私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
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カテゴリ:マジック( 62 )

テンヨーの2017年スペシャルマジックである、「マジカルチョコレート」が面白い。

チョコレートの絵が描かれた4種類の カードを1枚ずつよく見せる。客にそのうちのひとつを選んで覚えてもらった後、4枚 を包み紙に入れる。客に選んだチョコを強く思い浮かべてもらうと、なんとそのチョコの角 だけ欠けている、というマジックである。

非常にインパクトのあるマジックである。
現象そのものは、幾つも類似作を思い浮かべよう。
(大きく分類すれば、4枚のカードから1枚当てる、というテーマの一つである)

しかしこのマジックの素晴らしいのは、非常に巧妙なトリックに尽きる。

シャーロック・ホームズではないが「見ているが観察していない」。
まさしく、トリックを堂々と見せている大胆な手法に感心するのである。

作者は、まず、このトリックを思いつき、そしてそれをいかに見せるかを考え、そしてチョコレートにたどりついたのであろう。

こう想像すると、一見、「トリックは出尽くした」といわれるが、まだまだ可能性はあることが分かる。
この作品の一番素晴らしいのは、その「可能性」を示した事だろう。



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by kazuo_okawa | 2017-09-21 23:28 | マジック | Trackback | Comments(0)
本日の朝日新聞を読んでいると、とあるコラムで理系の学者が、スプーン曲げのトリックを明かしていたので驚いた。

私の好きなコラムだったんですけどねえ…。

もっとも、私がいつも不快に思うのは①プロマジシャンが自作でない他人のマジックの種明かしをする②アマチュアがマジック商品を(下手に演技して結果的にタネが分かる場合も含めて)種明かしする、の二つのパターンである。
これらはいずれも他人の「財産」であるのに、自らの商売などに利用しているから不快に思うのである。

その意味では今朝の朝日はそのパターンとは違う。
今朝の先生は全く悪気はないだろう。
その意味では、前述の不快感とは違う。
しかしねえ、と考えてしまう。

おそらく世間一般にマジックの「秘密」の重要性が一般に知れ渡っていないからだろう。
実はマジックにおいてはこの「秘密」こそが財産である。

かつて我が国でも、著作権などに全く無理解であった。

何やら、その当時を思い起こしてしまう…。


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by kazuo_okawa | 2017-02-02 21:47 | マジック | Trackback | Comments(0)
11月20日、後輩が同窓会を企画して頂いたこともあり、久々に京大学園祭に行く。

まずは京大推理小説研究会(京ミス研)のコーナーと京ミス研ボックス。
ひとしきり雑談する。

昼食などを経てジャグリング(路上パフォーマンスです)。
京大奇術研究会(KUMA)出身でもある渡辺あきら師。さすがプロ、見事である。
遅れてKUMAの公演へ。
満席なので,第6ステージはOB特権で楽屋に入れて貰い楽屋からの鑑賞、
第7ステージはリアル鑑賞。
ステージマジックはいずれも見事でうまい。
その後は同窓会。慌ただしいが濃密で、実に心地よい。

私が学生時代に関与した、知的エンターテインメントの世界(京ミス研、KUMA)が発展し、定着しているのは実に嬉しい。

人間は、ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)だとつくづく思う。

【追記】
その後、マジックの腕前高くミステリにも通じている優秀な後輩K氏から、金沢市の、「金沢STYLE」(マジックバー・マジシャン山岸塁師)と「謎屋珈琲店」(郷司氏)を紹介して貰った。
何が嬉しいかといえば、両者ともミステリ通で、拙作『ナイト捜し』(「綾辻行人と有栖川有栖のミステリジョッキー2」所収)を褒めて頂いたらしい。
有り難うございます。




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by kazuo_okawa | 2016-11-21 22:03 | マジック | Trackback | Comments(0)
この時期なると(と言っても正確には遅いのであるが)、マジック界の老舗、テンヨーの最新作品が話題になる。
本日土曜日夕刻、いささか疲れたので、仕事は終えて、テンヨーマジックショップに出向く。

