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by kazuo_okawa

カテゴリ:将棋( 271 )

藤井四段は、21日に王将戦予選で澤田真吾六段に勝ち、歴代1位の28連勝記録に並んだ。
次回は26日、竜王戦決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段と対戦し、単独一位に挑む。

先のブログにも書いたが、ここまでは勝ち続けると思っていた。
確かに澤田は若手の実力者であるが、ファンや関係者の期待というのはかなり大きい。
ここまでは言わば予想通りである。

しかし、次の増田康宏四段が強敵である。
将棋界は天才だらけであるが、増田も天才である。増田は13歳で三段に昇段し、中学生棋士にこそならなかったが16歳でプロデビューし、公式戦でも高勝率、好成績を収めている若手実力者なのである。

非公式戦のAMEBA炎の七番勝負で増田はトップバッターとして藤井に当たり、敗北したが、増田の悔しさは想像に難くない。
非公式戦で敗れた羽生三冠が、続く非公式戦できっちりと藤井に借りを返している。
同じように、増田がリベンジを心に刻んでいる事は違いない。

いや彼は宣言している。
「藤井四段が勝ちすぎている現状があり「将棋界はぬるい所」と思われるのは悔しいです。負けられない対局なので、力勝負に持ち込み、攻め勝つ心構えです」

もしもこの増田が藤井の連勝をストップ出来なければ、藤井への連勝ストップはそれこそB1以上のトップクラスでなければなるまい。
つまり藤井の連勝はしばらく続くことになるだろう。

実に興味深い。
対増田戦のこの一番こそ見逃せない。



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by kazuo_okawa | 2017-06-21 22:54 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
ひふみんこと加藤一二三九段の文字通りの最終局である。
Abemaテレビが緊急生放送をした。
夕方6時半に見ると、今頃から見る人がいるだろうからと初手からの解説。
加藤得意の矢倉戦法を目指す。
いやあ、実にワクワクする展開である。
しかし素人目にもわかるひふみんピンチ!
終盤、高野智史四段の放った66香が決め手である。
当然、プロなら形勢は分かる。
ここからの加藤の所作がファンには泣かせる。

正座し、駒台に触れる。
あの、「くるくる回し」をみるような、いとおしむようなしぐさの後、加藤69金!
加藤流の、取る駒を右手で盤上滑らして左手に受け取って69に打つ!
そうあの加藤流の仕草である。

そして席を立つ!
形勢は決している。
加藤はなかなか戻って来ない。
ようやく戻ってきて、待っていたかのように高野28飛!

加藤は当然、負けを悟っている。
正座である。
ところが、胡坐に足を崩したではないか。
そしてしばらくして再び席を立った。

おそらく気持ちの整理がつかないのだろう。
なかなか戻って来ない。
(あとで時間を確認すると次ぎの一手まで「21分」使っている)
この不在の空気が重苦しい。

何分経ったのだろうか。
加藤がようやく戻ってきた。
戻ってきて、ふすまを開け、カバンを出す。
この間、高野は正座に戻る。
加藤は、時計をしまう。

そして38角の合いごま。
同時に、「感想戦無しで」という。
高野36桂!
すぐに、加藤投了。
そしてすぐに席を立った。
多くの報道陣を振り切るようにタクシーに乗車した。
観戦記者のいる対局で、感想戦が無いのは極めて異例である!

加藤に去来するものは何なのだろう。

伝説の名棋士去る!


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by kazuo_okawa | 2017-06-20 20:28 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

澤田六段との挑戦者決定戦に、菅井竜也七段が勝利し、羽生王位への挑戦権を獲得した。

Abemaの飯島七段の解説がよい。
菅井の飛車が8→1→4と移動することによって、澤田陣営の守りを薄くしていくという手法がよくわかる。
解説がうまいと将棋観戦の楽しみは充実する。

これで、これまでの2017年の将棋タイトル戦の挑戦者は全て関西所属棋士である。
(千田、久保、稲葉、斉藤そして菅井)
おおむね関西棋士を応援している私としては嬉しい。
残るタイトル戦、王座、叡王、竜王であるが、これらも関西棋士の活躍が期待される。

そして、この挑戦者をみたとき、稲葉、斉藤、菅井は電王戦参加者である。
千田は言うまでもなくAIをいち早く利用してきた。

挑戦者群をみると、関西棋士の活躍と共に、AIの影響を考えてしまう。

まあそれはともあれ、羽生三冠に若手棋士が挑む図は大変楽しみである。




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by kazuo_okawa | 2017-06-10 08:03 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

藤井聡太23連勝!

