私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
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カテゴリ:将棋( 302 )

ニュースによれば、 安倍首相が13日に、将棋で史上初の「永世七冠」を達成した羽生善治と囲碁で2度目の七冠独占を果たした井山裕太について、国民栄誉賞の授与の検討を進めるように指示した、という。

将棋ファンとしては、釈然としない。

今回の、羽生の永世七冠達成は、今年の将棋ブームの頂点を締めくくるだけでなく、例えようのない余りにも偉大すぎる記録である。

井山氏は、井山氏で偉大であろうが、何で羽生の今回の偉業とわざわざ一緒にするのか不思議でならない。

あらゆる「賞」は愚劣である、と喝破したのは本多勝一である。
ましてや、政府が国民の人気取りとして利用されていきた「国民栄誉賞」である。

安倍政権は、将棋も囲碁も一緒にして、広く将棋界と将棋ファンのみならず、囲碁界と囲碁ファンの人気をも得るために考えたのであろう。

もともと、国民栄誉賞の基準ははっきりしない。
最大級に羽生を褒め称えた「特ダネ」の小倉キャスターは「羽生に比べれば過去のスポーツ界からの受賞者にははっきり言ってどうかと思う人もいる」と述べていたくらいである。
それゆえ、羽生の国民栄誉賞かと思っていたら、何と、井山氏も同時であった。

まあ、本多勝一の言うとおり、もともと「賞」なるものは愚劣であり、いい加減なのであるが…。

そんな中での、本日の、羽生永世七冠の日本記者クラブでの記者会見。
いきなり、この、国民栄誉賞の質問から入ったが、羽生は
「国民栄誉賞を検討して頂けるだけで大変名誉なこと。引き続き棋士として邁進して行きたい」
「(囲碁の井山氏と共に受賞を検討されていることについて)井山さんは非常に素晴らしい棋士です」と褒め称える。

その謙虚な姿勢にはただひたすら頭が下がる。

それだけでなくどんな質問にも、きちんと丁寧に答える。

本日の記者会見は必見であり、羽生の魅力をそのままに写している。
まあ、はっきり言って羽生の凄さは国民栄誉賞などという器でははかりしえない。


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by kazuo_okawa | 2017-12-13 22:59 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
羽生棋聖が永世七冠を獲得して、その特集記事やニュースを見るのは将棋ファンとして本当に嬉しい。

それらの記事では、およそ次のようにまとめられる。
即ち①若いころからの天才②そしてたゆまぬ研究と努力③更には将棋の真理を追い求める姿勢と常に新しいこともチャレンジする精神④それでいながら素晴らしい人間性と人柄。
…全く、申し分が無い。

しかしそれこそ羽生の若き頃より知っている長年の将棋ファン(当時は私は谷川浩司贔屓である)としては、羽生がここまで強くなった重要な資質をわざと落としているのではないかと思う。

それを象徴する羽生の苛烈なエピソードの一つは、1993年A級順位戦での「上座・下座」問題である。つまり対局する棋士同士のどちらが上座に座るかという問題である。

今日ではルール上きちんと整理されているが、当時は曖昧であった。
しかし何となく順位戦を基本に先輩などに譲るという漠然たる空気があった。

そんなときに、羽生は(空気を読めば自らが下座に座るべきところ)、1993年2月に対中原、3月に対谷川と相次いで(場の空気を無視して)上座に座ったのである。

対中原の時に問題にされたにもかかわらず、その後の対谷川も羽生は上座についた。
羽生は当時四冠であり自分なりの基準で上座についたのである。

当時、羽生は「定跡を信用せず疑ってかかり、他人が何を言おうと気にせずやったから強くなれたんだと思う」と述べている。

羽生はその後チャンピオンロードをひた走りに走り、やがて前人未踏の七冠同時制覇を達成する。
羽生の人柄もあり、もはや、羽生に「何かを言う人」はいなくなる。

そうして、羽生の、このもう一つの資質は忘れ去られた。

しかし、若き才能をつぶしかねない「同調圧力」「空気」をはねのかす資質は実は非常に重要なはずである。

そして「同調圧力」「空気を読む」ことは、我が日本人にとって一番問題なところでもある。

羽生を絶賛するなら、この点も是非忘れずに指摘するべきだろう!

