私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

<   2017年 11月 ( 26 )   > この月の画像一覧

石油化学コンビナート推進という国策から生じた公害である水俣病。
加害者はチッソであるが、被害発生を防止しなかった国・熊本県にもその責任がある。
(その責任が法的に認められたのは、水俣病公式発見48年後の2004年の事であるが…)

昭和40年代の反公害運動の盛り上がりの中で、水俣病と認定されればチッソが救済するという補償協定方式の確立は画期的なものであった。
その運用において、水俣病患者が正しく「水俣病」と認定されていれば、その後何十年にわたって続く混乱はなかっただろう。

1973年7月、環境庁事務次官通知において「水俣病の認定基準」は著しく狭められ以後水俣病認定は患者にとって厳しくなった。
ではこの73年7月までに、何があったのか…。

久我正一とは、1972年からチッソ副社長を務めていた人物である。
実は彼が残したメモによって、1972年から、チッソが、国の関係省庁、熊本県の関係者に働きかけていたことが判明したのである。
水俣病事件史に名を遺す久我正一メモである。

翻って、モリ・カケ疑惑。

役所の担当者がメモを残しているであろうことは、多くの経験者が述べている。
「メモを残さないことはあり得ない」と断言するものもいる。
モリ・カケの担当職員(財務省、文部科学省)もおそらくメモを残しているであろう。
そのメモの提出も含め、安倍首相が、調査を命じれば、真実は明らかになるだろう。
安倍首相がそのような調査を求めないのは、そのこと自体が安倍氏にとって「不都合な真実」が出てくることを
安倍氏自身が知っているからだろう。

いまや限りなくクロに近いこの段階で、調査を命じないこと自体で、安倍氏は首相退陣モノである。

私や木村真氏がモリ・カケを追及すると、まだやっているのか、という声も聞く。

しかし、国策からの公害・水俣病の責任追及はすでに60年である。
モリ・カケは、疑惑発覚後まだ一年にも満たない。

水俣病の戦いに比べれば、モリ・カケ追及もまだ始まったばかりである。

モリ・カケにおける「久我正一メモ」も出てこなければおかしいだろう!


.

[PR]
by kazuo_okawa | 2017-11-30 21:49 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

日馬富士と安倍首相!

朝のワイドショーは、国会のモリカケ報道ではなく、連日、日馬富士暴行事件ばかりで辟易する。
テレビ局は、日馬富士報道一色にすることよって、安倍首相に忖度しているとしか思えない。

そんな中で、安倍首相が、国会で日馬富士暴行問題で答弁したという。
ニュースによれば、29日午前の参院予算委員会で安倍首相は、日馬富士暴行問題を「極めて遺憾だ」と述べた上で、「日本相撲協会で迅速に事実関係を解明することが大事だ。その結果を踏まえて、文部科学省で適切に対応することになる」と語ったという。

この人は、いつも自分のことは棚にあげてあれこれ言う人だが、またしてもである。

「日本相撲協会で迅速に事実関係を解明すること」よりも、ご自分のことで、もっともっと大事なことがあるでしょう。
いうまでもなくモリカケ疑惑である。

近代国家の原則である法治主義を捻じ曲げ、「お友達」を優遇した疑惑であり、一力士の暴行事件よりも遥かに大問題である。
つまり、安倍首相自身が言うべきは日本相撲協会の事ではない。

いや、言ってもいいのだが、ならばそれ以上に言うべきことがある。
すなわち、モリカケについて「財務省など関係省庁に迅速に事実関係を解明すること」を指示することである!


.


[PR]
by kazuo_okawa | 2017-11-29 18:08 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

ニュースによれば、米サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長は22日、市民団体が市内に建てた旧日本軍の従軍慰安婦を象徴する像の寄贈の受け入れを承認し、像は市有物となる、という。

これを受け、サンフランシスコ市と姉妹都市である大阪市の吉村洋文市長は「サンフランシスコ市の意思として慰安婦像の受け入れを確定させることになったのは、大変遺憾だ」とのコメントを発表し、その上で、両市の信頼関係はなくなったとして、姉妹都市解消の手続きに入り、12月中に完了させる意向を表明したという。

慰安婦像問題については、古くから自由党小沢一郎が意見表明している。

例えば、我が国がモニュメントとして広島原爆ドームを残しているが、これをアメリカが「広島への原爆投下は正しい。原爆ドームの存続は許さない」と言えばどうなるか。

それこそ「内政干渉」として、日本国内で大きな批判が起こるだろう。

慰安婦蔵も同じである。
それを前提にして外交交渉をしなければならない。

私は、この小沢氏の意見が正論と思うが、言いだしたのが小沢氏だと言うだけで、その意見の妥当性を考えず批判する人がいる。
きちんと冷静に考える必要があるだろう。

サンフランシスコ市が慰安婦像を設置する自由にとやかく口を出し姉妹都市を解消すると政治的圧力をかけるというのは果たしてどうなのか。

戦後精算をきちんとしない維新政治は本当にゴメンである。

.