「上州YAMADAチャレンジ杯」で最年少プロ棋士藤井聡太四段は、都成竜馬四段、阪口悟五段、宮本広志五段に3連勝し、デビュー以来23連勝、そして、チャレンジ杯もベスト8進出を決めた。

23連勝で羽生三冠らを抜いて歴代単独3位となった。

藤井四段の次回対局は10日。
八大タイトルの叡王戦の段位別予選であるが、おそらく2連勝だろう。
これで一気に25連勝、単独2位である。
記録は28連勝だが、予選クラスなら藤井の連勝だろう。

予選を勝ち進む藤井は、八大タイトルの二つにおいてすでに本戦入りをしているが、
他のトーナメントを入れても本戦で一番近い対局はNHK杯の対森内俊之九段であろうか。
これは面白い。
生中継してくれないかな…。

いずれにせよ、天才の快進撃を見るというのは畏敬の念と共に痛快である。

【6月12日追記】
藤井は、その後、開幕した叡王戦予選でも連勝し、上記予想通り25連勝である。
叡王戦のタイトル化は、藤井が羽生を上回るために、つまり羽生の7大タイトル独占を上回る藤井の8大タイトル独占のためにタイトル化されたように思えてくる。
藤井はこの後、15日、17日、21日と闘うが、まあ普通に28連勝だろう。


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by kazuo_okawa | 2017-06-08 00:30 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

佐藤天彦名人!防衛!

夜に会合があったので、リアルに確認していないが、終了後直ちに将棋名人戦にアクセスすると名人が防衛していた。

後手番が交互に勝利した2勝2敗のあと名人が2連勝し、結果的には4勝2敗で危なげなく防衛した印象を受ける。

シリーズを通じて、玉を深く囲わず、序盤から神経を使うという「現代将棋」である。
20代同士の気持ちの良いシリーズでもあった。

今、20代後半は、天彦、糸谷、稲葉、豊島ら有力な世代である。
羽生が主役であった故に「羽生世代」と言われたように、この今の20代後半は「天彦世代」と呼ばれるのであろうか。
いやそもそも、この世代が覇者となるのか。

上に「羽生世代」
下からは「藤井聡太」

羽生三冠の防衛ロード。
そして連勝を続ける藤井!
将棋界はこの1~2年が目を離せない!

【6月7日追記】

佐藤名人は、第4局までこの名人戦と並行して電王戦(対AI)も闘っていた。そのプレッシャーを考えると改めて佐藤名人の凄さが分かる。



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by kazuo_okawa | 2017-06-06 23:55 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

近藤誠也五段の胸中!

将棋の現役最年少棋士でデビュー以来負けなしの藤井聡太四段が25日、東京・将棋会館で行われた第30期竜王戦6組ランキング戦決勝で近藤誠也五段に勝利し、デビュー以来の連勝記録を19に伸ばした。

ニコ生のタイムシフト(録画)で見たが、藤井の完勝である。
これで竜王戦本戦トーナメント入りであり、余りにも凄すぎる。
ニコ生永瀬拓也六段の解説が良い。
永瀬らしい人柄の出ている解説であるが、藤井四段の凄さは十二分に出ている。

6組決勝戦の対戦相手、近藤誠也五段は昨季王将リーグ入りもした若手実力者であり、藤井の連勝をストップするのは彼ではないかとも言われていた。
近藤自身もそのつもりでいただろう。