他人が何を言おうと気にしない!


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by kazuo_okawa | 2017-12-11 18:36 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

前人未踏の永世七冠!

注目を浴びた2017年将棋界。

やっぱり、最後は「この人」が持っていきました。

将棋界の絶対王者、スーパースター羽生善治が永世竜王を獲得することによって、永世七冠を達成したのである。

棋士にとってタイトルを取ること自体が並大抵でないが、ましてや永世位となればとてつもないことである。例えば伝統ある名人位、この半世紀で永世名人はわずか5人しか出ていない。わずか二人しかしない永世位もある。
それを羽生は永世位のある7大タイトル(新設叡王はまだ永世位はない)のすべてについて永世位を獲得した。

これがいかに凄いことか、いやあその凄さの形容のしようがない!

天才にして努力を欠かさない。
そして常に相手の得意形に飛び込む。
その姿を見るだけでも将棋ファンとして心を打たれる。

2017年12月5日は将棋界にとってまさに歴史的な一日となった!


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by kazuo_okawa | 2017-12-05 16:56 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

将棋界の新語・流行語!

今年の世相を反映した言葉「2017ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が12月1日に発表され、「インスタ映え」「忖度(そんたく)」の2語が選ばれたという。

驚いたのは、トップテンに将棋棋士加藤一二三九段の愛称「ひふみん」が入り、選考委員特別賞に中学生棋士の藤井聡太四段が打ち立てた公式戦連勝記録「29連勝」が選ばれたことだ。

将棋ファンとして率直に嬉しいが、しかし、「ひふみん」と「29連勝」という言葉は、新語・流行語なんでしょうか。
ひふみん現象と藤井聡太現象は大きく報道されたが、しかしそれって、現象の「流行」ではあっても、新語・流行語ではないと思うのですが。

まあ、そんな突っ込みは別として、戻って将棋界が話題になるのは嬉しい。

しかし、しかしですね、2017年、将棋界は、最後はやはりこの人が持っていくのでしょう!

羽生善治!将棋界のスーパースターが
前人未踏の永世7冠を達成してフィーバーするのだろう!


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by kazuo_okawa | 2017-12-01 23:31 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

一番期待していた棋士が登場してきた!

21日、王将戦挑戦者決定リーグ戦で最終局を勝利し、5勝1敗で見事挑戦を決めた豊島八段である。
二番手が3勝3敗ゆえ文句なしである。

その最終局は強豪深浦九段に見事な快勝である。
その内容も、42手目果敢に66銀と踏み込んだのが凄い。
相変わらず見ていて切れ味の良さを感ずる場面である。

進んで49手目。
豊島の飛頭に73歩。
この段階で「すでにどちらかが勝ちになっている」(伊藤真五段)というのであるから、将棋は難しい。
つまりどちらかが読み勝っているわけだ。

結局、豊島がそのまま押し切る。
実に強い。

さて王将戦は久保王将対豊島八段!

いやあ実に楽しみである。

関西勢同士の対局もさることながら、久保王将は私の師範、豊島八段は若いころから応援している期待の棋士である。

いや、本当に楽しみである。


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by kazuo_okawa | 2017-11-22 00:36 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

豊島、無傷の5連勝!

今期A級リーグ戦、豊島八段がただ一人連勝を続けているが、本日深夜、強豪深浦九段相手に勝ち星を重ねた。

序盤は、相変わらず、早い、早い。
50手目、深浦の47歩成りが中盤の山場。

豊島は本日唯一の長考、93分考え、同金というような相手をせずに「と金」を放置したまま、33銀と放り込んだ。
いやあ、こういうところが観ていて実にスリリングであり、面白い。

そしてAbema横山泰明六段の名解説により、豊島の天才ぶりが際だつ。
何故に、85手目、31竜でなく、81竜なのか。
また86竜きりなのか。
無論、他にもきめ細かい手、慎重な手、深い意味の手などの意味を解説する。
こういう妙手は名解説あってこそである。

そして迫力の終盤。
深浦の怪しげな手にも、豊島は正確に対応する。
ここも見応えがある。

最後は、豊島が見事に勝ちきった。
観ていて面白い!そして、実に強い!

