私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

カテゴリ:大学あれこれ( 21 )

意外な出会い!

月・火と東京出張である。
月曜日の晩、とある銀座の店に行く。
するとバーテンダーが何と、私の龍大の教え子。

私は、龍大法学部で「裁判と人権」という科目を教えているのだが、彼はその講義を聞いて、単位を取得したという。
これは全くの偶然です。

いやあ、こういう出会いは嬉しい。

しかもこれで、今年二人目である。
幸いいずれも合格点をあげている。
(不合格にしていたら、おそらく話題にしないだろう)

龍大生は本当に職種が色々である。
是非頑張ってほしい。
なにやら気持ちよくビールを飲んだのでした。



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by kazuo_okawa | 2017-08-22 00:20 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)

稲田朋美か!

暑い一日だったが、大学の試験の答案を採点をする!

<問いをもって問いに答える>答案を見ると
「お前は、稲田か!」と突っ込みを入れたくなる。

今年多かった誤答は、取調の可視化の意味である。
「被疑者に対する取調の状況を録音録画し」と、ここまではいいのだが「公開すること」とつなげている。
公開したらいかんでしょ!
誰かが「予想問題と解答」を誤って作っているのだろうか。
同じ間違いというのが不思議である。

「密閉の取調」というのもあった。
無論、「密室の取調」の間違いである。
第一「密閉」していたら窒息してしまう。

…とまあ、ホントに熱い一日でした。


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by kazuo_okawa | 2017-08-06 20:00 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)
龍谷大学法学部で約20年講義を行っている。

そのうち12年間、龍谷大学はロースクールを開校している。
私は学部の講義のほかに、このロースクールにも協力した。
そしてそのロースクールは、2016年度をもって閉校した。

2016年3月18日にはその慰労会に参加させてもらった。

そこには私の教え子ともいえる若き法曹が同じく参加していた。

彼は、私の法学部時代の講義(「裁判と人権」)を聞いて、法曹を志したという。
非常に嬉しい。
彼とは、今も親しくさせて貰っている。

私が若い人に伝えたいことはたくさんあり、どれだけうまく伝えられたか分からない。
しかし、少しでもその人の人生に、良い影響を与えたなら、これほど素晴らしいことはない。

2017年度、新しく、学部での講義が始まる。
先に述べた「裁判と人権」である。

若い人たちに、私の思いを伝えたい!


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by kazuo_okawa | 2017-04-12 21:57 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)

監視とプライバシー

龍谷大学法学部での私の講義「裁判と人権」の試験の答案を採点している。

今回、不合格答案で目についたのは、監視とプライバシーの混同である。

私たちは主権者であるが、私たちのひとり一人の幸福を目指すために、選挙で一時的に権力を託し、また行政にその役割を託す。
行政や権力者(政権)の仕組みはあくまで主権者のために動いてもらう為に委託したのである。
それゆえ、この場合、権力者や行政が本当に、主権者たる私たちのために働いてくれるのかチェックが必要である。
これが行政への監視である。
(これは公務員のプライバシー権とは何の関係もない。
あくまで、公務のチェックであり、公務員の仕事を終えた後のプライバシー領域においては、そこではプライバシーは保たれるべきである。)

一方、国民は主権者として自由を有している。
誰からも、自由を制限する「監視」を受ける理由はなく、ましてや、権力者に監視されるいわれはない。

繰り返すが主権者は私たちなのである。

まとめて言えば、
行政には監視を
市民には反監視(プライバシー保護)
となるのである。

試験の採点は私自身の教え方のチェックでもある。
つまり学生の理解の悪いのは私の教え方が悪いともいえる。
まあ、多くの学生は理解してくれているが、う~ん。
…少しばかり反省。



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by kazuo_okawa | 2016-08-06 00:54 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)
司法書士をしている連れ合いから嬉しいニュースを聞いた。
連れ合いが新人司法書士向けの研修に講師として講義したときである。

終了後、その新人司法書士は、連れ合いのところへ来て「先生のご主人は大川一夫先生ですね。」と尋ねる。
連れ合いは無論、その通りですと答える。

するとその司法書士は「実は私大阪府立大学の経済学部生だったときに、大川一夫先生の講義を聞いて、法律というのがこんなに重要で、また面白いものだと知って、法律家を目指しました。そして司法書士になれました。大川一夫先生に宜しくお伝え下さい」と私宛のメッセージを伝えてくれたという。
しかも「大川一夫先生の熱い講義をまた聞きたいです」とも添えてくれたらしい。

