私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ニュースによれば、 安倍首相が13日に、将棋で史上初の「永世七冠」を達成した羽生善治と囲碁で2度目の七冠独占を果たした井山裕太について、国民栄誉賞の授与の検討を進めるように指示した、という。

将棋ファンとしては、釈然としない。

今回の、羽生の永世七冠達成は、今年の将棋ブームの頂点を締めくくるだけでなく、例えようのない余りにも偉大すぎる記録である。

井山氏は、井山氏で偉大であろうが、何で羽生の今回の偉業とわざわざ一緒にするのか不思議でならない。

あらゆる「賞」は愚劣である、と喝破したのは本多勝一である。
ましてや、政府が国民の人気取りとして利用されていきた「国民栄誉賞」である。

安倍政権は、将棋も囲碁も一緒にして、広く将棋界と将棋ファンのみならず、囲碁界と囲碁ファンの人気をも得るために考えたのであろう。

もともと、国民栄誉賞の基準ははっきりしない。
最大級に羽生を褒め称えた「特ダネ」の小倉キャスターは「羽生に比べれば過去のスポーツ界からの受賞者にははっきり言ってどうかと思う人もいる」と述べていたくらいである。
それゆえ、羽生の国民栄誉賞かと思っていたら、何と、井山氏も同時であった。

まあ、本多勝一の言うとおり、もともと「賞」なるものは愚劣であり、いい加減なのであるが…。

そんな中での、本日の、羽生永世七冠の日本記者クラブでの記者会見。
いきなり、この、国民栄誉賞の質問から入ったが、羽生は
「国民栄誉賞を検討して頂けるだけで大変名誉なこと。引き続き棋士として邁進して行きたい」
「(囲碁の井山氏と共に受賞を検討されていることについて)井山さんは非常に素晴らしい棋士です」と褒め称える。

その謙虚な姿勢にはただひたすら頭が下がる。

それだけでなくどんな質問にも、きちんと丁寧に答える。

本日の記者会見は必見であり、羽生の魅力をそのままに写している。
まあ、はっきり言って羽生の凄さは国民栄誉賞などという器でははかりしえない。


.


[PR]
# by kazuo_okawa | 2017-12-13 22:59 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

公正証書の効力?

お婆ちゃんがこんな遺言を書くはずがない!
きっと、無理矢理書かされたものだ!
だからこの遺言は無効だ!
…こういう相談はかなりあります。

しかし、その遺言が公正証書であれば、まず無効にすることは困難です。

一般に裁判において、「書面」の効力は人々が思う以上に強い。
つまり紙に書かれたものは信用されがちなのです。
ましてやそれが公正証書となればそれを無効にするのは至難の技です。
何せ、公証人がその内容を確認しているのですから…。
公証人の作った公正証書が信用できないとなると制度の根幹にも関わります。

それやこれやで、公正証書の無効というのはまずありえません。

過去の裁判でも、希に無効となったケースは公証人自身が何らかの意味で「無効の可能性」に言及したものです。
言い換えれば、公証人が法廷で「問題ない」と証言すればまず無効に出来ません。

司法の常識として「紙」に書かれたものの証明力は高いこと、
公正証書の証明力は極めて高いこと
これらを知っておくことは大変重要です。

と同時に、<お婆ちゃんがこんな遺言を書くはずがない!>というのは、おばあちゃんの発言や態度などから自分に都合の良い事のみ覚えているという「バイアス」にかかっていることも少なくありません。

そういう「バイアス」にかかっていないか、自己を冷静に見る目も重要でしょう。

リスクを説明しない弁護士に高い着手金を払って依頼する前に、その勝訴の見込みを冷静に考える必要があると思います。

(酒席で聞いたセカンドオピニオンをもとにした話題ですので、少し、内容をぼやかしています。いずれにせよリスクを説明しない弁護士にはご注意を!。)


.


[PR]
# by kazuo_okawa | 2017-12-13 00:27 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)
羽生棋聖が永世七冠を獲得して、その特集記事やニュースを見るのは将棋ファンとして本当に嬉しい。

それらの記事では、およそ次のようにまとめられる。
即ち①若いころからの天才②そしてたゆまぬ研究と努力③更には将棋の真理を追い求める姿勢と常に新しいこともチャレンジする精神④それでいながら素晴らしい人間性と人柄。
…全く、申し分が無い。

しかしそれこそ羽生の若き頃より知っている長年の将棋ファン(当時は私は谷川浩司贔屓である)としては、羽生がここまで強くなった重要な資質をわざと落としているのではないかと思う。

それを象徴する羽生の苛烈なエピソードの一つは、1993年A級順位戦での「上座・下座」問題である。つまり対局する棋士同士のどちらが上座に座るかという問題である。

今日ではルール上きちんと整理されているが、当時は曖昧であった。
しかし何となく順位戦を基本に先輩などに譲るという漠然たる空気があった。

そんなときに、羽生は(空気を読めば自らが下座に座るべきところ)、1993年2月に対中原、3月に対谷川と相次いで(場の空気を無視して)上座に座ったのである。

対中原の時に問題にされたにもかかわらず、その後の対谷川も羽生は上座についた。
羽生は当時四冠であり自分なりの基準で上座についたのである。

当時、羽生は「定跡を信用せず疑ってかかり、他人が何を言おうと気にせずやったから強くなれたんだと思う」と述べている。

羽生はその後チャンピオンロードをひた走りに走り、やがて前人未踏の七冠同時制覇を達成する。
羽生の人柄もあり、もはや、羽生に「何かを言う人」はいなくなる。

そうして、羽生の、このもう一つの資質は忘れ去られた。

しかし、若き才能をつぶしかねない「同調圧力」「空気」をはねのかす資質は実は非常に重要なはずである。

そして「同調圧力」「空気を読む」ことは、我が日本人にとって一番問題なところでもある。

羽生を絶賛するなら、この点も是非忘れずに指摘するべきだろう!

