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by kazuo_okawa

根拠が示されないデータは信じられない!

5月16日の朝日新聞朝刊は次のように報じている。

<朝日新聞社は13、14日の全国世論調査(電話)で、安倍晋三首相が自ら憲法改正を提案したことについて質問した。2020年に新しい憲法を施行したいと述べたことについては、回答の多い順に「時期にはこだわるべきではない」52%▽「改正する必要はない」26%▽「2020年の施行をめざすべきだ」13%となった。9条に自衛隊の存在の明記を追加する必要については、「必要がある」41%、「必要はない」44%と拮抗した。>
<内閣支持率は48%(前回4月調査は50%)、不支持率は29%(同30%)。>
<「共謀罪」法案、今国会成立「不要」64%。「必要」18%。>

事務所に来られた方と打ち合わせ後雑談、彼は「何で安倍首相の支持率が高いのか」と嘆く。彼は、知識がある常識人であるのに騙されているのであり、メディアの責任は重い。

表題に書いたとおり、根拠が示されないデータは信じてはいけない。
科学の分野では当たり前の話である。

しかし何故か日本のメディアはもっぱら煽るだけで根拠を示さない。
16日の朝日新聞はまだましな方であるが、それでもよくわからない。
朝日新聞は4面の片隅という読みにくい場所に次のように書かれていた。

-〈調査方法〉13、14の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、全国の有権者を対象に調査した(固定は福島県の一部を除く)。固定は、有権者がいる世帯と判明した番号は1968件、有効回答988人。回答率50%。携帯は、有権者につながった番号は2153件、有効回答1013人。回答率47%。

わかりますか、これ!

固定電話のみの方式は日本の縮図と言えず、これまでさんざん批判してきた。
ようやく携帯電話も対象としたのだが、それぞれ何件かけたのか、全く数字が出ていない。
比率も出ていない。
いきなり肝心なところが不明なのである。

次いで、固定電話を例に取る。
固定に何件かかけているがこの件数は出ていない。仮にX件とする。
このX件のうち、幾らかけても昼間はつながらないことは想像できる。
(そう言えば固定電話をかけた時間帯も明らかにされていない)
留守番電話にしているものも多いだろうし、仮に自宅にいても、荷電者の電話番号が表示される固定電話機だと、わざとでないこともあろう。
それやこれやでようやく「有権者がいる世帯と判明した番号は1968件」なのである。

ではその「1968件」が全て回答するのかと言えばそうでない。
その中からの有効回答が「988人」なのである。
そしてその中からの安倍内閣支持率であるから、約480名でしかない。
たったこれだけの数字ですよ。
問題は、もとのX名が何名かはわからないということである。
仮にそのXが3000名なら、支持率はわずか16%にすぎない。

無論、無回答の中にも、安倍支持者はいるという反論はありうるだろう。
しかし、それが、回答者と同じ比率だという保証は全くないのである。
むしろ少ない可能性が高い。

そうであれば、およそ科学的な世論調査と全く言えない。



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by kazuo_okawa | 2017-05-16 23:47 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)