豊島八段にとって、深浦九段は王将リーグ戦最終局の相手でもある。
このままの勢いで、王将戦、名人戦いずれも挑戦者になってほしい。


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by kazuo_okawa | 2017-11-17 00:24 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
里見香奈女流王座に加藤桃子女王が挑戦する第7期リコー杯女流王座戦五番勝負第2局が、11月11日(土)に大阪府大阪市「芝苑」で行われた。

「芝苑」というところは実は当事務所のすぐ近くにある高級料亭である。
常時使うには高級すぎるが、事情に応じて時には使ってきた料亭である(一番ビッグな相手は、かつて私が大阪弁護士会役員であったころ、国連規約人権委員会委員長をこの料亭で接待し、歓談させてもらったことである)。

その「芝苑」で将棋の公式戦があるとなれば、機会あればぜひとも参加したいと思っていたところ、今回は、都合よく予定が空いていたので参加した。

実は女流棋戦の観戦は初めてであったが、なかなか面白かった。
里見王座と、加藤女王は女流のトップ2であり、戦型も対抗型である。
他の棋戦同様、観戦そのものが面白く迫力あるし、入れ替わり立ち替わりの解説も面白い。

もしも違うところがあるとすれば、観戦者の1~2割であろうか、
高級カメラで、(解説者も含め棋士をパシャパシャ撮影していることである。

まあ、女流棋士も美人が増え、あたかもアイドルの追っかけのような雰囲気であるが
何が理由であろうと将棋ファンが増えるのは嬉しい。

そういった事を除けば、将棋観戦は実に楽しいと、改めて思い起こさせるのである。

【13日追記】
芝苑のホームページに「将棋だより」というブログコーナーがある。
将棋ファンにはなかなか面白い。
と同時に、将棋普及に努力されている若女将さんに感銘する。
何せ、普段の芝苑料金を考えれば、将棋観戦料金は実にリーズナブルである。
おそらく、将棋普及を第一義に考えておられるのであろう。
だからこそ、東京、神奈川など遠方からの参加者や、リピーターが多いのもうなづけた。
そしてブログ、この女流王座戦も、写真共々きちんとその様子が述べられている。
大盤解説の写真で私の後ろ姿が写っていたり、棋士と「おやつ」のコーナーでは、糸谷八段と談笑している様子も写して頂いた。
「おやつ」を食べお茶を頂戴するという、短い時間であったが、糸谷八段との会話は嬉しい。
いずれも当日を思い出して、楽しいものである。
さてその糸谷八段が、王将戦リーグ戦で、ここまで無傷のライバル(といっても勝敗では豊島が引き離しているのだが)豊島八段と対局し、そして糸谷が豊島に黒星をつけた。
私は、豊島が本日、挑戦者と決めるだろうと思っていたので、いささか残念である。
まあ、その分、王将リーグ戦最終一斉対局が楽しみともいえるのであるが…。



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by kazuo_okawa | 2017-11-11 23:57 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
王将リーグ戦、豊島八段が強豪渡辺竜王を下して、負けなしの独走である。

本日、将棋連盟アプリで検索したが実に強い!

