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by kazuo_okawa

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思考停止の講演会中止

木村真市会議員からの連絡によれば、本日予定されていた、豊中市立第二中学校での土曜学習会(テーマ「世界の情勢と日本の貢献」、講師=前防衛政務官で公明党参院議員の石川博崇氏)は中止となったそうである。

この問題はすでにブログに書いたが、公立中学校で行うべきものでは無いだろう。
現に木村議員のみならず、共産党議員団、無所属議員、複数の市民グループが抗議し中止申し入れしたという。

結局中止となったが、市教委は、中止の理由を、「当日も抗議行動が予想され、生徒たちが静謐な環境で学習できない恐れがあるため」としている。
しかしこの理由はおかしい。
公平性を疑い、選挙運動ととられかねないから問題なのであり、抗議行動が予想されるから問題なのではない。

こんな理由で中止するなら、公共施設での集会に、気に入らないと「抗議」すれば中止することにもつながりかねない。
ただでさえ「表現行為」の萎縮が指摘される中で、どういう表現が守られ、またどういう表現が許されないのかきちんとそのスタンスを見極めることが重要である。

うるさいから辞める、というのは思考停止であり、そのこと自体が問題である。
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by kazuo_okawa | 2015-10-31 22:49 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
堺への往復と京都への往復、一日にこういう日があるときは、ミステリ日和である。
車中でミステリを楽しめるからである。
何を持っていくか。
「積ん読く」状態のミステリの中から、文庫本「境遇」を持っていって読むが見事なものでした。

まず出だしが良い。

エンターテインメントである以上、興味深く読み進めないのは頂けない。
それでも若いときはミステリを「乱読」したものだが、経験上、40~50頁読んで面白くないものは、幾らラストにサプライズがあっても、まあ、たいしたことはない。
それゆえ、40~50頁読んで、そのあと読む気を無くして放置したミステリは数知れずある。
世の中には、ミステリに限らず、読んでみたい書物は山のようにあり、面白くないものを無理して読む必要は無いと思っているからである。

その点「境遇」は、出だしから引き込まれた。

【以下、少しだけ、ネタバレしていますのでご注意下さい】

絵本作家と政治家という異色の取り合わせ、二人のヒロインの似た境遇、そしてそれがトリックを暗示させる。
早々に登場する年配の女性が謎めく。
そしてその女性が「ハッピータウン」のエコバッグを持っているというのである。
こういう細かいディテールは湊かなえならではの特色であり、逆に言えば湊かなえファンならお馴染みの小道具とも言える。
そして何よりも、複数の視点から物語を運ぶというのは、これまた、湊かなえの十八番である。

要するに、湊かなえワールドに安心して引き込まれますね。
結末は、ある程度予期出来るものですが、手堅くヒットを打った、という印象の作品です。
…というわけで楽しめました。



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by kazuo_okawa | 2015-10-31 02:00 | ミステリ | Trackback | Comments(0)
本日の朝日新聞によれば、公立図書館の貸し出しにより本が売れなくなっているとして、大手出版社や作家らが、発売から一定期間、公立図書課の新刊本の貸し出しをやめるよう求めるという。

その理由は、公立図書館が新作の書物を「貸し出し」するために、「増刷できたはずのものができなくなり、出版社が非常に苦労している」からだという。

これに対して、今回の「貸し出し猶予」の要請の動きに、日本図書館協会は困惑している。即ち、山本宏義副理事長は「図書館の影響で出版社の売り上げがどのくらい減るかという実証的なデータがあるわけではない」と話しているという。

明らかに、大手出版社や作家らの言い分が正しい。

しかしその理由は、「貸し出し」により、本の売れ行きが下がったかどうかという問題ではない。
そもそも、作家の著作は、作者の努力によって創造された価値ある商品であり、それを無償で読むと言うこと自体がおかしい。
一方、公立図書館は、現在手に入りにくい歴史的な良質の書物を市民に提供するところに意義があるのであって、書店で手にはいる人気作品を提供するところではない。

にもかかわらずそういう作品を提供することは、本来、大手出版社や作家らにはいるべき「印税」を妨げていることになる。

大手出版社や作家らの申し入れは全く正しい。

いや、公立図書館の問題と言うよりも、現在の人気の書物を、無償で読もうとする(つまり只で情報を取る)ことに、何らの問題意識をもたない市民の側に大いに問題があると言えよう。

