王座戦、羽生敗れる!
2017年 10月 11日
それを中村が制し、新王座誕生となった。
見事の一言に尽きる。
まだ互角の場面で羽生が投了したのは、ある意味で衝撃的だったが、これは、前期佐藤天彦に敗れた名人戦第二局を思い起こす。
「羽生時代の終わりの始まり」を改めて感じさせる一局であった。
無論、この羽生が次の竜王戦にどう戦うのかは非常に楽しみである。
何せ七大永世タイトルが掛かっている。
興味は尽きない。
「最強羽生世代」はついに羽生の一冠のみとなり、「羽生世代」は終わったと言えるだろう。
時代の変わり目は、ある意味で「戦国時代」である。
現に複数タイトル保持者は、渡辺二冠(竜王、棋王)のみとなった。
【追記】
自宅への帰路、日本将棋連盟アプリで本日の棋戦を検索すると、豊島八段が王将リーグで斉藤七段に勝利している。
今期棋聖戦の挑戦者にもなった斉藤に完勝である。実に強い。
ただ一人負けなしの連勝である。
名人への挑戦を決めるA級順位戦でも負けなし。
棋王戦挑戦者トーナメントでも勝ち続けている。
この勢いだと、王将戦、棋王戦、名人戦と連続挑戦もあり得るだろう。
豊島ファンとしては大いに楽しみである。