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by kazuo_okawa

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知り合いから知らされた「番組」である。

テレビ朝日 の「羽鳥慎一モーニングショー」という番組の中に「そもそも総研」というコーナーがある。
そこで2015年10月29日に放映された「マイナンバーにあたる制度は海外ではうまくいっているのだろうか?」という特集がわかりやすい。

同番組によれば、先進国G7では使われていないか、うまくいっていない。

ドイツでは、番号をつけること自体が憲法違反とされている。
ナチスがユダヤ人に番号を付けて虐殺したという歴史的背景もある。
フランス、イギリス、イタリアではこういうナンバー制度は使っていない。

イギリスは一度、番号制度を設けたが、後に廃止した。
費用対効果が悪い、テロ対策の効果が薄いからである。

アメリカ、カナダには似た制度はあるが、日本と違って強制ではなく、任意である。
とすると日本のように強制的に番号を割り付ける制度はG7にはないのである。

ではなぜ行うのか。
黒田充氏(大阪経済大学非常勤講師)によれば、社会保障費の削減であるという。
石村耕治氏(白鵬大学大学院法学研究科教授)は事業の創出が目的だという。つまり公共工事と同じように事業が目的だという。

以上が番組の主な内容であるが、非常に分かりやすい。

「そもそも総研 マイナンバー YouTube」で検索するとすぐに見られる。

こんなマイナンバー制度は、イギリス同様に直ちに廃止すべきであろう。

みんなが、おかしい、間違いだと思ったら改める。
これが民主主義というものである。
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by kazuo_okawa | 2015-12-30 21:58 | 情報・プライバシー | Trackback | Comments(0)
今朝の朝日新聞一面は「慰安婦問題 日韓合意」と大きな見出しである。
さらに「財団に10億円、首相お詫び」とある。

記事によれば、 日韓両政府は28日、ソウルで外相会談を開き、慰安婦問題を決着させることで合意した、という。
日本政府が軍の関与や政府の責任を認め、元慰安婦支援で韓国政府が新たに設立する財団に日本から10億円を拠出すると表明。
日韓双方が、この枠組みを「最終的かつ不可逆的解決」とすることを確認した、という。

この合意について評価は分かれようが、この見出しで思い出すのは、未曾有の公害である水俣病について、1995年に行われた政治決着である。

そのときの解決策は、首相が、国の法的責任無き「謝罪と反省」を行い、そして患者への低額の解決金の他に総額何十億円もの巨額の団体加算金が支払われた。
団体加算金とは、文字通り、幾つかの患者団体に対して支払われた巨額の加算金のことを言う。

その加算金がどこに、どのように使われたかのかは必ずしも明らかでない。

歴史的に明らかなのは、その政治決着は、真に被害者救済にならず、何ら決着とならなかったということである。
その後、私たちの訴訟は最高裁で国県の責任を認める判決を勝ち取り、引き続き全国的に訴訟が相次いだ。
つまり政治決着はならず、却って紛糾したのである。

今回の日韓合意が、真に被害者救済につながるのだろうか。
どうしても、水俣病の苦難の歴史を思い起こさせる。
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by kazuo_okawa | 2015-12-29 23:41 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
28日夜、棋王戦挑戦者決定戦佐藤康光九段対佐藤天彦八段の対局は佐藤天彦が制し、挑戦者に名乗り挙げた。
帰宅後、この注目の一局の棋譜を確認すると、相振り飛車の実に面白い将棋であったが何よりも天彦が勝利したのが素晴らしい。
何と言っても佐藤天彦八段は、先の王座戦で羽生王座に肉薄し、またA級リーグ戦でも1敗で首位を走るなど今をときめく若手棋士の実力者である。
その天彦が王座戦に引き続き、棋王戦においても挑戦者となったのである。

迎え撃つは渡辺棋王。

今、将棋界は絶対王者羽生が名人を含む4冠王。
残るタイトルの内、棋王と竜王が渡辺であり、本来、この渡辺が羽生を追い上げないと将棋界は面白くない、などと言っている間に有力な若手が台頭してきたのである。

