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by kazuo_okawa

公正証書の効力?

お婆ちゃんがこんな遺言を書くはずがない!
きっと、無理矢理書かされたものだ!
だからこの遺言は無効だ!
…こういう相談はかなりあります。

しかし、その遺言が公正証書であれば、まず無効にすることは困難です。

一般に裁判において、「書面」の効力は人々が思う以上に強い。
つまり紙に書かれたものは信用されがちなのです。
ましてやそれが公正証書となればそれを無効にするのは至難の技です。
何せ、公証人がその内容を確認しているのですから…。
公証人の作った公正証書が信用できないとなると制度の根幹にも関わります。

それやこれやで、公正証書の無効というのはまずありえません。

過去の裁判でも、希に無効となったケースは公証人自身が何らかの意味で「無効の可能性」に言及したものです。
言い換えれば、公証人が法廷で「問題ない」と証言すればまず無効に出来ません。

司法の常識として「紙」に書かれたものの証明力は高いこと、
公正証書の証明力は極めて高いこと
これらを知っておくことは大変重要です。

と同時に、<お婆ちゃんがこんな遺言を書くはずがない!>というのは、おばあちゃんの発言や態度などから自分に都合の良い事のみ覚えているという「バイアス」にかかっていることも少なくありません。

そういう「バイアス」にかかっていないか、自己を冷静に見る目も重要でしょう。

リスクを説明しない弁護士に高い着手金を払って依頼する前に、その勝訴の見込みを冷静に考える必要があると思います。

(酒席で聞いたセカンドオピニオンをもとにした話題ですので、少し、内容をぼやかしています。いずれにせよリスクを説明しない弁護士にはご注意を!。)


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by kazuo_okawa | 2017-12-13 00:27 | 法律相談・法律の話題から | Trackback | Comments(0)