私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
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カテゴリ:本・書物( 45 )

新時代の刑事弁護!

成文堂から690頁にも及ぶ大著が発刊された。
浦功編著本『新時代の刑事弁護』である。
そして、9月1日、論文集の出版を記念して、お祝いの会が開かれた。
この論文集は、浦弁護士が古稀を迎えられたことを記念して大阪の刑事弁護委員会に属する弁護士有志により企画・執筆が始まり、その後、浦弁護士の論攷も加え、その指揮を受けて、編著本として完成するに至ったものである。
内容は1970年代から現在に至るまでの刑事弁護をめぐる状況について振り返るとともに、昨年の刑事訴訟法改正をも踏まえ、未来を見据えた新しい時代の刑事弁護のあり方について、提言するものとなっている。
私も「数学的刑事弁護~検察官の誤謬に打克つ」という論考を寄せた。
拙稿は、刑事裁判における検察官の統計的立証には誤謬もあるので注意すべしというものであるが、刑事弁護に関心ある方のみならず、論理(ロジック)と経験的直感による推論(ヒューリスティック)の乖離現象に興味ある方にはその点からも喜んでいただけるのかなと思っている。
とはいえ独りよがりかもしれない。
是非お読みいただければ幸いです。

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by kazuo_okawa | 2017-09-02 22:27 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)

そして、望月衣塑子著!

平和主義日本は、「殺さず、殺されもせず」である。
戦争をせずにその為の軍隊も放棄し、外交により平和を築いていく。
憲法9条は、非武装中立を高らかにうたっている。
平和主義は、戦争の道具も用いない。
戦争の道具、武器を売って商売にすることもあり得ない。

「武器」は人殺しの道具である。
武器が使われるということは、誰かが死ぬ。
その誰かが死ぬことを「商売」にすることは、平和主義日本ではあり得ない。

我が国は、長く「武器輸出三原則」を堅持してきた。
それは自民党保守政権の知恵でもあり、良心でもあるだろう。

それが、あの2015年、戦争法国会の年、安倍政権がこの原則をゆるめた。
つまり、人殺しの武器で儲けることを容認したのである。

我が国がこんな怖ろしい国になっていいのだろうか。
人を殺す武器を売って儲けるんですよ…。

そしてそのルポ。「武器輸出と日本企業」(角川新書)。
官邸会見に切り込むエース、東京新聞望月衣塑子氏の著である。

東京新聞は、中日新聞社発行である。
昨日の中日新聞三浦記者に続き、望月氏の本書も推薦する!



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by kazuo_okawa | 2017-08-11 22:32 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)

名古屋在住にもかかわらず大阪まで何度も足を運び、中田障害者選挙権訴訟など熱心に取材してくれるのが中日新聞記者三浦氏である。

先日の中田裁判後の報告集会にも、名古屋へ戻るギリギリの時間まで取材されていた。

実は提訴の取材時に三浦氏から聞いてはいたが、何故「わけあり」かと言えば、実は彼自身が「過労でウツ」「両親のダブル介護」そして自身が「パーキンソン病」に罹患しているということだ。
ご自分の病気と共に、記者としてどれだけ活躍できるか分からない、だからこそ全力を挙げて記事にする、そういうことを取材時に聞いた。

その三浦氏の新著である。
まだ三分の一しか読んでいないが、自身の体験や考えに共感する。
浅野健一「犯罪報道の犯罪」に10回も読み直したなど、氏の姿勢が大変よく分かる。

彼自身が「わけあり」だからこそ気付く、多くの視点があるのだろう。
今後も三浦氏しか書けない素晴らしい記事を書いてほしい。

合わせて、広く皆さんに本書をお薦めする。


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by kazuo_okawa | 2017-08-10 23:49 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)

文芸春秋は、いわゆる保守派ジャーナリズムである。
その論調には必ずしも賛成できないこともあるが、この何号か、間接的に、安倍批判をしているのが的確である。

まあ、両論併記のような号もあったが、8月号がよい。
10日、東京からの帰路、新幹線の車中で読んだが、冒頭村上論考を始め、特集「日本の底が 抜けていく」として、全面的に安倍・読売批判である。

これはもはや保守派ですら、安倍は許せないということだろう。

実際、歴代自民党と、極右安倍は全く異なる。

どうぞ、良心的な保守派の皆さん、是非とも文芸春秋8月号を是非お読み下さい。


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by kazuo_okawa | 2017-07-11 00:39 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)

佐高信編による「安倍友学園のアッキード事件」(七つ森書館)が発行された。

この問題に最初に気付いた木村真豊中市議の講演録など4本の記事と、佐高氏、鈴木邦男氏、福島みずほ氏の鼎談が掲載されている。
この鼎談だけでも、森友事件の本質はわかる。