羽生40代、渡辺30代、天彦20代であり、渡辺が「羽生時代」に続いて「渡辺時代」を築き挙げることが出来なければ、間違いなく20代天彦世代(広瀬、糸谷、豊島ら)が次の覇者となろう。

若手実力者天彦が挑戦者となったことで、天彦の活躍が期待されることは言うまでもない。
先の王座戦に続くタイトル挑戦であり、未来を担う実力者ならば、2度目のチャンスも逃すということは避けたく、ここは是非とも奪取しなければならない。

その棋王戦であるが、実はタイトルホルダー渡辺自身も試される。
それは渡辺自身が広言するように、羽生とタイトルの数で引き離されるわけにいかないことは無論のこと、同じ挑戦者天彦を激闘の末倒した羽生が背後に映し出される。
つまり、羽生を追いかける第一人者渡辺は、その闘い方に、先に対天彦の王座戦を死守した羽生の闘いぶりが投影され、否が応でも比較されるであろう。

その意味では互いに背負っているものが大きい実に貴重な一局なのである。

棋王戦は実に楽しみである。
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by kazuo_okawa | 2015-12-29 01:15 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
京都新聞社の主催で、推理作家の綾辻行人氏と将棋女流棋士の山口絵美菜さんが異業種対談をされたという。
山口さんは京大文学部の現役学生でもある女流3級の棋士。
つまり将棋のプロである。
しかも故村山聖九段や糸谷前竜王を育てた名門森信雄門下である。

綾辻氏は新本格ミステリの巨匠にして、言わずと知れた京大ミステリ研出身作家。
この対談は大変興味深い組み合わせである。

ミステリと将棋。
私もそうであるがどちらも「知的遊戯」ゆえに双方とも好むマニアは多い。
将棋を扱ったミステリは数多く有り、また、将棋の意表を突く一手は、本格ミステリに通ずるところがある。
将棋好きのミステリ作家は少なくないし、棋士のミステリ好きも少なくない。

撮影は京大ミステリ研のボックスにて行われたらしい。

いやあ、いいですね。

京都新聞の記事は1月上旬に掲載予定という。
いまから楽しみである。



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by kazuo_okawa | 2015-12-27 21:18 | ミステリ | Trackback | Comments(0)

名判決と言い逃れ判決!

結論で負かせても、理由中で違憲や違法を断ずることによって、結果的に「原告勝訴」といえる判決がある。
昨日ブログに書いた西成あいりん職安訴訟判決はその一つであり、ある意味で名判決と言える。

この判決は結論で原告を負かせたものの、理由中であいりん職安を違法と断じたため、判決確定後、福島みずほ議員らが動いて頂いたことによって来年4月からあいりん職安は職業紹介を始めることにしたのである。

このような理由中の判断によって形式的には被告(行政側)を負かせつつも、実質的には原告勝訴といえる判決は幾つかある。

思い出せば20数年前、豊中のとある商店街でアーケードの道路を挟んで2軒のスーパーが向かい合っている場所のその道路部分が、自転車で満ちあふれて、道行く人が通りにくくて困るという事件があった。
自転車でスーパーに買い物に来る人のマナー違反とも言えるが、多くの買い物客が自転車に乗ってくるという現実がある以上それを前提に対策をたてるべきだろう。
実は、豊中市が商店街に50万円の補助金を出していることを知り、そこに目を付けて、豊中市相手に裁判をした。
まあ、かなりきつい裁判で、詳細は省くが、結論は負けた。
しかし、駐輪場はその後整理され、結果みんなが満足する結論に落ち着いた。

こういう名判決は時折ある。

しかし、一方、原告側を勝たせて良さそうなのに勝たせず、理由中であれこれ行政に注文を付けている判決もある。

一見、先に述べた名判決と似ているようだが全く違う。
何故なら、原告を勝たせることが出来たはずだからである。
にもかかわらず原告を勝たせなかったのであり、こういう判決は、言い訳しているに過ぎない。

全く似て非なる、言い逃れ判決である。
つい最近、原発判決でありましたね…。
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by kazuo_okawa | 2015-12-26 23:19 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
12月25日、大阪府立大学で労働法の講義をしていたときである。
その終了間際に私の携帯に電話がかかってきた。
誰かと思えば、福島みずほ参議院議員である。

