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by kazuo_okawa
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2017年 05月 05日 ( 1 )

日刊ゲンダイ5月4日号の三浦弘行九段への特別インタビューが泣ける。
三浦九段は、昨年の、竜王戦挑戦者交代事件の被害者だ。
スマフォ利用という言われなき嫌疑をかけられ、挑戦者資格を剥奪された。
今や、彼は完全無罪であることがわかっている。

その彼が、スマフォ利用を疑われていた時期は、人に対して疑心暗鬼になっていたという。
三浦九段は、そのときを振り返り、「私には人を見る目がなかった。世の中にはこんなにいい人がいる」と述べているのである。
そして「いい人」として、実名を挙げているのが、ご存じ羽生世代のスペシャリスト丸山忠久九段である。

丸山九段は事件当時から、三浦九段に不正はないと広言し、連盟の方針(挑戦者交代)にも批判していた。

しかし事件当時は、もっともらしい説明に、三浦のスマフォ利用を「疑った」者も少なくなかった。
いやむしろ、スマフォ利用を疑った者が多かったろう。
人は、誤った情報に左右されやすい。
ましてや「竜王」というビッグネームがその旨の指摘すれば、多くはその肩書きに迷わされ、誤ってしまうだろう。

しかし、丸山はそうではなかった。

丸山はまるで求道者のごとく「角換わり」という一つの戦法を追及してきた棋士である。

おそらく、丸山にとっては普段同様に、人の意見に左右されずに、自分の確信を表明したに過ぎないのだろう。

ここにスペシャリストの神髄をかいま見る。

改めて丸山九段に敬意を表する。


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by kazuo_okawa | 2017-05-05 09:59 | 将棋 | Trackback | Comments(0)