するのであるが、これも謎である。
何故「○○ちゃんな」のか。
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# by kazuo_okawa | 2013-10-10 02:37 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(2)
日弁連人権大会での「決議」の意義については
先のブログで述べた。

人権大会の最大の山場であるその決議案の審議で
2013年度大会で、議論になったひとつは
「恒久平和主義、基本的人権の意義を確認し、「国防軍」の創設に反対する決議案」
である。
この決議案には左右両派から反対意見があった。

私が、感心したのは、日弁連執行部の説明員として壇上に登場した、
伊藤真氏の弁舌である。

伊藤真弁護士は「伊藤塾」の主催者として知られる著名人である。
非常に多忙と推察されるが、一方で彼は、護憲運動には
並々ならぬ力をいれており、その熱き姿勢には心を打たれる。

その伊藤真氏は、前日のシンポジウムでも
パネリストとして見事な役割を果たしたが
私が感心したのは、大会において執行部の答弁役として
壇上に上がり、そして見事な答弁をしたことにある。

会員弁護士の質問の中には、いささか意地悪ではないか
と思うような質問もある。

しかしどのような難しい質問にも弁舌さわやかに
答えた伊藤氏に感心したのである。

声の質、声の通り、流れるような話しぶり、そして間の置き方。
要するに、話す内容以前の「話し方」の部分で、圧倒されるのである。

無論、話す回答も素晴らしい。
さすがに名をなしただけのことはある。

若手弁護士は、この伊藤弁護士の、弁論技術を是非学ぶべきであろう。
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# by kazuo_okawa | 2013-10-09 00:08 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)