これまで職業紹介しなかったあいりん職安について、厚生労働省担当者は福島議員に、
「通達を出して来年4月からあいりん職安でも職業紹介を始める」と伝えたいう。

朗報ゆえに福島議員はいち早く私に知らせてきたのである。

そもそもあいりん職安は、その本来の役目たる職業紹介をせず、そのために、
いわゆる闇手配師が跋扈し、ピンハネや過酷な労働条件を強いられるなど
釜ケ崎は無法地帯であった。
2011年福島原発被災の際に、あいりん労働者が騙されて福島に連れて行かれたこともある。

こういう現状を変えるために釜ケ崎地域合同労組委員長稲垣浩氏らが国家賠償請求訴訟などの形で裁判に訴えた。
2014年4月16日に大阪地裁は、職員の「過失」を認めず、結果的には被告を救済して原告敗訴としたものの、
理由中では「合法」と主張する被告の主張をことごとく否定し、職業紹介しないあいりん職安行政の運用は「違法」と断罪した。
この意義は極めて大きい。
判決は地裁で確定し、その後福島みずほ議員、服部良一元議員らが動いて頂いて、今回の朗報につながったわけである。

私達の裁判の結果、制度を動かしたのであり、福島みずほ議員のニュースは実に嬉しいクリスマスプレゼントである。

無論、目的は無法地帯を無くし、労働者の人権を守るところにある。
来年4月以降の運用を注視する必要はあるだろう。

【4月1日追記】
2016年4月1日の朝日新聞夕刊に
「あいりん職安始動」
「裁判結果受け、厚労省が見直し」との見出しの元に
判決を受けてあいりん職安で職業紹介が始まったことを報じている。
この裁判の原告稲垣さんは早速申し込んだとのことである。



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by kazuo_okawa | 2015-12-25 22:20 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
ニュースによれば 政府は2016年度予算案の防衛費を5兆500億円超とする方針とするという。防衛費の増額は第2次安倍政権になって4年連続で、5兆円を突破するのは史上初である。
アメリカと一緒になって集団的自衛権を行使するとしながら、法的根拠のない「思いやり予算」も計上している。
どこまでアメリカと一緒になって戦争をしたいのか。

戦争法が、憲法違反であることは繰り返しブログに書いた。
憲法上の要件を満たしているにもかかわらず臨時国会を開かないのも憲法違反である。

「労働情報」最新号で、ジャーナリスト鎌田慧氏は、戦争への道を突っ走る、無法、違法、品位なき安倍内閣を「ならずもの内閣」と名付けている。

ルールなんぞ無視して、危険なものを売ってでも金儲けを図る、そして、喧嘩大好きというのは、確かに「ならずもの」である。

安倍首相が、ルール無視(憲法違反)していることは繰り返し記憶に留めておくべきだろう。
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by kazuo_okawa | 2015-12-24 22:02 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
杉田二郎が、通販生活のCMで「戦争を知らない子供たち」をうたい、話題を呼んでいるという。
音楽には全く疎いが、それでも、杉田二郎といえば、はしだのりひことシューベルツの「風」、ジローズ時代の「戦争を知らない子供たち」がヒットしたことは知っている。

CMは、このかつてのヒットソング「戦争を知らない子どもたち」が流れたあと、「これからもずっと歌えますように」とのメッセージが出て、なかなか見事な反戦CMとなっている。

政治的なメッセージを含んだCMはなかなか流しにくいであろうに素晴らしい。

ネット上、批判があると聞くので、敢えて、通販生活に「頑張れ」とエールを送りたい。
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by kazuo_okawa | 2015-12-23 23:35 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)