右翼鈴木氏の「右翼ですらやってない教育勅語を幼稚園でやっている」というのが鋭い指摘である。
その籠池氏のジュニアのインタビューもある。
「この国の素顔を見てしまった」という点が興味深い。

森友学園疑惑を風化させようというのが、安倍政権の目論見である。

市民の方から、このまま風化させないためにどうしたら良いのでしょうか?とよく聞かれる。
色々な方法が考えられるが、人によってはハードルは高い。

私はいつも言うのだが、こういう批判本を購入して、人に勧め、ベストセラー化を目指すだけでも一つの方法である。
ベストセラー化すれば、良心的なマスコミは取り上げてくれるだろう。

それぞれの人が、それぞれの出来る範囲で行う。
この国のインチキを正すために…。


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by kazuo_okawa | 2017-05-30 23:53 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)
斉藤美奈子の新作である。
斉藤の作品はどれも面白く、私はほとんどの作品を読破しているが、本書も面白かった。

内容は、冒頭作を例にとれば「坊っちゃん」
言わずと知れた、漱石の代表作。
斉藤は、この各社から出ているその文庫の解説を片端からよみ、そしてそれを解説するのである。
それゆえ、文庫解説ワンダーランド!
「坊っちゃん」は青春痛快小説だろうと思っていたのが、各社の文庫解説によれば「悲劇」でああるとの解説もあり、斉藤に言わせれば、実は解説にも攻防戦があるという。
意外な視点で驚かされる。

次いで「走れメロス」
誰もが知っているお馴染みの作品である。
短編ゆえこの作品のみならず、文庫には、太宰の複数の作品が並べられているが、どの出版社も作品集の題名は「走れメロス」であり、表紙は(メロスの)「走っている」絵だという。
つまり、太宰の作品集の主役は「走れメロス」
ところが、何と、どの出版社の解説人もメロスへの言及はないという。
いやあ、文庫解説を読み比べた斉藤ならではの指摘であり、実に痛快、且つ面白い。

この調子で、どんどん斬りまくる。

中盤、庄司薫、柴田翔、小林秀雄なども実に興味深い。
何せ、青春時代の原点ですからね。思わず、書庫から、これら作品を引っ張り出してこようかと思ったくらいである。

そして何とミステリ編!
ミステリファンの私としては一番感心した。
斉藤は、ミステリの解説の掟は犯人を指摘してはいけないと、書きつつ、トリックの傷をくさした評論を挙げるのである。

いやあ、実に意表を突く指摘である。

その対象作品は「点と戦」!
傷を指摘した解説者は有栖川有栖!
この組み合わせは凄い!
「点と線」はどこかにあったはずだが、これは是非文春文庫版を買わねばならない。

とまあ斉藤美奈子「文庫解説ワンダーランド」は実に面白い本である。
ともあれこれだけ辛口で斬りまくっていたら、斉藤美奈子自身の文庫の解説は誰が書くの?と誰しも思いますよね。
実は「文庫解説ワンダーランド」の最後には、きちんとその点に触れて終わっている。

斉藤美奈子恐るべしである。

【追記】
さっそく有栖川有栖解説の文春文庫版「点と戦」を購入する!
いやあさすが有栖川有栖である。
解説を読む為だけに買ったのだが、値打ちがある。
ミステリの解説はこうでなくてはならない。



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by kazuo_okawa | 2017-02-04 20:47 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)
表紙も、タイトルも、著者も出版元も、すべて伏せて「文庫X」として売り出した話題の書である。
何もわからずに買うのに勇気がいるように思えるが、間違いなくお勧めである。

こう売り出し方をした「さわや書店」の長江氏は「どうやったら『面白い』『魅力的だ』と思ってもらえるのか、思いつきませんでした。だからこうして、タイトルを隠して売ることに決めました。この本を読んで心が動かされない人はいないと固く信じています」という。

確かに、購入して読んでみると大変素晴らしい著である。

こういう秘密めいた売り方をした場合、ネット上、たちどころに「ネタバレ」が飛び交うことが多い。

しかしそういうことがほとんどないのも、おそらく購読された方が、文庫Xの著作それ自体に心を打たれただけではなく、この長江氏の取組みにも賛同されたからだろう。

私も同感である。
私も長江氏の心意気に賛同して、作品の中身には直接触れない。

ただ一つ、私が司法関係者として思うのは、この国は、真の意味で国民の安全を考えているのではない、ということである。
それよりも、国の無謬性、秩序ということを重視しているということだ。

その意味でこの作品は、大きな意味でこの国のありようを告発している。

強くお勧めする。



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by kazuo_okawa | 2017-01-04 07:36 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)
本日、大阪弁護士会主催の憲法集会は「憲法主義」。