昨年度をもって、龍谷大学のロースクールとともに大阪府立大学経済学部の労働法講義も終了した。
(あとは龍谷大学の法学部生向けの講義のみである。)
法律を勉強していない経済学部生への講義というのは講師をしていてもそれはそれで刺激的であった。

そしてその学生の中に、それまで法律に関心の無かった方が、関心を持って頂くだけでなく、法律家を目指されたとは…。

私の講義によって、その人の人生にいくばくかの力を与えたとすれば、講師としてこれほどの喜びに優ることはない。




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by kazuo_okawa | 2016-03-26 23:06 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)
2009年から引き受けてきた大阪府立大学経済学部での労働法の講義が先週で終了した。
1年間の講座でしたが、教えることは学ぶことでもあると改めて思いました。
1年間ですと、一応労働法の全分野に及びます。
私自身の知識の整理にも成りました。

と同時に、この7~8年の労働法・労働政策の移り変わりの激しさを改めて思います。
この経験は、今後さらに生かしていきたいと思っています。

このような素晴らしい機会を与えて頂いた関係者や
質問や意見を頂いた学生の皆さんに感謝します。
また、私の話が、学生の皆さんの人生にほんのわずかでもお役に立てば嬉しいです。

取り急ぎ御礼まで。
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by kazuo_okawa | 2016-02-07 23:50 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)

学び、そして伝える

7月25日は大学2校の補講を連続して講義した後、京都での奥田会に出席する。
奥田会とは、京大法学部時代に奥田昌道教授のゼミで学んだ全ての期の同窓会である。
私の師である奥田先生のことはこのブログで何度も書かせて頂いた。

奥田先生は御年82歳のはずだが、いつまでもお若くお元気であり、未だに逆に勇気づけられる。
奥田先生曰く「100歳以上はごまんといる。いや、5万人いるんですよ。」
「私も学問の集大成『債権総論』を書き上げます。まだ1%しか出来ていませんが」
「私には他にも夢があります。」
「皆さんも夢をもっていますか。なかなか実現できない、そういうものでないといけないですよ。実現出来るんなら、夢じゃないですから」

師が「夢」を持っているというのに、教え子たちが「夢」を持たなくて何としよう。
奥田会に集まり、集まった教え子が一様に述べるのが、みんなの話を聞いて互いに元気を貰うと言うことである。

一年に一度の集まりであるが、楽しい集まりである。

先達に学び、そして、後進に伝えていく。
私もその流れの一人でありたい。

大学の補講と奥田会の一日であっただけに改めて思う。
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by kazuo_okawa | 2015-07-26 12:20 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)
私が担当している龍谷大学法学部の「裁判と人権」と題する講座で、半年に一回だけ特別ゲストをお呼びすることが出来る。

今年は周防正行さんをお招きした。

周防さんは映画監督であり、代表作には、大学の相撲部を扱った「シコふんじゃった。」、大ヒット作「Shall we ダンス」、そして日本の刑事裁判制度の本質を描いた「それでもボクはやってない」などがある。
そして法制審の特別部会の委員に選ばれた。
その内容はこのたび発行された著書「それでもボクは会議で闘う」に詳しい。

可視化を中心とした、その刑事法制改正案が今国会に上程されている。
周防さんは、講演の前日には、その法務委員会で参考人として意見を述べられた。
かように多忙な中、龍谷大学生の為に来て頂いた。
大変有り難い。
大教室で、私のインタビューに答えるという形での講演である。

最初は「それでもボクはやってない」を作られたきっかけなどから質問し、そして、日本の刑事裁判の問題点、裁判員裁判の評価等を経て、特別部会の評価、今国会の法案の評価を話して貰った。

印象に残る言葉。
「『十人の真犯人を逃すとも一人の無辜も罰する無かれ』という格言に対して、十人の真犯人も捕まえる、という人がいるが、そういったとたん、この格言の意味を分かっていないことが分かる」
「裁くことの怖さを、裁判官自身が知らない」
「判決の瞬間、真実を知っている被告人に、実は裁判官自身が裁かれている」
「裁判員裁判も従来の裁判よりはいい」
「今回の法案は、不十分だが、可視化を義務づけただけ少しでも前進である」
「警察、検察に裁量をゆだねるのは大変危険である」
「重要なのは裁判官であり、弁護実践である」
「(若い人へ)世界はあなた達が思っているよりもずっと広い」

