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by kazuo_okawa
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小林節「山本大臣の立証責任は筋違い」を読んで!

7月17日付け日刊ゲンダイに小林節慶大名誉教授の興味深いコラムが出ている。

加計学園問題に関する衆議院の閉会中審査の場で、山本幸三地方創生相が「(原則禁止の獣医学部の新設を例外的に認める)条件が揃っていない……と証明すべきは(原則を管理している)文科省で、(文科省が)それを立証できなかったので(その例外を推進する内閣府が)加計学園の学部新設を決めたわけで全く問題ない」と述べたことを批判したものだ。
無論、山本大臣の発言は誤りである。
それを小林教授は分かりやすく説明している。
原則新設させず、例外として一定の場合に新設を認めるルール(閣議決定)なら、その例外の要件が「ある」ことを立証するのが筋であり、例外が「ない」ことを立証する必要はない、という、まあ法律家なら常識的な話である。

小林教授は、こういう筋違いな「立証責任論」を持ち出したところに(政権が行政を歪めたという)真実を暗示していると結んでいる。

見事なコラムであるが、これを読んで思い出したのが、アッキード事件から逃げまくっている安倍首相のセリフである。
例の森友学園に対して昭恵夫人を通じて寄付をした疑いで、安倍首相は何ら反証しようとせず、「『無い』事の立証は『悪魔の証明』と言って出来ないんですよ」と開き直った件である。
安倍首相のこの一般論は正しいが、アッキード事件で使うのは間違いであることはすでにブログに書いた。
それはともかく、一般論として正しい「『無い』の証明は出来ない」という安倍首相のセリフを借りるなら、『出来ない』ことを文科省に押しつけて、始めに加計ありきだったことを自白していることになる。

或いは逆に山本大臣の言が正しいのなら「『無い』ことを立証出来なかった」安倍首相は森友学園に寄付したということになり、責任を取って総理および国会議員を辞めるべきである。

もっとも、山本発言と安倍発言が、全く矛盾しているとは、彼らはいささかも思っていないだろう。
要するにご都合主義なのである。



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by kazuo_okawa | 2017-07-15 23:20 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)