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by kazuo_okawa

2017年 11月 09日 ( 1 )

ミステリファンである。
特に乱歩賞はそれほどハズレがないことから、毎年楽しみしているのだが、今年は何十年かぶりに受賞者なしで寂しい思いをしていた。

すると、朝日新聞11月1日付け記事によれば、今年は何と乱歩賞のみ成らず、小説推理新人賞、横溝正史ミステリ大賞、新潮ミステリなども受賞者なしという。
いやはや知らなんだ!

「突出した個性少なく」という見出しが目につくがおそらくそうなんだろう。
営業政策から、無理矢理、受賞作を作るよりかははるかに良心的である。

記事によれば、応募者は受賞の為の傾向と対策を考えているらしい。
賞を取るための作品など、読者としては読みたくもない。

記事中、今野敏氏の指摘が面白い。
「みんなお行儀が良い。お約束のように最後にどんでん返しを二つ作るとか」

笑ってしまう。
本格ミステリの醍醐味の一つが「結末の意外性」であることは間違いない。
その「結末の意外性」とは。
一番安直なのは、どんでん返しを示してこれで「結末」と思わせて、更に、もう一つ「どんでん返し」という手法である。
アマチュア時代に誰しも思いつく手法である。
或いは、どんでん返しをいくつも続ける。
推理合戦という手法もある。
要するに、それやこれやで、熱心なアマチュアなら誰しも考える手法の代表作が「どんでん二つ」というものなのである。

今野氏の指摘は、まさにその安直手法を指摘しているのである。
仮にも天下の乱歩賞に応募するなら、ミステリとは何かをもっと研究して応募してほしい。

今野氏の指摘に全く同感である。


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by kazuo_okawa | 2017-11-09 23:18 | ミステリ | Trackback | Comments(0)