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by kazuo_okawa
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カテゴリ:将棋( 281 )

15日、おそらく多くの方がお盆休みであるだろう日にAbemaテレビが生中継をした。
王位戦予選で、スーパールーキー藤井四段が板谷一門の先輩コバケンこと小林健二九段に挑む。
コバケンはタイトルこそとれなかったが、谷川時代の名脇役である。
彼は、一門の後輩にして天才藤井との初対局に、予選であるにもかかわらず着物姿で臨む。
コバケンの気合が見て取れる。

しかし藤井の将棋が良い。
観戦していて面白く実に魅力的である。
隙あらば攻撃を仕掛ける。
矢倉模様から、後手番藤井が早くも65桂と跳ねる。
超現代将棋である。
ここからの仕掛けが面白い。
終盤もコバケンの角取りを無視して攻める。
終盤力は藤井の武器であり、見事に勝利した。

勝利後のインタビュー力の素晴らしさはこれまでも何度も指摘されている。
この日も将棋の質問のみならず、「15日終戦記念日に何を思うか?」といった難しい質問にも藤井は「平和な時代だからこそ将棋が楽しめる」とそつなく答えた。

感想戦の後の駒の片付けの際に、コバケンがさりげなく藤井に話しかけた会話がいい。
板谷一門の先輩の優しさを感ずると共に、一門の期待が伺える一瞬である。
こういうところが、観戦将棋の魅力でもある。

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by kazuo_okawa | 2017-08-16 13:02 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

将棋界のスーパールーキー藤井四段が10日、順位戦のC級2組3回戦で、高見泰地五段を108手で下し、通算35勝目を挙げた。
素晴らしいとしかいいようがない。

今月4日の王将戦予選で菅井竜也七段に敗れ公式戦3敗目を喫したが、いまだ連敗はない。順位戦に限ればこれで負け無し3連勝である。
ニコ生のタイムシフト(録画)を、ざあっと見たが、強い。

解説はこれまた天才と言われた阿部光瑠六段であるが、皮肉なことに彼自身まだC2であり、このクラスを抜けるのはいかに難しいということが分かる。

藤井が公式戦で敗れたのは、前述菅井の他、佐々木勇気五段、三枚堂達也四段の3人である。

順位戦の取組表を見たとき、24歳の若手実力者高見泰地五段は強敵だと見ていたが、その高見五段を破ったのであり、このあとは藤井の対戦相手を見る限り連勝を続けるであろう。

そして最終局が、藤井の敗れた三枚堂達也四段なのである。
いうまでもなく三枚堂は若手強豪である。
しかし、この組み合わせが最終局であるところに、私は、藤井の持って生まれた強運を感ずる!
つまり、来年の最終局までに、藤井は大きく成長するに違いないからである。

最終局で、三枚堂と全勝対決となれば大きく盛り上がるだろう。
是非そうなってほしい!



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by kazuo_okawa | 2017-08-12 19:16 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

王位戦!菅井2連勝!

羽生王位に挑戦する菅井竜也七段が7番勝負を2連勝という好スタートをきった。

今の将棋界は世代的に見たとき、依然として羽生三冠が強いが、佐藤天彦名人は、糸谷、稲葉らと共に88年生まれの同世代であり、本来はここが中核となるべき世代である。(豊島は彼らより若いがほぼ同世代だろう)

藤井新四段の連勝をストップした佐々木勇気五段が「我々の世代の意地を見せたかった」という、その佐々木は94年生まれである。
この世代も有望である。

そして菅井。
菅井は、永瀬と共に92年生まれである。
久保・菅井コンビと鈴木・永瀬コンビと何かと比較される為、菅井・永瀬は互いに意識しているだろう。
菅井世代は、天彦世代と佐々木世代の間なのである。
世代間の対抗意識も強まる中、更に永瀬が先にタイトル挑戦者となった。
藤井の活躍による刺激もあるだろう。
菅井にとってこれほど奮起する材料はない。

2連勝により、これで菅井のタイトル奪取の可能性は大きくなった。

とはいえ、相手は何せ羽生である。
かつて大山がタイトル戦で最初2連敗しても、結局は大山が防衛するという、当たり前の風景があった。
羽生もそうなるのかもしれない。

王位戦、これからがますます楽しみである。



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by kazuo_okawa | 2017-07-27 23:50 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

朝日新聞夕刊に女優黒木瞳氏の連載エッセイがあるのだが、先週何気なく見ていると、その連載エッセイの見出しが「大人な羽生さん、カッコいい」というので、思わず目を引いた。
内容は、藤井聡太四段に非公式戦ながら敗れた羽生三冠の敗者のインタビューが潔いとして、羽生を大人として称えているものだ。
いやあ、女優のエッセイにまで将棋のことが取り上げられるのというは将棋ファンとして大変嬉しい。

