私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

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表題は、田中氏の最新作である。
内容は大逆事件で処刑された管野須賀子と甘粕事件で虐殺された伊藤野枝という2人の女性のノンフィクションである。
資料を丁寧に解きほぐしていき人物像を浮かび上がらせるのが田中氏の手法である。
管野と伊藤の女性解放へ向けた闘いには感銘を覚えざるをえない。

戦前、いかに女性が差別され、そしてその反省から、男女平等を謳った憲法24条誕生の意義については私のブログでも触れてきた。
直接的に管野と伊藤の関与が無くとも、この24条には、 管野らの闘いの結果が埋め込まれていることは間違いないだろう。

その素晴らしい24条を自民党改憲草案では、再び「家族」中心に戻そうとしている。

本書は、そういう危険な状況下での出版である。

その田中氏の「出版をお祝いする会」が1月29日(日)に市内で開かれ、そのお祝いに駆けつけた。
私以外に駆けつけた人達がいずれも魅力的で個性的な方達ばかりであり、田中氏の人脈(ネットワーク)の幅広さを感じさせる。
そして出版に至った田中氏の熱い思い。

今、このような状況だからこそ、この良書を是非広めてほしいものである。


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by kazuo_okawa | 2017-01-31 22:13 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
私達は今、とんでもない時代に遭遇しているとしか言いようが無い。
排外主義者トランプ米大統領の措置は余りにひどく、そして悲しすぎる。

本日のニュースの通り、トランプ米大統領が発した大統領令により、イラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンの7か国から渡航してきた入国者をアメリカは一方的に拒否している。
米国査証(ビザ)保有者も含め、単に、前述の国籍を持つというだけで入国拒否するのである。
それがいかに乱暴な処置であるかは言うまでも無いだろう。
これの意味するところは、単に国籍が違う、民族が違う、宗教が違うというだけで排斥することを是認しているに等しい。
つまり国籍差別、民族差別、宗教差別を容認しているのである。

大統領令の発令に当たって米国内や各地の空港で大きな混乱が生じ、世界的に抗議活動が生じたのも当然である。

早速、イギリスのメイ首相はトランプのやり方に「同意できない」と批判している。
ドイツのメルケル首相も同様に「出身地や宗教をひとくくりにして疑いをかけるのは不当だ」
と批判している。

これこそが同盟国の同盟国たるゆえんだろう。
自由と民主主義という同じ価値観を持つ同盟国なら、アメリカが間違った選択をしたときにただす。
当然のことである。

翻って我が国の首相はどうか。
ニュースを見る限り、どこにも、トランプを批判したという記事は無い。
それどころか、日米首脳会談が実現するとして、嬉々としている様子がうかがえる。

毎回のことであるが、あまりにも情けなすぎる。




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by kazuo_okawa | 2017-01-30 23:21 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
今朝の朝日新聞に「被害者のスマホ写真、瞳に容疑者の姿」という見出しで、興味深い記事が出ていた。

被疑者が、被害者の顔をスマートフォンで映していた。
何とそのスマートフォンで撮影した被害者の画像について、徳島県警鑑識課が詳しく解析したところ、被害者の瞳に男の姿が写っていたことがわかった、というものである。

なかなか見事な分析技術である。

これで、古いミステリを思い出した(誰の作品かは忘れた)。
目を見開いた死に際の被害者を、死体解剖(目を解剖)すると被害者の目に、犯人の残像が残っていたというものである。
無論、そのようなことはありえない。
もしも目の神経細胞を復活させ何を見ていたかまで復元出来ればSTAP細胞どころではないだろう。

ミステリ作家の想像力にはときには感心するが、その作品は、残念ながら全く的はずれの想像力であった。
写真技術を予測していれば、未来予測小説として注目を浴びていただろうが…。



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by kazuo_okawa | 2017-01-29 11:03 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
嫌なニュースである。
トランプ米大統領は、オバマ政権が全面禁止していた「水責め」という拷問を復活するという。

拷問などは、人間の尊厳を真正面から破壊するものであり、どんな状況下でも、いかなる理由があっても決して許されない。

これをトランプは復活するというのである。
あまりにも品位に欠け、言葉を失う。

理想に燃えたわが国の現憲法は36条で「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」と定めた。
これは、いかなる場合でも、どんな理由があっても拷問は許さない、という意味である。
「絶対に」の文言に秘められた強い意味を理解しなければならない。

安倍首相は、トランプ・アメリカと共に戦争の出来る国にしたいため、憲法9条を改悪しようとしている。

私のブログにすでに書いたが、安倍自民党の改憲草案には、拷問の絶対的禁止の条項から、この「絶対に」の文字は削除されている。
トランプ同様、例外的に、拷問を認めようと考えているのだろう。



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by kazuo_okawa | 2017-01-28 22:47 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

頭脳格闘技の魅力!