10手目、渡辺が角交換を拒否した時点で、もはや心理的に渡辺が「負けた」と思える(これは豊島ファンの勝手な感想です)。
そして、そこからの序盤において、豊島の指す手が早い、早い、実に早い!
仕掛けもノータイムである!
小気味よく右銀が前進し、渡辺の銀、角を謝らせるのが何とも言えず痛快である。

渡辺は、勝負手55角に79分使うのだが、その後からも豊島の差す手は早い。
途中、豊島は、飛車も捨て、馬も切り、と豊島ファンをハラハラさせつつもおそらく読み筋なのだろう。
スピード感あふれ気持ちよく渡辺を打ち取った。

いやはや、気は早いがこれで王将戦挑戦者は間違いなく豊島で決まりだろう。

久保王将対豊島八段!実に楽しみである。


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by kazuo_okawa | 2017-11-07 19:43 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

本日の朝日新聞、前人未踏の大記録、永世七冠に挑む羽生の特集記事が良い。

将棋界のスーパースター羽生が挑む永世七冠はとてつもない大記録であるが、特集記事を読めば、羽生はそれにふさわしい努力をしていることが分かる。
天才の上、並はずれた努力に打たれる。

記事中懐かしいのは、かつて羽生が「人生の経験と勝負には関係がない」と言い放ったことだ。
これは羽生の名セリフとして知られている。

将棋界には、かつてより「名人は選ばれし者がなる」と言い伝えられ、名人にふさわしい力量・人格を作るには人生経験も必要と言われてきた。
そういう伝統に対して羽生は先のセリフを言い放ったのである。

この羽生の言葉に対して、いち早く反応したのが、当時、羽生を迎え撃つ立場にあった谷川浩司(後の一七世永世名人)である。
谷川は「将棋をゲームと考える者に負けるわけにはいかない」と熱く反論した。

この谷川・羽生戦こそ、単に時代の覇者を決める戦いだけではなく、将棋観・世界観を賭けた戦いであり、将棋史に残る死闘だったのである。

この羽生の名セリフと言われる先の言葉は、私は、実は羽生の本意ではなく、谷川と互角の立場で戦うために(つまり人生経験年数では劣るがそんなことは関係がないと)発した言葉だろうと思っている。

この朝日の特集記事で、羽生が凄いと思うのは、単に今なお最新研究を怠っていないということだけではない。
羽生は、若手棋士と読みが合わないと感じることがあることから「それはある意味自分の発想の幅が狭い」と自らに振り返って、発想の幅を広げたい、と結ぶのである。

超一流とはこういうものなのか、と感嘆するしかない!


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by kazuo_okawa | 2017-11-05 21:23 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

ワクワクする出だしである。

先手羽生76歩、後手渡辺84歩のあと、羽生の3手目は何と56歩!
振り飛車である!

羽生ファンならこれだけで、身体が震えるのではないか。

羽生はもともと何でも指しこなせるオールラウンドプレイヤーであるが、基本は居飛車が多く振り飛車は少ない。
その羽生が56歩なのである。

かつて羽生が強さを誇った絶対王者時代は、戦型を立会人や解説者の得意戦法に合わせると言われたものだ。

本日の立会人は言わずと知れた振り飛車党藤井猛九段。
Abemaテレビの解説も振り飛車党永瀬拓矢六段。

第二局の解説をしていた藤井は、羽生が振り飛車を指すかどうかの予想について「後手番での振り飛車はあり得ますが、幾ら私が立会人でも、第三局は羽生さんは先手ですからないでしょう」と述べていたのが思い出される。
この藤井解説を聞いたとき<それでも羽生が振り飛車なら面白いのだが>と思ったものである。

無論、解説永瀬によれば、最近、中飛車に弱い印象を受ける渡辺にこの戦型をぶつけた面もあるのではないか、と述べていたが、そういう面もあるのかもしれない。

しかし、表面的には、あの最強時代の羽生を思わせる。

その56歩を受けて渡辺は12分考えた。
この序盤だけで、本局は多いに楽しめる。

【5日追記】
昨日送られてきた「将棋世界」最新号を読むと、何と、羽生渡辺戦直近10局の内、4局が中飛車戦である。
しかも羽生は3局勝利している。羽生はオールラウンドとはいえ、いやはやホントに意外でした。

【更に追記】
残念ながら羽生の敗北。これで羽生の2勝1敗になった。
渡辺が追いつくか、羽生が王手をかけるか、次局が重要である。

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by kazuo_okawa | 2017-11-04 10:01 | 将棋 | Trackback | Comments(0)