棋界の第一人者羽生は世間によく知られている。
そして藤井聡太の快進撃と、その藤井が非公式戦ながら羽生を破ったことは広く報じられ、それゆえにそのことは広く知られているということだろう。
そして藤井の特集番組で、羽生のインタビューが取り上げられる。
主役藤井よりも、敗者羽生のその潔い言葉に大人のカッコよさを感ずると、黒木氏が述べているのである。

黒木瞳氏は(お連れ合いが将棋ファンらしく)自身はそれほど将棋に詳しくは無いようだが、実は羽生が対藤井非公式戦第2局では「勝負の鬼」となったことを知ればどのような感想を持たれるだろうか。

或いは、羽生は相手の得意戦型に飛び込むことや、相手がひどいミスをして羽生が勝ったときは(つまらない将棋になったと悲しむかのように)厳しい顔をすることといった伝説を知れば、黒木氏はどう思うだろうか。
おそらく、更に羽生のカッコよさに惹かれるだろう。

いやあ、実際にカッコいいのであるが…。
だからこそ、棋界の第一人者なのだろうが。



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by kazuo_okawa | 2017-07-24 00:32 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

A級順位戦第2局。互いに初戦を制した者同士の対局である。
夜遅く帰宅して、寝る前に、連盟アプリにアクセスする。
角換わりの実に面白い将棋である。

中盤は「羽生持ち」という解説の中、豊島の素晴らしい手が炸裂する。
77手目の角切り!95手目の歩頭の44銀!
素人目にも驚くのだが、解説を読んでいると、プロでも気付かないというのであるから素晴らしい。
こういうのが観戦将棋(いわゆる「見る将」派)の醍醐味ですね。

解説畠山鎮七段の「互いに意表を突こうという応酬」というのが、何とも言えず良い。

豊島八段は、かつての「序盤、中盤、終盤、隙がない」から、隙の無さをを維持したまま、明らかに鋭く踏み込む将棋にモデルチェンジしただろう。

これで、羽生三冠という難敵を破って2連勝!

いやあ、何というか、実に楽しみである。


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by kazuo_okawa | 2017-07-22 01:47 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

竜王戦本戦トーナメントでベスト4を決める対局が本日行われた。
久保王将対佐々木勇気五段である。
Abemaで生中継が行われたが、藤井聡太人気であろう。
藤井を倒した佐々木人気も上がっているらしい。
視聴者数が実に多い!

さてAIの名人超えにより、「棋士同士闘い」の意味を問われるところだが、解説の今泉健司四段が興味深い事を述べていた。
野球を例に挙げて「人はミスをするから面白い」と。

その昔、アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領が、野球の面白さは、逆転して「8-7」で決着するのが面白いと言ったらしい。
正確な表現は知らない。
重要なのは、「ミスをするから面白い」という点である。
野球で出来る限りミスのないゲームは「投手戦」だろう。
たまに見る分には面白いがそういうゲームが続けば、それが普通に面白いのか、という提起である。
なかなか面白い今泉説である。

しかしまあ、私は違うように思っている。
棋士(人間)同士の闘いが面白いというのはその通りだが、その理由として「ミスをするから面白い」というのとは違うと思っている。

ともあれ色々と考えさせられる軽妙な解説に楽しんだが、対局の結果は久保王将の勝利。
さすがに久保利明である。
実に強い。
順当にいけば決勝は、久保王将対羽生三冠だろう。

【7月31日追記】
予想に反して(?)挑戦者決定戦に登場したのは羽生三冠対松尾八段。
さすがに「B1の番人」である。
ニコ生に流れる視聴者の声、「今回ばかりは羽生三冠に竜王奪取してほしい」。
同感である。




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by kazuo_okawa | 2017-07-16 22:43 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

文芸春秋8月号の「羽生三冠が語る藤井聡太」というインタビューが面白い。
いうまでもなく羽生三冠は将棋界の誇る絶対王者である。

藤井聡太は、将棋界に久々に現れたスーパースターであり、デビュー以来無傷の29連勝は社会現象にもなった。
その29連勝中、羽生は、非公式戦ながら、藤井と二度戦い、一度目は敗北(炎の7番勝負)、二度目は勝利した(獅子王戦)。

羽生が、その藤井を評しており、藤井の天才性がよくわかる。

しかし興味深かったのは、羽生が最初の対局で、藤井が「炎の7番勝負」で、羽生の前の6人に藤井は「5勝1敗」と圧勝。
それを知った、羽生は、むしろ、最後だから「貫録を示そう」と考えたという。

