王位戦!菅井2連勝!
2017年 07月 27日
羽生王位に挑戦する菅井竜也七段が7番勝負を2連勝という好スタートをきった。
今の将棋界は世代的に見たとき、依然として羽生三冠が強いが、佐藤天彦名人は、糸谷、稲葉らと共に88年生まれの同世代であり、本来はここが中核となるべき世代である。(豊島は彼らより若いがほぼ同世代だろう)
藤井新四段の連勝をストップした佐々木勇気五段が「我々の世代の意地を見せたかった」という、その佐々木は94年生まれである。
この世代も有望である。
そして菅井。
菅井は、永瀬と共に92年生まれである。
久保・菅井コンビと鈴木・永瀬コンビと何かと比較される為、菅井・永瀬は互いに意識しているだろう。
菅井世代は、天彦世代と佐々木世代の間なのである。
世代間の対抗意識も強まる中、更に永瀬が先にタイトル挑戦者となった。
藤井の活躍による刺激もあるだろう。
菅井にとってこれほど奮起する材料はない。
2連勝により、これで菅井のタイトル奪取の可能性は大きくなった。
とはいえ、相手は何せ羽生である。
かつて大山がタイトル戦で最初2連敗しても、結局は大山が防衛するという、当たり前の風景があった。
羽生もそうなるのかもしれない。
王位戦、これからがますます楽しみである。
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