しかし結果は先の通り藤井の完勝である。
近藤が、投了を告げる前の場面が胸を打つ。
解説は、藤井の勝ちを宣言している。

しかし、近藤はなかなか投了を告げない。
おそらく心の整理がいるのであろう。
この静寂の空間が胸を打つのである。

近藤も、天才といわれた若手棋士である。
その彼が、動かない。
本当に動かないのである。
ずっと動かないのである。
そして席を外し、再び戻り、藤井の着手から数えて15分後に、投了した。

この15分に近藤に去来したものが何なのか。
この15分の近藤の姿を見るだけでも値打ちがあるだろう。


【14日追記】

GYAOで将棋の魅力をテーマにした「土曜❤あるある晩餐会 2017年6月10日放送分」を見ていたら、なんと、投了シーンの名場面として、佐藤名人のリップクリーム(負けましたという前にリップを塗る)とともに、この近藤の15分のシーンが挙げられていた。やはり、この場面は多くの人の胸を打ったのである。投了シーンは棋士の闘いを見る魅力の一つである。





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by kazuo_okawa | 2017-05-26 01:40 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

24日、東京出張からの帰途、新幹線の車中で、日本将棋連盟会長佐藤康光九段と三浦弘行九段その代理人三者の記者会見の模様を生放送(ニコ生)で見る。
昨年の竜王戦挑戦者交代事件について和解が成立したという。

内容は、連盟、三浦九段とも、第三者委員会の結論(第三者調査委員会作成の調査報告書における「三浦九段が不正行為に及んでいたと認めるに足りる証拠はない」旨及び「日本将棋連盟による本件処分対応は許容される範囲内の措置であり、やむを得ないものと評価されるべきである」)を相互に受け入れ、日本将棋連盟が慰謝料として三浦九段に一定の補償を行うことをもって円満解決とするという内容である。

両当事者がこれで納得したのなら、第三者がとやかく言う筋はない。

三浦九段の、藤井聡太四段の活躍など明るい話題が出ている将棋界の為に和解した、というコメントが泣かせる。
また、渡辺竜王が本日突然連盟に来て、三浦九段に直接謝罪したという。
それを受け入れた三浦九段の「大人の態度」も良い。

しかし、ニコ生のツイートをみてもある種の「もやもや感」は残る。
それは、ファンにとって楽しみだった、渡辺対三浦の竜王戦が理不尽に実現しなかったからだろう。にもかかわらずファンにこの楽しみを奪ったことの責任を(特に、三浦は渡辺に分が良かったから面白い竜王戦になるはずだったのに)誰もとらないからである。
これにて一件落着、というのであるから、これ以上誰も責任はとらない。

「取組」が突然変わることについて、一般に多くのショー・スポーツとはそういうものである。
「取組」が変わることのあることは織り込み済みのはずであり、そんなことに目くじらを立てていればショー観戦は成り立たない。
現に、怪我その他様々の理由で突然取組が変わるショー・スポーツは幾らでもある。

しかし「将棋」はそういうものなのだろうか。
しかも、今回の挑戦者交代は「言われ無き疑惑」に過ぎない。

「もやもや感」の根源はおそらくそこにあると思うのだが、直接のスポンサーたる読売新聞社にはファン心理といったそこへの関心はなく、挑戦者交代はもとより、今回の和解など、全て納得済みなのだろう。
連盟もまた、巨額のスポンサー読売新聞社の了解で、全てが終わったのであろうと思われる。

「今、闘いたい3人の棋士は?」と聞かれた三浦九段が、すかさず「藤井聡太四段」と答え、その後しばらく考えた後、「渡辺竜王」「橋本八段」と答えたジョークが嬉しい。

「みうみう」人気は更に上がるだろう。


【6月2日追記】

「将棋世界」最新号(7月号)に76期順位戦の取組表が出ていた。
注目の、「渡辺対三浦戦」はなんと最終局である。
う~ん。ニャンとも言えない。



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by kazuo_okawa | 2017-05-25 00:30 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
将棋コンピューターソフトPONANZA対佐藤天彦名人の最後の電王戦が終わった。

後手PONANZAの初手42玉という意表の一手から始まったが、進んでみれば「角換わり」。
評価値が徐々にPONANZA側に有利になり、そしてPONANZAが完勝した。