そういえば、その対局の解説者が、(羽生の手を解説して)「これは、やってこい」という手ですね、と解説していたのを思い出す。

すると、藤井は見事に羽生に勝ったわけだ。

そして続く非公式第二局。
幾ら非公式戦とはいえ、新人に2連敗するわけにはいかない。
指した戦法は、何と「藤井システム」!!
「横綱の立ち会い変化」という文藝春秋の失礼なインタビューにも羽生は否定しない。
貫禄を示した第一局とは違い、第二局は勝ちにいったのである。

この第二局、表題の「羽生さんが、勝負の鬼だった!」は、広瀬章人八段の言葉である。

11日、羽生は若き斉藤七段を退けて棋聖戦を防衛した。
藤井の刺激で羽生の「勝負の鬼」が蘇ったとしたら、棋界はますます面白い。



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by kazuo_okawa | 2017-07-11 22:12 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

佐々木勇気五段連勝!

竜王戦本戦トーナメントで佐々木五段が阿久津八段を破って、本戦トーナメントを連勝した。

デビュー以来、連勝を続けたスーパールーキー藤井四段の連勝を止め、一躍ヒーローになった佐々木五段である。
やはり、勝負というものはこういうことなのだろう。
事前に藤井を何度か偵察するなど、全力を挙げて、藤井を破ったことが極めて大きい。
藤井四段を破ったその勢いそのままに、格上の阿久津八段を打ち破った。

勝負事は、運というか、流れというか、佐々木は今、将棋人生で最大の大一番を迎えているのだろう。

将棋の内容は、まるで引退した加藤一二三九段のオマージュのように、阿久津八段は棒銀戦法。
それを、佐々木勇気流48玉と受け、棒銀は立ち往生する。
終盤の阿久津の切り返しも見事であり、どうなるか分からない場面もあった、佐々木が押し切った。

竜王戦は若手にもチャンスがあり、「竜王戦ドリーム」と呼ばれるが、俄然、佐々木五段が注目されてきた。

佐々木の次局の相手は、タイトルホルダー久保王将。

これは実に面白い一番である。



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by kazuo_okawa | 2017-07-08 22:29 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
硬派の週刊誌である「週刊金曜日」7月7日号のさらん日記に「ひふみんアイ」という言葉が出ていたので驚いた。
「ひふみんアイ」とは、人気棋士「ひふみん」こと加藤一二三九段が、相手側に回って将棋盤を見ることからこのように名付けられたものである。

かつて品位にかけると批判されたが、いまや相手側に立ってみることの重要性とともに見直され、ひふみん人気とともに、「ひふみんアイ」という言葉が定着した。
それが、将棋以外にも一般に使われているのが、将棋ファンとして実に嬉しい。

しかし、本日、京都地裁に行く往復電車の中で、ニコ生の将棋中継にアクセスしていたら、なんと、従来「ひふみんアイ」とよんでいたのが「藤井アイ」と呼ばれているではないか!

スーパールーキー藤井四段がひふみんアイをしたことは将棋ファンには知られている。
そして、ひふみんの引退記者会見で加藤九段は「よき後継者を得た」と挨拶した。
だから、ひふみんアイから藤井アイなのだろう!

しかしねえ…。
せっかく一般に「ひふみんアイ」の言葉が世間一般に知られ、週刊金曜日にまで広がったのだから、ひふみんアイのままでよいと思うのだが…。


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by kazuo_okawa | 2017-07-07 19:46 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

藤井四段、29連勝!

凄すぎるとしか言いようがない。

先のブログにも書いたが。増田にして連勝を止められなかったのだから、(次は佐々木だが)しばらく連勝は続くだろう。

おそらく藤井を止める可能性があるのは、棋王戦挑戦者トーナメントの対戦者、豊島将之八段だろう。
豊島は、非公式戦ながら、すでに藤井に勝利してる。
無論、日々成長しているという藤井ゆえ、豊島に負けたときとは更に成長しているに違いない。
しかし、豊島は研究量は若手ナンバーワンである。
電王戦を前に「(AIと)1000局には行かないが、それに近い3桁の対局をした」というのは余りにも有名な話である。
豊島もさらに研究しているに違いない。

豊島ファンとしては、この一局は実に、楽しみである。
(藤井先生、こーやん流に負けたりしないでね)

【7月2日追記】
予想が全く外れた。佐々木勇気五段の完璧な差し回しである。
佐々木のセリフがいい。「私たちの世代が負けてしまうと波に飲み込まれてしまう」
佐々木世代(佐々木は22歳)は上に、羽生世代、天彦世代がおり、そして下から怪物が迫っている世代である。



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by kazuo_okawa | 2017-06-26 22:38 | 将棋 | Trackback | Comments(0)