他人が何を言おうと気にしない!


.



[PR]
# by kazuo_okawa | 2017-12-11 18:36 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

木村真豊中市議の代理人として提訴した情報公開行政訴訟。
いわゆる森友学園に国が激安で払い下げたその売買契約書の開示を求めたところ一部黒塗りだったのでその不開示の取消を求めた訴訟である。

その第6回口頭弁論は12月15日午前11時半、202号法廷で行われます。
どうぞ傍聴にご参加下さい。

裁判終了後の報告集会は、これまでは裁判所南側で行っていましたが、寒くなってきたこともあり、大阪弁護士会館の部屋を借りることにしました。
904号室です。
ご注意下さい。


次に障害者選挙権訴訟。
公選法「改正」によりヘルパーの代筆が禁じられ、投票が出来なくなったその「改正」公選法は違憲だと争う訴訟。

前回台風で延期となったこともあり、12月14日に進行協議が行われることになりました。

非公開ですのでこちらもご注意下さい。


.


[PR]
# by kazuo_okawa | 2017-12-10 20:01 | Trackback | Comments(0)

自己破産を進める弁護士

ちんぴらヤクザのような人物に騙されて、本来、負うはずのない債務を負わされることがある。

そのような、相談者が若い弁護士の相談したところ、何と、自己破産せよ、とアドバイスを受けたという。

相談者は、弁護士の解答に納得し得ない。
かくて、セカンドオピニオンを求めてきた。

これは無論相談者が正しい。

何故に若い弁護士がそういう解答をしたかは、想像に難くない。

弁護士にとって、自己破産申立は、それほど難しくはない。
逆に、ちんぴらヤクザのような連中と喧嘩するのは大変である。

さて司法改革で法曹人口は増えた。

推進派の理屈は、数が増えて、競争により弁護士のサービスが決めこまやかになるとのことだった。
しかし現実はそうはなっていない。

.


[PR]
# by kazuo_okawa | 2017-12-09 23:54 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)

身勝手な政治家!

アメリカ・トランプ大統領が6日「エルサレムをイスラエルの首都と公式に認める」と宣言し、大使館をテルアビブから移転するように指示した。

このトランプ発言に対し、イスラエルを除く各国の首脳から一斉に批判や懸念の声があがった。
中東情勢の混乱は必至で早くもロケット弾の発射など衝突が生じ、しかも拡大しかねない勢いである。

エルサレムの帰属はイスラエルとパレスチナの和平交渉で決めるというのが、米国を含む国際社会のこれまでの立場だった。

トランプはこの国際社会の努力を無にする無責任な発言である上、しかも混乱を引き起こすだけの身勝手な発言でもある。

なぜトランプがこのような発言をしたかは、全体の事を考えて政治をしているのではなく、もっぱら自分と身内(支持者)の事しか考えていないからであるが、同時に「ロシア疑惑」から目をそらす目的もあるだろうと強く指摘されている。

今朝のモーニングショーのコメンテーターもさすがに「この人(トランプ)は何のために誰のために政治をしているのか」と強く非難していた。
このトランプ批判は全く当然である。
今朝のモーニングショーのコメンテーター発言には全面的に賛成である。

しかし…。あれっ!
「無責任な発言」
「身勝手な発言」
「自分と身内(支持者)の事しか考えていない」
「疑惑から目をそらす目的」
…これって、全く我が国の誰かさんと同じではないですか。

だから各国の首脳が一斉に批判しているのに、我が国の誰かさんはトランプ批判しないんですね。

情けない!!


.


[PR]
# by kazuo_okawa | 2017-12-08 18:41 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

「屍人荘の殺人」

本日発売の週刊文春によるミステリーベスト10。
その第一位は「屍人荘の殺人」(今村昌弘)であった。

同書は「該当者無し」が続いた今年のミステリ新人賞の中で、鮎川哲也賞の受賞作である。

実は本書は「積ん読」状態であった。

最近(というか実はかなり前からなのであるが)ミステリは購入後、数頁乃至数十頁読んでついていけなければ、そのまま積んでいる。
多忙で、読むべき書物が(本業も含め)どんどん増えることもその理由の一つである。

本書も、鮎哲賞ゆえ買ったものの、何せ冒頭に、館の図面あり、しかも出だしはいわゆる「ミステリ研」である(中身も、作風も…)。

というわけで、積んでおいたのだが、11月25日に、京大奇術研究会(KUMA)の仲間と飲んだときに、このミステリが面白いと何人かから聞いたのである(京大ミステリ研ではありませんよ)。
KUMAはKUMAで、京ミス研とは違う、トリックに対する独特の嗅覚がある。
かくて信用して読破した。

いやあ、確かに面白い。
KUMA風と言えるのかも知れない。

最初の殺人など、非常に不思議であり、トリックのみならず、謎を解き明かす手掛かりもきちんとしており、まさしく本格ミステリである。
(手掛かりによって謎を解き明かすのではなく、秘密が単に暴かれていくだけの作品についての批判は「ルビンの壺」のブログで書いたとおり)

基本を踏まえており好感の持てる作品である。
敢えて言えば「奇想」の部分に好みは分かれるかもしれない。
しかし、これって、綾辻行人が書いてもおかしくない作品ですね…。


.



[PR]
# by kazuo_okawa | 2017-12-07 22:51 | ミステリ | Trackback | Comments(0)