予めネット上の情報は入れないようにして、ディーラーに初めて見せて貰うのが楽しい。

2017最新作を幾つも見せて貰ったが、私には「パズル風作品」が印象に残った。

まず「必勝あみだくじ」。
5本の線のあみだくじだが、ゴールABCDEから、当たりを客が選ぶ。そしてスタートも5本の中から4本を客が自由に選ぶ。
マジシャンは残りの一本というわけである。
ここでマジシャンは4枚のカードを出す。
そのカードは(説明がしにくいが)いずれもあみだくじの、あみだ線が入り組んだものであり、それを客が自由に並べて、スタートからゴールのあみだくじが出来るが、何と出来上がったあみだくじで勝つのは、マジシャンだというわけである。
なかなか不思議であるが、「4枚のカード」が後から出てくるというのがミソだろう。
…とはいえ、「何故4枚のカードをどう並べても同じになるのか」が、非常に不思議である。
これはまさに、良質のパズルである。

「奇跡の魔法陣」
客が数字を選ぶ。
マジシャンが4×4の升に数字を書き込む。
客が先ほどの選んだ数字を述べる。
そして客が選んだ数字を述べると、マジシャンが書いた魔法陣はどの行、列もその合計が客の数字になる。
まあ、こういう数学マジックのようなものは一般受けはしないでしょうね。
…魔法陣を作るのはある種の数学トリックだが、何故、客の選んだ数字が分かるのか。
可能性は幾つか考えられるが、私にはそれが分からない…。

そして「伝説のパズル」
サムロイドやデュードニーの時代からある、形作るピースの数は異なるのに、面積は同じという有名なパズルがモデルになっている。
だから「伝説のパズル」というわけである。
このマジックのいいところは、面積が変わらないということを示すためにフレームを作っているところである。
私は、伝説のパズル自体を知っているから、おそらくトリックはアレしかないだろうと思って、見ていたのだが…。
…しかし、私の考えていたようには見えない。
う~ん。
全く不思議である。

こういう不可思議さが実に心地よい。

【12月8日追記】
毎年のことだが、結局、上記テンヨーの新製品は全て購入した。
あみだくじ(あの佐藤氏作です)は予想通りのトリックだったが、これを実際に作り上げる巧妙さと
エクストラカードというのは思いつかない。
魔法陣はあのハリーロレインの改案であり、<改案の多くは改悪である>という真理に反して
改案部分2点がいずれも面白い。
特に、キーナンバーを覚えないで堂々とピークするのがそれが日常的にありふれたものを使っているのでミステリタッチである。
パズルは予想通り。
それしか考えられないが不思議に思ったのは、演じ手がうまかったからである。





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by kazuo_okawa | 2016-11-05 21:05 | マジック | Trackback | Comments(0)

小川心平師、亡くなる!

今朝、出かけ前にフジテレビ「特ダネ!」を見ていると、世界的マジシャン死す!とのニュースが流れた。
一瞬テレビに目を奪われると、亡くなられたのは小川心平師であった。
マジック界にその名を知られエンターテナーである。

日弁連の人権大会など、弁護士会の集まりは全国各地、持ち回りで行われることが多い。
私は、以前からマジックバーへいくのは好きだったが、2006年頃からは、意識的に日弁連などの企画に合わせて全国のマジックバーを回ってきた。

小川師は長崎県でマジックバーを開かれている。
いつしかそこへ行くことは楽しみの一つであった。

しかしそれがかなわぬまま亡くなられた。

例えば、「小川心平懇親の力作!!」と謳われた師の作品「MELT DOWN」。
その作品を購入して驚く。
マジックのトリックは単純なものが多いが、これも同様である。
しかし、トリックを買ったからといって、誰しも小川心平師のように美しく見せられるものでない。
この実演を、師のマジックバーで直接見たかったものである。
色々な意味で、あまりにも悲しい。
合掌。




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by kazuo_okawa | 2016-10-28 23:19 | マジック | Trackback | Comments(0)