解説の斉藤慎太郎七段が、名人に悪い手があったと思えない、というのがコンピューターソフトAIの人智を越えた強さを物語る。

敗局後、名人自身が語った「自分に思いつかない手」「自分と違う将棋観」という言葉が印象に残る。

本日で電王戦は終了するというのであるから、今日の一日は、将棋史における歴史的な一日であったことは違いないだろう。

近未来、人間の多くの職業はAIに取って代わられるだろうと予測されている。
しかし全ての職業がAIに取って代わられる訳ではない。
生き残る職業はおそらく「人間力」を伴うものだろうとも予測されている。
将棋界も無論同様の問題を突きつけられるだろう。
人間である棋士同士が闘うことによる「ファンへ訴える魅力」とは何か。

本日の歴史的な一日は、将棋界にとっては大きな一日であるが、それは同時に、「人間とは何か」「人間力とは何か」「人間ならでこそ、なし得ることとは何か」といった普遍的な問題を改めて突きつけた一日でもあったのである。

【5月21日追記】
電王戦終了後の記者会見を見ていると、叡王戦がタイトル戦に昇格することが決まったという。しかも、竜王位、名人位に次いで序列3位だという。佐藤会長は、それは契約金額の順だと発表している。
また叡王戦のタイトル戦7番勝負は、持時間を、1時間、3時間、5時間、そして6時間を組み合わせる変則7番勝負だという。これは面白い企画だが、何と、佐藤康光会長の発案だという。定跡にとらわれない力戦家佐藤康光九段らしい素晴らしい一手である。



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by kazuo_okawa | 2017-05-20 20:16 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

20代俊英が並ぶ図!

佐藤天彦名人に稲葉陽八段が挑戦する第75期名人戦七番勝負の第4局(5月16・17日)がはじまった。
夕刻からネット中継にアクセスする。

一日目、封じ手時刻(午後6時半)から佐藤名人が長考する。

とはいえ、封じ手に備えて、関係者が対局室に入ってくる。

立会人は森けい二九段であるが、副立会人は、豊島将之八段と糸谷哲郎八段である。

中継の画面で見ると、佐藤天彦名人、稲葉陽八段、豊島将之八段、糸谷哲郎八段の4人が同じ対局室に並んでいる。
いずれも将棋界を背負う20代の俊英である。

この図を見ただけで、将棋ファンならワクワクしてしまうだろう。

この20代天彦世代が、上の羽生世代を倒し、また下から怪物のごとく猛進してくる藤井聡太をどう受け止めるのか!
興味が尽きない。



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by kazuo_okawa | 2017-05-16 19:24 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
5月14日のNHK杯戦は、トーナメント1回戦千田翔太六段対藤井聡太四段戦の注目のカードである。
結果は放映前からのマスコミ報道の通り、藤井四段が勝利しデビューからの連勝記録を13勝に記録更新している(放映時には17連勝)。

結果はわかっていても、千田六段は関西の若手実力者であり、内容が実に興味深い。
解説は藤井聡太四段の師匠・杉本昌隆七段である。
いやあ、最近どれだけ杉本七段を見たことか(Abemaの解説他)。

さて千田はいきなり78金。
昔は陽動作戦とされたものだが,近時AIは普通に指し、千田はAIで勉強している。
しかし、この一手に惑わされることなく、藤井は84歩と居飛車を選択した。
以後は普通の角換わり。
千田の攻めから、見ている分には大変面白い将棋となる。
勝負は千田に誤算があったか、藤井が見事に勝利した。
強い!

藤井の魅力は何と言っても終盤力の強さだが、解説の杉本七段の言がいい。
藤井をして「大駒が飛び交う派手な将棋であり、子どもの頃から変わらない。」と述べ、さらに「その頃から、藤井がNHK杯戦に登場すれば視聴者は喜ぶだろうと思っていた。それが実現した」と師匠としての喜びを語っていた。

単に強いだけでなく、見ている将棋ファンを喜ばせる将棋である。

恐るべき天才が現れたものである。


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by kazuo_okawa | 2017-05-15 20:49 | 将棋 | Trackback | Comments(0)