話に感銘を受ける。
周防さんは、実に魅力的で、大変素晴らしい。

実は、学生の見ていないところで、密かにサインを貰いました。
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by kazuo_okawa | 2015-06-11 22:03 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)
19年にわたって講義している龍谷大学法学部での私の講義「裁判と人権」の前期講義が終了した。
あとは試験だけである。

講義の最終日は、学生達の「アンケート」をとることになっている。
いつも興味深く、参考にさせて貰っている。

今年の学生アンケートの回答に、私の講義は「批判が多い」という批判があった。
この指摘は、例年にはないコメントである。
言われてみれば確かに、今年は授業で「安倍首相批判」をしていた気がする。

安倍政権は、集団的自衛権の「解釈改憲」や秘密保全法の制定などを強行し、
今「人権」は最大の危機に瀕している。

「人権」を語る今年の講義で「批判」が多いのは、言わば当然であろう。

一方、私は授業で「合理的に考えよ」「批判的精神をもって」とも
日々、講義している。

とすれば、「批判が多い」と、私に「批判」した学生は
私の授業をよく聞いている証でもあるし
ある意味で、批判的精神を身につけたともいえる。
私の講義の学生として、実にいい指摘である。

その批判的精神を、真に批判を向けるべき対象に、更に生かしてほしい。
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by kazuo_okawa | 2014-07-22 22:08 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)

押収物が少なすぎる?!

本日、龍谷大学の私の講座「裁判と人権」でゲストをお招きした。
袴田事件の弁護団の一人、間光洋弁護士による特別講演である。

袴田事件とは3月28日のブログにも書いた通り約47年ぶりに死刑から「生還」した冤罪事件である。

すなわち1966年に静岡県清水市で一家4人を殺害したとして、1980年に強盗殺人罪などで死刑が確定した元プロボクサー、袴田巌元被告人の第2次再審請求審で、静岡地裁(村山浩昭裁判長)は本年3月27日に、再審開始を認める決定をしたのである。
犯人と結びつけた証拠の衣類(鉄紺色ズボンなど5点)に付着した血痕が、最新のDNA鑑定によって、逆に、袴田さんと一致しないことが判明し、それが無罪の決め手となったという。
村山裁判長は、これらの証拠を、捏造の疑いがあると述べ、さらにそれは警察しか出来ないと批判した。
以上の点は、ニュースでも報じられたところである。

一年後に発見された衣類の血液が犯人のものとされ有罪になったが、その後のDNA鑑定術の発展により、それが逆に無罪の証拠となった。
本日の講演では新聞などのニュース以上に詳しく説明がなされたが、私が興味を持ったのは次の下りである。

すなわち、袴田さんの自宅にあった「端布」が、鉄紺色ズボンと一致したことから
(つまり鉄紺色ズボンの端布であったことから)
その鉄紺色ズボンは袴田さんのものとされたのだが、
鉄紺色ズボンなどの衣類に捏造の疑いがあるなら、この端布は何、となる。
実は、これも捏造の疑いが強いのだがそれを指摘する判決の次の下りが面白い。

「鉄紺色ズボンの端布が袴田の実家から押収されたが、その際、一緒に押収された物は、捜索差押許可状の目的物となっていたバンドだけである」

つまり、警察は捜索差押許可状をとって袴田宅の捜索をしながら、押収したのはバンドと端布のみだったのである。

これの何がおかしいの?と思われるでしょう。

それを知るには、警察の捜索押収実務を知らなければならない。
つまり、警察というところは、裁判所から捜索差押許可状をとって、被疑者宅を捜索するのだが、その際に、その目的物と関係ありそうな物はとかくやたらと押収するのである。
言い換えれば目的物以外に事件に関係ありそうな物は、やたらと押収するのが警察の一般的な運用なのである(本当は、許可状を逸脱するのではないかとの問題はある)。

なのにこのときは目的物以外に、わずか「一点」しか押収していない。
しかもそれが「鍵」を握る端布なのである。

押収物が少ない。
それが却って怪しい、というわけである。

「その晩、犬が吠えなかった。それがおかしい」という
かの名探偵シャーロック・ホームズの名推理を思わす着眼点である。
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by kazuo_okawa | 2014-07-03 22:08 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)