福井のマジックバー

10月6日夜、福井のマジック・バーによる。
インターネットで探して見つけたのが「空」。

マジシャンは岡田透師。
若いが実に見事な腕である。

オープニングがルービックキューブ。
紙袋を利用して、その中で瞬時に変わるものだが、創案者の谷師は私の後輩と自己紹介すると一気にうち解けた。
こちらの身元を明かすと、「マニア用のマジックがあるのですが…」
少し、楽屋に隠れた。そして…。

あとは、タバコとコインのスライハンド。
リングとロープ(音を消す手法に感心)。
コインはジャンボコインを織り交ぜるだけでなく、チョコレートコインに変わるというテクニックも見せていた。
ひとつのジャンボコインの表裏で見せているのか、なかなか不思議である。

そしてカード。
オイル・アンド・ウオーターも見事で、実に不思議であった。
次いでトライアンフ。
パケットを引き抜く技術が抜群である。
さらにアンビシャス的なマジック。
最後に4枚出てきて、(振り返って)最初からフォースしたのかと驚く。

マジック談義も含めて楽しいひとときでした。
いやあ、実に素晴らしい店です。
お薦めです。



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by kazuo_okawa | 2016-10-11 21:14 | マジック | Trackback | Comments(0)
9月3日、東京品川に宿泊する。
私は、出張があれば私は必ず地元のマジックバーへ行くことにしているのだが、インターネットで検索すると「QUESTIONクエッション」という店があった。

まあ本当に、日本中、主要地域にはマジックバーがあるものである。

さて見つけた「QUESTIONクエッション」。
パフォーマーはKURODA師。
客は、私以外には、(マニアではない)3人グループ。

オープニングは「曲がる鉛筆」
同じく振ってトランプを2つに見せる演出の後、箱からトランプの出現。
インビジブル・デック。
ハンバーガーカードとハンバーガーの出現。
ハーフダラーを使ったコインマジック。
中国制コインを使ったマジック。
スリーシェル・ゲーム。
ツイストカードなど。

マジック自体は目新しい感じはしなかったものの雰囲気がいい。
時折のギャグなどは「大阪風」である。
若いマジシャンの場合になんとなく緊張感が伝わるようなことがあるが、KURODA師にはそんなところは全くなく百戦錬磨の使い手を思わせる。
安心して楽しませて頂ける素晴らしいマジシャンである。

一通りのルーティンを終了した後、カップアンドボールの「2カップ」版を見せて頂いたが、知らない手順だったので感心しました。
「3カップ」の良いところ残したまま、しかもスピーディである。
そして最後に(私の意好きな)マックスメイビンのメンタルマジック。
何やら憎いですね。
楽しませて頂きました。

さてお値段、ビール3杯飲みながら、これで約3000円である。
東京でこの料金にというのに驚きました。
リーズナブルなお値段も含めて、KURODA師、お薦めです。



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by kazuo_okawa | 2016-09-05 21:56 | マジック | Trackback | Comments(0)

銀座のマジックバー!

東京出張の8日夜。
大阪の若手実力者マジシャン大都師推薦の銀座のマジックバーへいく。

ヒロサカイ師著「バー・マジック」記載のマジックバーなどは既に行ったので、大都師にそんな話をしていると、東京へ行ったときのお薦めマジックバーとして薦められたのが「都々sBar」と「ハーフムーン」である。
前者は「私の師匠でバーマジックとはこういうものと学んだ人」後者は「今はこのハーフムーンでしょう」とプロのお薦めの店。

「都々sBar」
非常に楽しい。
マスターの客と掛け合いの話術がうまく店中笑いが飛び交っていた。
マジックそのものはライジングカードや卵袋(正式名称は忘れた)、サムタイなど、よく見るマジック中心だがそれ以外にも、「男前」のカードを選ばせるマジックや4枚のカードのメンタルマジックなど、(トリックは別として)都々師考案と思われる演出が面白い。