「将棋の渡辺くん」

将棋ファンにはかねてから話題になっていたが、渡辺明竜王のお連れ合いである伊奈めぐみ氏が、渡辺竜王の日常を描いたコミックが発売された。

遠方の裁判所への行き帰りに読んだが、いやあ、実に面白い。

棋士と言うか、渡辺竜王のと言うか、普通人とは違う日常を面白くコミックにしており、見事である。

無論、日常生活を映し出していることから単なる家庭生活のみならず、渡辺竜王の将棋に対する姿勢もさりげなく出ている。
パソコンを駆使して理詰めに研究し、対局においても事前に対戦相手を研究し、予め迷う場面はどう指すか事前に決めておくなど、その将棋戦術も大変興味深い。

とはいえコミックとして面白いのは普通の人と家庭生活の感覚が違う点だろう。

私自身も、散髪やファッションに興味なく、合理主義的に過ごすその渡辺竜王の姿にいくつか共感を覚えたのも少なくない。

渡辺竜王は、感想戦その他自分の意見をはっきりと言うのがファンにとって嬉しいが、その鋭い意見を言うのと裏腹に、このコミックのようにお茶目な人柄のようである。

そもそもこういうコミックを許す事自体がそのおおらかな人柄を思わせる。

渡辺竜王の人気の秘密をかいま見る思いがする。



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by kazuo_okawa | 2015-12-22 23:16 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
羽生世代の実力者、佐藤康光九段の新著である。
副題が、「1000手先を読む技術」とある。

彼のニックネームとして「1億3手読む男」、といわれただけに佐藤康光にふさわしい副題である。
何故、「1億3手」と中途半端な数字なのか。
将棋の基本は「3手の読み」である。
つまり、自分がこう指したとき(1手目)、相手はこうくる(2手目)、するとこうしよう(3手目)、つまり、相手の立場を読んで指すのが将棋の基本である。

相手の立場を考えることが、将棋以外でも人間社会では重要だと喝破された裁判官もいる。

そこで誰よりも深く読むと言われた佐藤康光は、相手が1億手読んだら更に3手読むとして付けられたニックネームである。

それにしても題名の「長考力」
棋士の書物には何故か「何とか力」が多い。

手元にある書物をみると谷川浩司会長の「集中力」。
ちなみにこの著第二部の各章題が、集中力、思考力、記憶力、気力となっている。
まあ、これだけあれば全ての闘いに勝つだろう。
最強王者羽生名人も凄い。
人気もあるため羽生名人はこの種の書物は何冊も発行しているが、その表題は「決断力」「直感力」そして「40歳からの適応力」である。
そして羽生のライバル森内俊之九段は「覆す力」である。
何なのでしょうかね。

ちなみに羽生名人は、その後「大局観」を出し、渡辺明竜王は「勝負心」とやや違うが、漢字3文字である。

横道にそれたが、さて、佐藤の「長考力」はさきの他の棋士とは趣きが違う。

棋士のこの種の新書本は人生の指南書として読まれることが多い。

どの世界でも一流の人の書いた著は、他の分野でも役立つ。
羽生名人の著は、明らかにそれを意識した著が多い。
それゆえ、将棋に詳しくなくても読める。
いや、むしろ将棋そのものに詳しくなくても読めるように工夫しているのである。

具体的には、(将棋の指南書と違って)将棋の棋譜や盤面図は出てこない。
現に、前述の羽生らの著は全て出ていない。
それは、ひろく将棋を知らない人にも読まれるようにしているからである。

現に大山名人の著や、羽生名人の著から、自らの生活に惹きつけて役立たせている者は少なくない。
森内「覆す力」の、「二度目のミスはしない」は全てに役立つ至言だと、林修が絶賛したこともある。

ところが佐藤の本書は、珍しく盤面図などが出ているのである。
そこが他著と比較して珍しい。

無論、読んでいて、棋士が棋譜は頭に入っているはずなのに、何故対局中棋士が棋譜を確認するのかと言えば、実は時間の確認をしているなど、将棋ファンとしては興味深い箇所も多い。
他にも、他の棋士、若手棋士など評価も面白いし、何よりも、佐藤の将棋観がよくわかる。

しかし、前述の羽生らのように、人生の指南書として読むのはふさわしくない。
本書は、むしろ将棋本として読んだ方がいいだろう。



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by kazuo_okawa | 2015-12-21 23:52 | 将棋 | Trackback | Comments(0)