中国の「パクリ疑惑」を面白ろ可笑しく報道されることが多いが、著作権に無神経な我が国民が、果たして中国を笑えるのか。

朝日の記事に、目に見えない権利を尊重することの必要性を改めて感ずる。



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by kazuo_okawa | 2015-10-29 22:44 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
今の時期ほど、安倍政権が国民に説明すべき時期は無いだろう。
安倍首相が、憲法違反の安保法について、引き続き説明していくと約束したことについては、既にブログに書いた。
安倍首相はその言葉通り、安保法の説明をしなければならない。
また国民の多くが反対している原発再稼働について、伊方原発の再稼働を決めた。
この政府の姿勢についても、国民に説明すべきだろう。
そして、沖縄県民をはじめ多くの市民が反対しているにもかかわらず辺野古の埋め立てを強行しようとしている。

これらの大問題を、安倍首相は国民に説明しなければならない。

無論、新たに任命した大臣の資質についても説明が必要だろう。

このように多くの説明が必要であるにもかかわらず、安倍首相は臨時国会を開かない。

そもそも憲法53条は「いづれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」とはっきりと規定している。
そしてその要求があったのである。
従って、憲法上、安倍内閣は、臨時国会を召集する義務を負った。
これは憲法上の義務である。

にもかかわらず、このまま臨時国会を開かないのであれば、安倍内閣は真っ向から憲法を無視していることになる。
民主社会においては何よりもルールを守らなければならない。
こんなルール無視は決して許してはいけないのである。

こんなにも真っ向からの憲法違反をしているのに、何で、マスコミが大きく指摘しないのか、不思議としかいいようがない。

臨時国会を開かないのは憲法違反!!
安倍政権は、臨時国会を開け!とマスコミは、是非とも声を挙げてほしい。
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by kazuo_okawa | 2015-10-28 22:08 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
この10月中旬に、ルビー天禄氏率いるバーノンズ・バーに立ち寄ったとき、マスターから「下旬に行う21周年イベントには、ゆみさんに来て貰いますから」といわれて
すぐにぴんと来なかったのであるから、若干情けない。

ゆみさん(中島ゆみさん)は著名なマジシャンであり、何よりも、2000年FISM(まあマジックのオリンピックのようなもの)リスボン大会において、ゼネラルマジック部門2位受賞というのが光る。
マニアなら知らぬものはない。
普通の書店で手にはいるカズカタヤマ師の「シルクマジック大全」にも紹介されている。

のみならず、私は、この5月に、大阪IBM主催の「クロースアップの集い」でゆみさんの実演を拝見したばかりであった。

さてバーノンズ・バー21周年記念イベントにいく。
ゲストマジシャンゆみさんの演目は、先の「クロースアップの集い」とほぼ同じであるが、良いマジックは何度見ても良い。

シルクをモチーフにした美しいマジックである。
加えて、単なるメンタルマジックでもその演出が面白い。

そして「思い違い」
スライディーニの名作シンパセティック・シルクを思わすマジックであるが、
実に優雅で、そして、不思議である



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by kazuo_okawa | 2015-10-27 22:10 | マジック | Trackback | Comments(0)
最強挑戦者と言われた佐藤天彦八段。
日経の観戦記を読めば、戦前予想で、佐藤の3戦全勝でタイトル奪取、と予想したA級棋士もいたとか。
何せ、名人挑戦者を決めるA級順位戦でただ一人無敗の全勝街道を突っ走っている。
佐藤の強さは群を抜いているのである。
それゆえ実際に対戦したA級棋士はその強さを肌身に感じて予想したのだろう。

そして63期王座戦5番勝負は3戦を終わって、佐藤の2勝1敗。
その流れで、4戦目に、佐藤は奪取すべきであった。
そこで、奪取出来なかったところに、私は、中村大地や豊島将之らと同じ展開をかぎ取ってしまった。

そして最終局。
またしても、佐藤の十八番、後手番横歩取りを、何と!羽生が受けて立っているでないか。
ニコ生のそのときのツイートが、観戦者の興奮を物語っている。
しかし、佐藤の得意戦法である。
序盤は佐藤が優位に進める。
そのときに、45手目、羽生の怪しげな86歩が飛び出す。
相手の攻めを呼び込む、予想外の一手である。
プロですら驚く一手であり、我々素人にはとうてい思いつかない!

後手番佐藤の優位がここから微妙に換わる。
58手目、羽生の飛車を封じ込める26の地点に佐藤が打ったのは、大駒角ではなくて、26香!
その瞬間羽生が攻める、55桂!