南野 森九州大学法学部教授(憲法学)と内山奈月(AKB48のメンバー)の共著「憲法主義」をテーマに、憲法の意義を考える集会である。

私自身、この「憲法主義」は書店で目にしたものの、まあ、AKBの人気を当てにした便乗商法だろう、くらいの認識で、購入することはしなかった。

それゆえ、本日の集会も事前告知せず、本日は、いささか期待せず望んだのだが…。

…全く違っていた。

南野 森九州大学法学部教授は、若いながらも話がうまい上、質問に対する答え方を聞いても、深く研究されていることが分かる。
内山氏もしっかりしている。

休憩の合間に、会場に並べられた「憲法主義」を購入した。
予想と違って中身は本格的に論じられている。
しかも読みやすくするためだろう、恋愛の自由、パパラッチの問題など、聞き手がアイドルというこの著の特色を生かして、読者を惹きつける工夫をしている。
無論、それでいて中身の精度は高い。

いやはや、私自身がスルーしてしまった反省も含め、この著はお薦めです。




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by kazuo_okawa | 2016-12-03 22:59 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)
選挙訴訟でお世話になった上脇教授の最新作である。(日本機関紙出版センター発行)

上脇教授はこれまでも政治とカネ疑惑を追及したり、選挙制度の矛盾を突くなど、活発な活動をしておられる。
その目指すところは、金まみれの政治でなく、真に民主的な社会の実現であり、教授のその姿勢には共感を覚える。

そして本書は、ストレートに小池都知事批判である。
とかく最近のテレビなどのメディアでは、小池都知事をひたすら持ち上げているが、さすが上脇教授である。
全くタブーはない。

まず小池都知事の経歴を上げて、「権力にすり寄った無節操な『渡り鳥議員』」と批判し、そして、都知事選で豊島区議が小池候補を応援した構図を政治資金の流れから、カネでトリコにしたと分析している。
要するに、舛添前都知事と同様に、小池都知事もカネまみれ、不透明なわけだ。
大手マスコミは何故にそこを批判しないのか。

そして安倍首相自身のガソリン13周問題など自民党の事例も上げる。
安倍自民党、小池都知事と金まみれ、疑惑まみれなわけだ。
上脇教授はそれらを鋭く批判し、そして最後に改革案を提言している。

本書を是非多くの方に読んでほしい。
そして真に政治改革に結びついてほしい。
本書を強くお勧めする!


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by kazuo_okawa | 2016-10-19 22:03 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)

18歳からの民主主義!

2016年参議院選挙から18歳選挙権が始まった。

26日の日曜に紀伊国屋書店に入ると特設コーナーに「18歳選挙」の大きな文字とともに、18歳選挙権に関する書物が10数冊並べられていた。
一覧すると「18歳」の文字だらけ!である。

どの出版社も同じような企画を考える、まあ、人は同じようなことを考える、という見本のような書物の山である。
とはいえ、大学で講座を持っている身としては、若者向けにどのように書かれているか、大いに関心がある。
そこで、立ち読みしたが、いやいやなかなか読ませる。

どうも、18歳を子ども扱いし、愚にもつかない、若者を軽視した内容でないかと思い込んでいたがそうではなった。

無論、やたら字が大きくイラスト入りであったり、図がやたら多いものや、一通りの説明が書いているが何ら中身がないものなど、はっきり言ってつまらないものも幾つかある。
まあ、これらの愚作は名うての文芸評論家斉藤美奈子氏がそのうち気持ちよくぶった切ってくれるだろうからその筋の専門家に任せる。

さてそれにしても、どうせひどいのだろうと、ハナから思い込んだのは何故か。

よく考えると、自民党広報誌である。
話題になった自民党制作<18歳選挙パンフレット「国に届け」>は、「バカ」な女の子がイケメンでちょっと高飛車な男の子と仲良くなるために投票所に向かうという、どうしようもなくひどいマンガを載せた。
女子高生差別でないかと批判を浴びたパンフレットでもある。
(ネットで見てください)

自民党は他にも「憲法改正マンガ」や、「自民党公式ゲームアプリ・あべぴょん」などもある。
一体全体この党の知性はどうなっているのかと言いたい。
この党は、若者はマンガやゲームばっかりしていると、おそらく思い込んでいるのでしょうね。
そのように思い込んでいると、若者から、大きなしっぺ返しが、…、う~ん、…果たして…。

(…尚、紀伊国屋書店では、立ち読みだけで帰らず、まじめな本を購入しましたので念のため。)

【6月30日追記】
ネットのニュースを見ていると、28日に産経新聞が以下のような記事を載せたようである。
「「女の子をバカにしている」自民党の若者向けパンフに批判が殺到しているが、自民党幹部は批判に反省しているわけでなく「話題になることはいいこと」と強がっているという。」
いやはや、凄いですね。





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by kazuo_okawa | 2016-06-28 23:15 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)