闘う<人権擁護>!
2018年 07月 09日
死刑は、国家による「殺人」である。
そして、人の生命は、人にとって何もにも代えがたい一番重要で貴重な価値があり、それは国家であっても決して奪ってはならない。
要するに「目には目を!」である。
「ある価値」を奪ったものには「その価値」を与えない(奪う)。
私は常に思うのだが、ではその「目には目を!」論者が、他の分野においてもそういう世界観をもっているなら(賛否は別として)一貫しているといえる。
「ある価値」を奪ったものには「その価値」を与えない(奪う)。
「自由の敵」には「自由」を与えない。
「民主主義の敵」には、「民主主義の価値」を与えない。
ここまでくれば表題の意味は分かりであろう。
これが「闘う民主主義」である。
しかしわが国の憲法は「自由の敵」にも自由を与えた。
「民主主義の敵」にも民主主義の価値を共有させている。
「人権の敵」にも「人権」は認めているのがわが国憲法の理念である。
「目には目を!」論者が、果たして他の分野においてもそういう世界観をもっているのだろうか。
つくづくと考えてしまう。