そして羽生はその後押し切った。
85手目27同金で投了。

何と言うことだろう。
中村大地、豊島将之、広瀬章人、そして佐藤天彦。
羽生は、20代の若手実力者を次々とはじき返している。

羽生の強さは何とも形容のしようがないが、この佐藤戦で、相手の得意戦法に自ら飛び込むところに改めて、羽生の座右の銘を思い出さずにいられない。

「勝利の女神は勇者に微笑む」

羽生の将棋は、勇気を持つことが何よりも大事であることを教えてくれる。
だからこそ、多くの将棋ファンを感動させるのであろう。



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by kazuo_okawa | 2015-10-26 23:23 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

広げよう「落選運動」

先日のブログで「前防衛政務官が、何と、選挙区の公立中学校で講演!」と批判した。
安倍自公政権は、国民の多くの反対を無視して成立させた安保法について、いまや全く素知らぬ顔でいる。
そして来年の参議院選挙に向けて、国民をごまかす「新三本の矢」などとまたまた大嘘をついている。
安保法を廃止にするためにも、来年の参議院選挙で自公議員は落選させなければならない。
このように思っているときに、日頃応援させて頂いている豊中市議会議員木村真氏から、参議院候補者(公明党議員)が選挙区の公立中学校で後援会を開く、というとんでもないことをしているとの連絡を受けたのでこういう議員は益々落選させなければならない、との思いで書いたブログである。

「落選運動」自体は、法的に問題はない。
「Aを落選させよう」、というのが,「Bを当選させよう」と取られないかぎり、公選法の規制は受けない。

「落選運動」は多いに広めなければならない。

いささか少し前の記事で恐縮だが、この点、毎日新聞10月13日付朝刊の特集ワイド「広がるか『落選運動』」は分かりやすくて良い記事であった。

小見出し「強引な政治に憤る有権者」
「強硬手段で反撃」
「安保関連法巡り学者ら提案」などの通り、安保関連法における強引な自公政治家に
「落選運動」が有効であることを特集した記事である。

落選運動が法的に問題のないことは、岩淵美克日大大学院教授の解説が出ている。
また、阪口徳雄弁護士が、落選運動を支援すると共に、この運動の全国連絡会議を作りたいと述べていることが紹介されている。
大変素晴らしく、こういう緩やかな連帯は是非実現してほしい。

…ああ、そうそう、選挙区の公立中学校で講演しようとしている安保法賛成議員の名前を書くのを忘れていた。

公明党の石川博宗議員である。
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by kazuo_okawa | 2015-10-25 20:39 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
安倍自公政権は、国民の多くの反対を無視して成立させた安保法について、いまや全く素知らぬ顔でいる。
そして来年の参議院選挙に向けて、国民をごまかす「新三本の矢」などとまたまた大嘘をついている。
安保法を廃止にするためにも、来年の参議院選挙で自公議員は落選させなければならない。

このように思っているときに、日頃応援させて頂いている豊中市議会議員木村真氏から、参議院候補者(公明党議員)が選挙区の公立中学校で後援会を開く、というとんでもないことをしているとの連絡を受けた。
こういう議員は益々落選させなければならない。

私は木村氏の考えに全く賛成なので、以下に、木村氏の了解を得て引用します。



豊中市議の木村真です。

10月31日(土)、豊中市立第二中学校(宮山町)内で、「土曜学習会」と称して、公明党参議院議員(大阪選出)で前・防衛政務官の石川博崇氏の講演会が予定されています。
テーマは「世界の情勢と日本の貢献」、内容は「青年海外協力隊とODA」(仮)となっています。

学校長名で全生徒に案内プリントが配布され、呼びかけの対象は二中生全員で希望者が参加、保護者の参観も可とのこと。

木村は、これは大変おかしなことであり、講演会は中止されるべきだと考えています。


石川氏は「前」防衛政務官ですが、これは10/7の内閣改造で政務官から外れたため。
戦争法制では、内閣の一員、それも大臣・副大臣と並ぶ防衛省三役の一人として、推進側の中心人物です。
このような人物が、「世界の情勢と日本の貢献」について、中学生たちにいったいどんな話をするというのでしょうか?