週末金曜日、いささか疲れて頭脳格闘技=将棋の棋譜をアクセスする。
皆さんも、スカッとすべく、スポーツ観戦しますよね。
そういう気分で、アクセスする。
まさに将棋は、頭脳格闘技であり、名局は見ていて気持ち良い。

すでに結果は、日本将棋連盟アプリで承知しているが、棋譜を追いかけたのは藤井聡太・豊川戦と、豊島・山崎戦である。

前者は天才中学生棋士の第二局。
これが、実に見ていて気持ち良い。
豊川さん(とそのファン)には申し訳ないが、藤井は角交換のあと、飛車を切り、角を王手金取りに打つ。
以下は、はっきり言って、見ていて気持ち良いボコボコの攻めである。
そして圧勝!
いやあ、実に痛快。

次いで、豊島・山崎戦、B1順位戦で豊島を応援しているが首位山崎とは2差。
これも実に面白い。
山崎の攻めを、豊島はなんと顔面受け。
こういう受け方は、私などへぼアマチュアにはとうていできず、まさしくプロならではの至芸である。
スリリングな攻防から、豊島の見事な勝利。
これで首位と1差につめる。
豊島七段には何とかA級に上がってほしい。

とまあ、こういう対局は実に面白い。

将棋観戦はスポーツ観戦と何ら変わらない、とつくづく思うのである。 


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by kazuo_okawa | 2017-01-27 20:57 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
「人狼ゲーム」という1980年代から始まったというロールプレイングゲームがある。

2013年ころから、このゲームにプロ棋士が参加しニコ生で評判になったことは、棋士のブログその他で知ってはいたが、実際に見ることはなかった。
しかし、2017年1月、日本将棋連盟のホームページに私の好きなコラムニストの一人である直江雨続氏がそのコラムで紹介していることから、ようやくニコ生のタイムシフト(録画)で人狼ゲームを見た。

いやあ、実際に見てみるとこれがなかなか面白い

ルールは、大雑把に言えば、プレイヤーがそれぞれが「市民」と、「(市民に化けた)人狼」となり、自分自身の正体がばれないように他のプレイヤーと交渉して正体を探るというものである。
人狼同士は、他の人狼も知っているが、市民は自分の役割以外は誰が何ものかは全く分からない。
ゲームは半日単位で進行し、昼には全プレイヤーの投票により決まった人狼容疑者の処刑が、夜には人狼による市民の捕食が行われる。全ての人狼を処刑することができれば市民チームの勝ち、人狼と同じ数まで市民を減らすことができれば人狼チームの勝ちとなる。
市民の中に色々な役割をもつ市民がおり、これがこのゲームを複雑化している。

そして見ていて面白いのは、プレイヤーが観察力、記憶力、推理力(無論、直感力も)を駆使する場面である。

例えば、AがBの様子を観察する。
A「Cさんが、『占い師』宣言をしたとき、BさんはDさんを見ましたね。…」(市民の一人が『占い師』宣言をしたとき、『人狼』側が、「私こそ『占い師』だ!」と嘘をぶつける戦術があるので、『人狼』同士が互いに様子を探るために見ることがある。)

或いはAがEを記憶に基づき追及する。
A「Eさんは、○○のときは、Fさんを指名し、××のときはGさんを指名したが、これは△△ですから、矛盾していませんか」

そして推理力。
A「Gさんは、○○という理由から市民の可能性が高いHさんを指名しましたが、それはおかしくないですか。」

プロ棋士がプレイヤーとして登場してから人気が上がったというのはよく分かる。
何と言っても勝負師である。
棋士は一般に観察力、記憶力、推理力は強く、演技力、サービス精神も備わっている者が多い。
まさに役者が揃い、見ていて面白いのである。

さて先にも述べた推理力。
A「Gさんは、○○という理由から市民の可能性が高いHさんを指名しましたが、それはおかしくないですか。」と推理したとき、一番面白くないのは、追及されたGさんが、「すみません、私の勘違いでした」との答えである。(まあ、これはこれで、人狼が「どんくさい市民」を演じており興味深いが…)

逆に一番面白いのは、Gさんが「いや、××という理由からむしろHさんは疑わしいですよ。そのHさんを庇うAさんこそ怪しいですね」と反撃する場合である。

言わばこのような推理合戦(その一方はインチキの推理)が面白い。

そう言えば、この推理合戦の楽しみというのは、本格ミステリの醍醐味の一つでもある。
そう考えると本格ミステリファンならきっと楽しめるだろう。
人狼ゲームを本格ミステリファンにお勧めしたい。



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by kazuo_okawa | 2017-01-26 23:00 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
ネットで東洋経済のニュースを見ていると面白い見出しが目についた。

<「トランプ王朝」は北朝鮮の金体制と似ている 米国初の家族独裁を支えるのは絶対的な忠誠>
というものである。

そして記事は、世界最長の独裁政権である北朝鮮の「金王朝」と「トランプ王朝」の類似点として次の3つを挙げている。
第1に、何よりも忠誠心が優先される点。
第2は、能力とは関係なく、親族に重要なポストを与える点。
第3は、予想外の昇進や突然の追放が起きる点。