[PR]
by kazuo_okawa | 2017-11-29 00:54 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
「丁寧に説明する」という言葉とは裏腹に、客観的にみればモリカケから逃げている安倍首相が、ようやく出席した衆院予算委員会が27日開かれた。

学校法人「森友学園」の問題が取り上げられたが質問者は身内の自民党議員である

それでも、森友学園への国有地売却問題では、財務省近畿財務局職員が「ゼロに近い金額まで努力する」などと学園側に語る音声データが報じられたことについて、同省幹部は「当方から売却価格を提示したこともない」と答弁した。
つまり、「当方からはない」と否定しつつも、これはすなわち「交渉自体」は認めたことになる。

実際、自民党の菅原一秀氏の質問に、答弁した財務省の太田充理財局長は、近畿財務局職員に事実関係を確認したことまでも明らかにしたのである。

政府側が音声データに含まれたやりとりの内容について確認したのは初めてである。
すると、そもそも「森友と事前交渉していない」などと述べていた佐川理財局長(当時)の答弁は間違っていることになる。
では自民党の菅原一秀氏は当然の流れとして佐川理財局長の国会証人喚問を要求しなければおかしい。
何せ、与党側に質問時間を多くよこせと、これまでの慣習に横槍を入れて、そして実際に与党の質問時間を多くしたのですからね。

しかしニュースを見る限り、菅原氏に佐川国会喚問を要請した様子は伺えない。

とはいえ身内の質問ですら、ここまで聞かざるを得なかったのである。
アッキード事件に、身内ですら、言外に、安倍首相への「忖度」を匂わしたともいえよう。

交渉を政府側に認めさせ、佐川氏の国会喚問の必要性を知らしめた。
しかし、それ以上は追い詰めない。

これは与党では今一つ政府を追い込めないことが露呈されたことになる。

つまり、菅原氏は、二重の意味で、大きな功績を残したことになる。

.


[PR]
by kazuo_okawa | 2017-11-28 00:04 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

台湾の戸籍制度!

25日、吹田日台友好協会記念レセプションに参加する。

日本は台湾とは経済的にも人的交流も密接な関係にあるが、国家間では「国交断絶」している。
むしろ民間外交(民間交流)によって両国間のつながりは強い。
吹田日台友好協会も日台間における重要な役割をはたしている。

吹田日台友好協会会長は、元大阪弁護士会会長で私の大先輩ということになる。
私自身はこの協会の会員ではないが、日頃親しくしている知人の世話で、この日の記念レセプションに特別に参加させて頂いた。

この日の記念講演が、黄水益台北駐大阪経済文化弁事処部長による「日本と台湾の関係」。
改めて、日台の関係について勉強になり、あわせて、台湾の「親日感情」が強く伝わってきた。

印象に残ったのは、黄水益氏が、植民地時代に少し触れたことである。
この時代の戦後精算をきちんとしていないことが、日韓、日中の一つの課題であることは改めて言うまでもないだろう。
黄水益氏は、その「負」の部分には一切触れず、むしろ、インフラ整備が日本人によってなされたことなど、良い事を強調してくれる。

さらには、世界に例を見ない日本の「戸籍制度」を、その後の台湾において、国民を把握するのに役に立ったと肯定的に述べられたのである。

しかし、台湾の戸籍制度は、もとは植民地時代の日本の戸籍制度であったが、その後は違っている。
何よりも台湾は「夫婦別姓」である。

今日、世界の「国民管理」は「個人登録」である。
日本は、戦前の「戸籍制度」を引きずり、「家族」が「同一の姓・氏」のもと、家族単位で「管理」している。
こんな家族単位の「戸籍制度」は地球上で最早、日本しかない。
(韓国も台湾も改正している)

夫婦別姓に対して、自民党が強く反対していることは知られた事実である。
自民党憲法改正草案は、この「家族の重視」を憲法に謳っているのである。
安倍氏やそれを支持する日本会議は「戦前」にシンパシーを持っているが、「家族」「戸籍」はその象徴でもある。

親日の黄水益氏の講演は大変素晴らしいものであったが、だからこそ、我々日本人は、親日派に甘えるのではなく、戦後精算、「戸籍」の持つ意味とその脱却はきちんとしなければ成らない、と思うのである。



.