また石川氏は、来年夏の参院選で改選を迎えます。すでに選挙まであと1年を切り、石川氏はすでに公明党の大阪選挙区予定候補者に決定されています。学校(教育委員会)が、選挙を控えた国会議員を招き、地元選挙区で講演会を主催する・・・。およそ信じられないようなことが、平気のへっちゃらで行われようとしています。

早速、二中と教育委員会(生涯学習課)に「中止すべきだ」と申し入れましたが、「石川氏は豊中出身で、外務省勤務の経験もあるので」などと言い訳していました。
「世論を二分するような大きな問題について、国の考えを押し付けられる恐れはないか?」「学校・教育委員会が、選挙を控えた国会議員を招き、選挙区内で講演させるのは問題があるのではないか?」という、どちらの疑問にも全く答えたことになりません。

豊中でのことではありませんが、このところ、「憲法を守ろう」という趣旨の市民の集会が、突然、「政治的中立性に欠ける」として長年続いてきた自治体からの後援を断られる、という“事件”が相次いでいます。自治体が憲法を守るべき立場であることは言うまでもないことで、「憲法を守ろう」という趣旨の集会を「政治的中立に欠ける」とは、どうにもおかしな話です。
一方でそんなことをしておきながら、他方では、今回のように、賛成・反対、世論を二分する重要な問題の一方の中心人物、それも選挙を控えた現職の国会議員を、学校・市教委が主催する行事で講演させる・・・。こちらの方がよほど「政治的中立性に欠ける」のではないでしょうか?

*** 二中、市教委生涯教育課に「中止すべきだ」の声を! ***
豊中市教育委員会生涯教育課 TEL 6858-2379
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by kazuo_okawa | 2015-10-23 23:43 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)
民主、維新、共産、社民、生活の野党5党などは10月21日、日本国憲法53条に基づく臨時国会の召集要求書を政府に提出した。
しかし安倍内閣は、召集を見送る方針だという。

野党側は要求書で、環太平洋経済連携協定(TPP)が大筋合意に至った経緯の説明や、今月7日の内閣改造で新たに起用された閣僚の所信表明と質疑が必要としており、当然の話である。
何よりも憲法違反(クーデター状態)の安保法について、引き続き説明が必要であり、そのことは安倍首相自体が約束していたはずである(結局またしても嘘であったことが露呈した)。

このように政治的に説明が必要というだけで無く、そもそも憲法53条は「いづれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」とはっきりと規定している。
これが臨時国会というものである。
従って、憲法上、安倍内閣は、臨時国会を召集する義務を負ったわけである。

菅官房長官は、招集時期が規定されていないと述べるが、だからといって「招集しなくてよい」とはならない。
普通に日本語が理解できれば誰でも分かる話である。
また、来年、通常国会を開くから臨時国会はいらない、とも言っているらしいが、これでは憲法が通常国会の規定(憲法52条)以外に、臨時国会の規定をおいた意味が全くない。

このまま臨時国会を開かないのであれば、安倍内閣は真っ向から憲法を無視していることになる。
憲法違反の安倍政権は直ちに退場してもらうしか無い。
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by kazuo_okawa | 2015-10-22 19:41 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

日本の「反知性主義」

白井聡「戦後の墓碑銘」の中で、印象に残るのが、「反知性主義」の論考である。

書店に相並ぶ「反知性主義」の言葉を含めた書物の数々。
今日「反知性主義」の言葉自体は広く知れ渡ったであろう。

ネット上では、安保法案賛成者が「反知性」、いや、反対者こそが「反知性」など、どうにも低次元のやりとりも飛び交っていた。

しかし、もともとは知性を駆使する知識人への攻撃が「反知性主義」である。
そこには、冷静に知的に議論する姿勢は微塵もない。

しかも歴史上は、知性ある権力者が、民衆の「反知性主義」を利用して、自らの権力維持をはかった。
その意味で「反知性主義」がはびこるのは大変危険なのである。

しかし、問題はこれからである。

白井聡氏は指摘する。
日本の「反知性主義」の最大の特徴は、知性ある権力者が大衆の反知性主義を操作利用するのではなく、実は、権力者自身が(つまり、安倍首相や麻生副総理が)、知的でなく、大衆の反知性主義と一体化している、という。

そして、白井氏は、安倍首相の「反知性主義」を根拠をあげて、実証している。
痛快な論考であるが、冷静にみれば、リーダーがこれでは、あまりにも情けない。
しかし、そのあまりに情けないのが、今の日本の現実である。

白井氏の「戦後の墓碑銘」を重ねてお薦めする。
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by kazuo_okawa | 2015-10-21 22:30 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)