第1の点は、大統領首席補佐官、首席戦略官・上級顧問の例を挙げて、すでにトランプは回りに忠誠を尽くす者を当てている、と伝えている。
第2、第3はトランプについては起こりうる、という推測でしかない。
とすると、金王朝と似ている決定的な点は、批判者の声を聞かない、回りに忠誠者ばかりおくという点である。

あれっ!
これって、「安倍王朝」じゃないの?
人の批判は聞かず、回りに「お友達」ばかりおく人…。

テレビを初めとした報道・マスコミ・言論界が今や安倍政権から圧力が加えられいるといわれている今日、東洋経済は、間接的に、<「安倍王朝」は北朝鮮の金体制と似ている>ということを示唆しているのである。
そう言えば、どちらも三世代目だし…。



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by kazuo_okawa | 2017-01-25 23:31 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
昨日付の日経新聞に、表題の「Q&A」という記事が出ている。
我が国の多くの会社員が読んでいる新聞であり、その影響力は大きい。

政府の説明中心だが①国際組織犯罪防止条約締結のため、
②以前批判された居酒屋談義でも処罰される危険については
処罰対象を「組織的犯罪集団」に限定されるからサークル、
市民団体、労働組合などは心配ない、という。

これだけ読めばなるほど思うのではないだろうか。

しかしそうではない。
条約については、共謀罪を作らなくても締結できる。

そして問題は本当にサークル、市民団体、労働組合らに及ばないかである。
これについては条文で歯止めをかけないと、単に政府・法務省が
サークル、市民団体、労働組合にはおよばない、といっても全く意味がない。
そしてそのサークルなどには及ばないという条文はいまだ公表されていない。

かの特定秘密保護法のように、ぎりぎりまで条文は明らかにせず
そして提出後は強行採決する、
そういう手法は繰り返さないでほしい。

少なくとも民主国家であるならば…。

【追記】
先ほどニュースを見ていると、安倍首相は国会での代表質問に答えて「『準備行為』を罰するのだから、共謀罪、と呼ぶのは全くの誤りだ」と自信たっぷりに述べた。
何度も言うが、政府は「共謀罪」を撤回したのではない。
現に政府は、これまで(「共謀罪」は残すが、濫用して)サークル、民主団体、労働組合などが処罰されないよう考えている、と説明してきたのである。
安倍首相の今日の答弁は、それまでの政府の説明と全く矛盾している。
一体どういうことか。
おそらく、法案(条文)そのものが開示されていないことをいいことに、安倍首相が勝手なことを述べている可能性が大きい。
安倍首相が、本日、またしても嘘をついたかどうか、法案(条文)が開示されて明らかになる。



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by kazuo_okawa | 2017-01-24 18:53 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
今から約90年前、天下の悪法治安維持法が成立した。
一般人には適用されないといって成立させその後、治安維持法が猛威をふるったことは歴史の教えるところである。

現在出されようとしている「共謀罪」も同じである。
幾ら、一般人には関係ない、といっても条文上の縛りがなければいくらでも濫用の危険がある。

治安維持法は濫用され、その取調べのために数多くの民が拷問された。

よく聞かれるのだが、戦前も「拷問禁止」はあった。
しかし、天皇に逆らうと認めれらたものには、それは有名無実であった。
小林多喜二のように拷問で虐殺されたものもいる。

そこでこの反省を生かして、わが国の現憲法は36条で「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」と定めたのである。

いかなる例外も許さない。
どんな理由があっても拷問は許さない。
「絶対に」の文言には、戦前の悲劇を繰り返さない、という強い意味が込められている。

ところが自民党の改憲草案には、この「絶対に」の文字は削除されている。


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by kazuo_okawa | 2017-01-23 20:00 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
この表題は大阪弁護士会が、共謀罪に反対する為に新たに作ったポスターのスローガンである。

これまで3度も廃案になったように、「共謀」だけで犯罪になるという大変危険な法案である。
しかし安倍政権は、姑息にも今国会に「共謀罪」とはよばせず名称を改め「テロ等準備罪」として法案提出するという。
しかしどんなに名前を変えようとも、「共謀罪」そのものは無くしていない。
しかも条文自体が抽象的で広範囲な犯罪の「共謀」を処罰することになっている。
管官房長官は「一般人には関係ない」と説明しているが、条文上はそうはなっていない以上とうてい信用出来ない。

大阪弁護士会のチラシにも書いたが
「あいつしばいたろか」
「いてもうたろか」
こんな何気ない大阪弁でも犯罪になる可能性がある。

政府が「そんな場合は処罰しない」といくら説明していても条文自体にそういう解釈をされる可能性がある以上極めて危険である。

1月19日付東京新聞記事は「共謀罪」の危険性を分かりやすく解説している。
実は、戦前、治安維持法も「一般人には適用させない」と説明して、今と、全く同じ論法で成立させた。
しかし、その後、治安維持法が拡大解釈されて宗教、文学、反戦の思いも弾圧された。
この悲惨な歴史をもう忘れたのであろうか。

治安維持法が成立したのは、わずか92年前に過ぎない。

共謀罪は、いくら名前を変えても絶対に廃案しかない。



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by kazuo_okawa | 2017-01-22 12:36 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)