[PR]
by kazuo_okawa | 2017-11-27 00:43 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

11月24日、私が司会役で参加した「何とかならんか、この日本!」と題する集会を開催した。
金曜夜にもかかわらず、たくさん集まって頂き大変嬉しい限りである。

メインの松尾匡立命館大学経済学部教授の講演を聞く。

松尾教授は、今、注目される気鋭の経済学者であり、色々なところでの評判は聞いている。
私自身は初めてであったが楽しみにしていた。

松尾教授のこの日の講演内容は、一言で言えば、欧米の左派は「反緊縮財政」を唱え、その主張とするところは正しいゆえ、日本の野党もそのような主張をすべき、というものである。

そして先の選挙で安倍自民が勝利したのは、長引く長期不況と小泉改革以降の格差の中で、民主党政権が改善できなかった「絶望」と、その中で、安倍自民にわずかながらの経済改革にしがみついているに過ぎないことから、安倍自民が勝利したと分析する。
つまり野党が負けた主因は「北朝鮮」でも「野党の分裂」でもなく、野党が、正しい経済政策を国民に提示できなかったところにある、と喝破する。

つまり、安倍経済政策に対して、「我々がこんな景気で満足できるはずはないだろう」ともっともっと景気拡大政策をとるべきだった、という。

しかし、ややもすれば、野党は「脱成長・景気拡大反対」のイメージで闘っている。
そこが間違いだという。

更に松尾教授は、私がこういう説を述べると、財政危機はどうするのか、と言う人がいる。
だが、欧米でも言われているが
「財政危機は、新自由主義のプロバガンダ!」である。
最終的には、中央銀行がチャラにすればいい話である。
財政収支は、均衡が目的ではない。
人々を幸せにすることに使うのが財政の目的である。
と断言する。

実に痛快な講演内容であり、左派が、頭から「緊縮財政」にとらわれていたのではないかと思わせる。
気鋭の経済学者らしく、経済の部分は説得力がある。

とはいえ、講演の前半は安倍自民が選挙に勝利した要因を、世論調査の結果を、これでもかと繰り返して、説明するのであるが、私自身はそこは疑問に思っている。

何故なら、選挙の投票率も、世論調査の投票率も50数%である。
従って、選挙も、世論調査も、国民の意識を性格に反映しているわけではない。
しかし、今、おそらく正しいと思われるのは、<選挙に行く層>と<世論調査に答える層>がほぼ同じだろうと、いうことである。
それ故、世論調査とほぼ変わらない、選挙結果が出る。
しかしそのことから世論調査と選挙結果の両者の<相関関係>は見られても、<因果関係>ではない。

経済政策の点は「成る程」と勉強させられたが、この世論調査を基に分析する点については、いささか引っ掛った次第である。

とはいえ気鋭の学者の講演は色々と勉強になる。




.


[PR]
by kazuo_okawa | 2017-11-26 19:53 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

東京ディズニーランドでキャラクターの着ぐるみを着てショーやパレードに出演していた非正規労働者が、腕に激痛が走るなどの疾患を発症したのは過重労働が原因だったとして、船橋労働基準監督署が労災を認定した。

23日朝、このニュースを報ずるワイドショー「ビビッド」を見ていると、コメンテーターが口々に「これって、辞めりゃいいだけでしょう」「オリエンタルランドはちゃんとしてますね」「コメント出すのも凄い」…。
という。

まるで「辞めなかった」労働者が悪く、労災を引き起こした経営者がむしろ褒め称えられている。
こんなコメントはどう考えてもおかしいでしょう。

しかも「辞めれば良い」という言葉は、長い労働の歴史の中で、労働者を苦しめる言葉として、どれほど使用者が言い放ってきたことか!

そういった歴史を無視し、しかも、非正規労働者の労災という現代を象徴しかねない現象を全くスルーし、被害者をおとしめかねない発言をしている。

もっとも「コメンテーター」の顔ぶれを見れば、彼らが悪いというよりも、このような人を採用しているテレビ局の問題であろう。

さらにはこういう「言葉」を支える視聴者の意識が一番問題なのかもしれない。


.


[PR]
by kazuo_okawa | 2017-11-23 09:42 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

一番期待していた棋士が登場してきた!

21日、王将戦挑戦者決定リーグ戦で最終局を勝利し、5勝1敗で見事挑戦を決めた豊島八段である。
二番手が3勝3敗ゆえ文句なしである。

その最終局は強豪深浦九段に見事な快勝である。
その内容も、42手目果敢に66銀と踏み込んだのが凄い。
相変わらず見ていて切れ味の良さを感ずる場面である。

進んで49手目。
豊島の飛頭に73歩。
この段階で「すでにどちらかが勝ちになっている」(伊藤真五段)というのであるから、将棋は難しい。
つまりどちらかが読み勝っているわけだ。

結局、豊島がそのまま押し切る。
実に強い。

さて王将戦は久保王将対豊島八段!

