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by kazuo_okawa

2015年 12月 03日 ( 1 )

新たな詐欺被害の相談を受けた。
ポイントは二つある。

被災者支援を名目に出資を求められたものだが相談者Aさん(被害者)は一旦断る。
次の日再び連絡がある。
Aさんはこのときも断ったが、詐欺師は次のように言った。
「ええっ、Aさんの名前でもう振り込んでますよ。断るのはいいですが、そうするとあなたは『名義貸し』になりますよ。これは表に出れば大変な事になりますよ。それを防ぐために一旦お金を預けて下さい。無論、すぐに返しますから」
Aさんは怖くなって、一旦、指定先にお金を送った。

ポイントの一つ目は、Aさんが『名義貸し』の違法になることは全くないというとである。

人は他人に勝手にされたことに対して何の責任を負うこともない。

ポイントの二つ目は、お金を送ったのは、『現金』を郵送で送ったことだ。
金融機関の口座への送金ではない。
そもそもまともな業者であれば『現金』を郵送で送れなどというところはない。
こんなことを言うこと自体が詐欺である。
これを知っているだけでも、詐欺を防げる。

ゆめゆめ引っ掛かってはいけない。

何で『現金』を郵送するのか。
これは、振り込め詐欺の被害があとを絶たないことから、平成19年(20年施行)に「振り込め詐欺救済法」が成立した。
この法律は、平たく言えば、犯罪に利用された金融機関の口座を凍結して、被害者に配分する制度である。

『現金』を郵送したのではこの法律は使えない。
新手の詐欺である。
ご注意下さい。
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by kazuo_okawa | 2015-12-03 22:32 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)