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by kazuo_okawa

敬意を表する判決!

水俣病訴訟補償協定判決が、5月18日(木)午後1時15分に下された。
私達、原告側勝訴である。
実に素晴らしい!

水俣病70年史の中で、この訴訟の持つ意義を一言で説明するのは実は大変難しい。
要するに、1970年代の水俣病患者勝訴判決の後、チッソは、裁判の対象者のみならず全ての被害者の救済のために、「判決を超える」救済システムを約束した。
つまり、行政認定(公健法上、水俣病と認定されること)あれば無条件に救済するという約束したのがこの補償協定なのである。

現に、原因企業チッソはこれまで「この協定締結以降認定された患者にも適用」していた。

ところがその後、国・チッソが一体となって、この補償システムを歪めてきた。
その経過は省くが、つまり、認定制度は事実上破綻し、その為に、患者達は、別途損害賠償請求訴訟を起こさざるを得なくなったのである。
本件原告はその勝訴者である。
そして「認定」も受けた。

そのような経過があるにもかかわらず、本件の原告に対しては、チッソは本件原告への賠償が確定していることを理由に、遺族が求める補償協定を拒否していたのである。

北川裁判長は、協定について「チッソが甚大な被害を患者にもたらしたことを反省し、損害賠償として認められる限度を超えた救済を行うことを定めたものだ」と述べ、賠償を受けた患者を除外するのは趣旨に反すると判断した。
その判断にいたる理由も説得力がある。

水俣病の事件史に沿った大変素晴らしい判決である。

実は私自身、昨年、重要証人である花田教授との打ち合わせのために、震災後の熊本まで訪れたのが大変懐かしく、また証人尋問も含め、その苦労が報われたことは非常に嬉しい。

裁判長の理由朗読も珍しいが、その後、傍聴席から拍手が起こったのも極めて異例である。

まあそれくらい素晴らしい判決であるということである。

(注)正確に言えば、患者は死亡し遺族が訴訟したのですが、わかりやすくする為に、その点は、患者=遺族一体のものとして記述しています。


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by kazuo_okawa | 2017-05-19 00:13 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)