いやあ実に楽しみである。

関西勢同士の対局もさることながら、久保王将は私の師範、豊島八段は若いころから応援している期待の棋士である。

いや、本当に楽しみである。


.


[PR]
by kazuo_okawa | 2017-11-22 00:36 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

20日ようやく国会で代表質問が始まった。
4ヶ月ぶりであり、今頃、代表質問が始まる事自体が、国会軽視であり、安倍首相のモリカケ隠しであろう。

枝野立憲民主党代表の質問がまっとうである。

立憲主義というまっとうな政治を取り戻すという原点から始まり、先の総選挙での演説の通り、立憲民主党は皆さんに後押しされた党であることで締めくくる。

カジノ法、原発政策、選択的夫婦別姓、LGBT差別解消法などいずれもまともな見解であり、まともな質問である。
タイトルは、憲法を守らずに「憲法改正」を目論む安倍首相にあてた言葉である。

「憲法を守ってから言え!」

しかし朝のワイドショーは、全くこの国会代表質問を取り上げない。
日馬富士のニュースばかりである。

さてまっとうな枝野質問に安倍首相はどう答えたか。
安倍首相はまともに答えず「国会で議論を」と言うのみなのである。

ではその国会で議論はなされてきたのか。
先の国会でのモリカケ隠しや共謀罪審議における答弁の逃げなど、全くまともな議論はしていない。
そして最後は強行採決。

このように国会軽視してきたのは誰なのか。
言うまでもなく安倍自民党である。

つまり、自らが国会を形骸化させ、国会をおよそ議論の場では無くしておいて、そしてその国会で議論するというのである。

これほど国民を舐めた話はないだろう。

今からでも遅くない。
テレビは、何とか、このまっとうな枝野代表質問と逃げまくる安倍答弁をもっと広めてほしいものである。


.


[PR]
by kazuo_okawa | 2017-11-21 23:04 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

博多のマジックバー巡り

私達35期司法修習生の35周年同窓会が、11月18日に博多で開催された。5年ぶりであり実に楽しく二次会まで多いに盛り上がった。
年齢を考え、二次会で終了、解散となったが、そこから私は博多のマジックバーへと散策した。

博多のマジックバーとなれば老舗「西岡」であり、私はここも含め、予めネットなどで調べた3店に行くことにした。
「不思議屋」「BAR84」「西岡」の3店である。

【以下、トリックを示唆する場合がありますのでご注意下さい】

まず「不思議屋」。
二次会の店から近いのでここから行くことにした。
ところが店に行くとドアに表示が。
現在不在という。
電話すると、現在出張マジック中で、店には約1時間半後、戻るという。
う~ん。残念であるがここは断念する。
マジシャン一人だけの店にはこういう事はよくあるが、代わりのマジシャンを入れておくとか何か手立てを打たないと「いちげん客」には不親切なのではないだろうか。

次いで、「BAR84」。
オーナーマジシャンは、銀座の老舗マジックバー「ジョーカー」に勤めたという。(これが後の伏線となった)
私がマジック好きだと紹介したため(しばらくマジック談義のあと)、オープニングのマジックは実に不思議であった。

レギュラーカードをよくシャッフルし、カードの山を自由に二つに分けて、その分けた山のトップカードを裏面を撫でるだけで当てるというマジックである。
一度デモンストレーションするのだが(本来、そのようなデモンストレーションは不必要なので)、おそらくそのときにピーキングするのではないかと想像したがそれでもそこから先が分からない。

もう一つ不思議だったのは、スプレッドしたカードを自由に一枚選ばせ。それを私が見たあとストレートに当てる、というものである。鏡でもなければ当てようがないが、これも不思議であった。
それ以外は、カードマジック、コインマジックなど次々と見せて貰ったが、いずれもうまいものである。(「仕掛け」を使ったものあるがなかなかに効果的である)

そして最後のマジック。
ジョーカーでお馴染み「レモン」である。(もしもこのマジックをご存じない方の為に現象は書けません)。
もとある「レモン」トリックに、ある工夫を加えたのが、ジョーカー谷口氏のアイデアであるのだが、その谷口氏のアイデアを「84」氏には(ある理由から)出来ようがない!
そう考えると非常に不思議なのである。
とまあ、「84」氏はマジック談義していて、非常に楽しいひとときを送らせて頂きました。
「84」氏曰く「このあと西岡へ行くのですか?」
私「ええそうですよ。」…。
(さて西岡へ行く道すがら、この「レモン」トリックを考える。あれこれ考えて、島田荘司「斜め屋敷」のような物理的トリックを思いつきました。しかしこれは経済的には割に合いませんがね…。そう考えると益々不思議!)