「ハーフムーン」
店に入ったとき、中年男性がカウンター内でマジックを見せていたのだが、カードを持つ手が手慣れてなく、おまけに最後にトリックカードの種明かしをしている。
(トリックカードの種明かしは厳禁である)
くらくらっとして、来たことを少し後悔したが、実は店の客が余興で前座をしていたのであった。

さて本番、ヒデ師というエース登場である。
いやあ、プロ推薦だけあってさすがにうまい。
オープニングにコーラ缶の復活。カードマジック、メンタルマジック、ロープ、折り紙の復活、糸の復活、お札マジック、フローティングなど、どれも見事である。
カウンターの後ろに大型テレビのような画面が設置されているが、その映像を駆使したマジックの演出も見事である。
音楽も効果的に駆使し、極めて現代的である。
とあるギミックを多用していたが客にはわからず、むしろこういう風に使うのか、と感心したくらいである。
無論、見ていて幾つか不思議なマジックもあった。
さすが推薦通りと感心した次第である。

それにしても選ばれたカードが脇に置いたコップの下から出てくるマジック(これも正式名称を忘れた)やカード・イン・ペットボトルはマジックバーの王道ですね。
何度見たことか!



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by kazuo_okawa | 2016-08-09 18:23 | マジック | Trackback | Comments(0)
忙中、閑を作って、スーパーテクニックを楽しむ。
7月3日、特別ゲストはアルス師ゆえ、YUJI村上イベントに参加した。

アルス師のテクニックの素晴らしさは以前のブログに書いたとおりである。
本日も、素晴らしい。
ご存知無い方は、大阪ミナミのマジックバー「A-omoro」でその超絶テクニックを是非見てほしいものである。

アルス師がテクニックを身につける契機が興味深い。
アルス師は小学生のころから、色々と(テレビを中心に)マジックと出会って、刺激を受ける。そし我流で練習する。
アルス師の出会ったマジックが、思い出される。
アルス師とは年齢は大きく違うが、アルス師の見たテレビ番組は私も見ている。
それだけに、あの番組から、そのように刺激を受けるのか、と感慨深い。

改めて思うのである。

同じものを見ても、同じものに接しても、そこからどう感じ、そして自ら何をするかは、結局、その人次第だということである。
自らを活かすための感性の大事さを今一度思い知る。




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by kazuo_okawa | 2016-07-03 22:38 | マジック | Trackback | Comments(0)
録画しておいた「世界超常能力TV」(5月27日放映)を見る。
超能力ヨイショ番組は「非合理」を煽るものであり、、基本的には馬鹿馬鹿しくて見る気がしないものである。

しかし評判のリオだけは再生してその演技を見た。

純粋にマジシャンとしてみた場合、若きパフォーマー、リオ・スシャールの腕前は見事であった。
彼はユリ・ゲラーが主催した世界超能力コンテストに優勝したというが、そのトリック・テクニックはユリ・ゲラー以上である。

パフォーマンスそのものはそんなに目新しいものはないが、テクニック・演出が抜群にうまい。
東京のスタジオと現地イスラエルをつないで起こすパフォーマンスは非常に不思議に見える。

【以下、マジックのトリックに触れています】

小藪の「68」を読み取り、ダレノガレ明美の初恋の人を読み取ったのはいずれも「ネイルライター」系のトリックだろう。(ダイレクトな商品名はかいていません)
ダレノガレ明美の場合、正解が「スナガワ・ダイチ」であるのに、リオが「SANAGAWA DAIICHI」と誤って書いていたのは、ダレノガレ明美の心を読み取ったのではなく、言葉を聞いたから(ダレノガレ明美が発言した後に書いたから)の間違いであることが分かる。

篠原の時計の時間を当てるパフォーマンスも、優木まおみの絵を当てるパフォーマンスも、面白いメンタルマジックであった。

まあそれはともかく、最近、ネイルライター系のメンタルマジックを立て続けに見ることが多いが、おそらくネタが飛躍的に向上したのだろうな、とふと想像してしまうのである。



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by kazuo_okawa | 2016-06-12 15:50 | マジック | Trackback | Comments(0)