最後は「西岡」です。
何年ぶりでしょうか。以前も行ったことのある老舗の素晴らしいマジックバーです。
さて、カウンターの一番奥の端っこに案内されて、最初のマジシャン。
いきなり「15年ぶりですね。」と言われ、私は思わず「84さんから連絡が遇ったんでしょう」と述べたくらいである。
(普通、15年前の来客など覚えているはずは無いため、真相は分からない…。)

さてこのトップバッター、とてつもなく面白く、そしてうまい。
スマフォのライトをうまく使ってテンヨーの「フライングライト」。
話術もうまく、以後、カードマジックと写真などの小物を使ったマジックを織り交ぜる。
この日同窓会で昼間からずっと飲んでおり、ここらくらいから殆ど良く覚えていない。
カードを何気なく一枚置く、残りのカードから一枚引く(クラブのジャック)。その選んだカードの性格と違う(大きい数字なら小さい数字、赤なら黒というように)カードを念じよと言う。
私は余り考えることなく、「ハートの3」と述べたのだが、それが事前に置いていた(何気なく伏せられていた)カードをひっくり返すと、何と、ハートの3!
くそお!ハートの3は選ばれやすいではないか!と、心地よく酔っぱらいながら考えこむ。
最後はインスタントカメラに私の写真と私が選んだカードが写っているというもの。
いやあうまい!お見事でした。

二人目のマジシャン。たしか創設者の二代目オーナーでしたか?
(15年前?に紹介されたはずだが忘れてしまった。違うかも知れない)
スポンジボール・マジック。
よく知られたマジックだが、ベテランの味を感じさせる。
さらにはコイン・ボックスを使ったコインマジック。
会話術も大変素晴らしく、面白い。
「失礼ですが『先生』ですか?」と途中で聞かれる。
どう答えるか迷ったが、「ええ大学の非常勤講師をしています」と答えた。
「学校の先生かお医者さんかと思いましたよ」
(ホントかよ、思いたくなるが、話をつなげるのが見事です)
他にも色々見せて貰いましたが、何せ昼から飲んでいるので良く覚えていない。
でも楽しかったです。

さて3人目。
いやあ、ばりばりのテクニシャンという感じである。
私が酔っぱらっていたからか、目の前に来るなり「もうお時間ですね」と聞く。
(マジックは「素面」でないと不思議さは伝わらないからだろう)
確かに、ホテルに帰ってもう寝ようかと思っていたが、そう言われると「いやまだ大丈夫です」と答える。
といいながら酔っぱらっており失礼しました。
まずはカップアンドボール。
本当に、余りにも見慣れたマジックですが、見事な手さばきです。
最後のレモンの数の多さが見所です。
次いで、5円マジック。
まさか遠く博多で、後輩根尾氏の「5円ルーティン」が見られるとは思わなかった。
とはいえうまいものです。

最後は一番若いマジシャン。
すみません。
この頃は(かなり酔っぱらっていて)印象に残っていません。
蛙と麒麟のミニチュアという小物を使い、麒麟ビールという駄洒落につながる工夫をしておられたことは印象に残りましたが…。
ただ、実物(ギミック)が突然登場するマジックを見せられたことはどうなんでしょう。
と言ってもこれだけでは何のことか分からないでしょう。
 ~ スプレッドされたカードから一枚選んだカードに、レモンの絵が描いてある。
ふと気がつくと、レモンの実物が目の前に出現している!
実はこのマジックは、約40年前にミスター・マジシャン根本毅師が商品として発売していた。
根本師は大阪のマジックバーの元祖的マジシャンで、この「レモン」は実際にバーで良く演じておられた。
つまり、マジックバーでは、単純にして「受ける」ため定番マジックなのである。
最近は、レモンを使うことはなく、出現はハンバーガー(のミニチュア)など色々なバリエーションがある。
この若い師はそのカレーライス(ミニチュア)版を演じたのであるが、実はすでにトップバッターがこのスニーカー版(ミニチュア)を演じていた。


複数マジシャンの場合、このようにネタがかぶらないことが重要ですね。

さて「西岡」は老舗だけあってさすがです。

「84」「西岡」と博多のマジックバーを楽しんだ一日でした。


.


[PR]
by kazuo_okawa | 2017-11-20 23:54 | マジック | Trackback | Comments(0)