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by kazuo_okawa
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「同一労働同一賃金」そして長時間労働規制

何やら最近は、「森友学園と共謀罪」についてばかり話しているような気分であったが、3月24日、久しぶりに、労働問題で講演する。

テーマは表題の通り。
安倍政権が鳴り物入りで進めてきたからである。

どちらも微々たる前進でしかない、というのが私の評価である。

格差社会の是正は不可欠の課題である。
「同一労働同一賃金」原則が日本で確立していないのは、欧米のように、ジョブ型(職務に対して賃金を得る)で雇用が流動的でないからであるが、一方、雇用流動を目指す経営側としては、そういう意味で「同一労働同一賃金」を目指している。

しかし、一方で、わが国の労働法はとかく判例を立法化するパターンが多かった。
とすればハマキョウレックス大阪高裁の手法のごとく、賃金・手当の性質で一つひとつ判断していくのだろう。
現に、ガイドラインの発想はそうなっている。

「長時間労働規制」も急務である。
しかしこちらも政府案の上限規制(720時間)は休日労働が抜けている等問題が多い。
休日を含めると、なんと、年最大960時間である。
特に、繁忙期には「月100時間未満」とあっては、過労死ライン越えである。
電通事件の被害者の母親が、「繁忙期には過労死してよいのか」というのは正しい指摘であり、とうてい容認できない。

現行法は規制が「あってなし」であり、現行と比べて増し、に過ぎない。
せいぜいその程度である。

安倍首相は「一億総活躍社会」「働き方改革」と謳ってきたが、決してその視点が労働者に向いているわけではない。
何故なら、労働法制「改正」スケジュールに、依然として、残業代ゼロ法案、解雇金銭解決制度は残っている。
しかも昨秋からは「雇用によらない働かせ方の研究」(要するに労働法の規制を受けない働かせ方のこと)を始めている。

安倍首相の姿勢は、山本太郎議員が国会で正しく指摘した通り、「大企業ファースト」なのである。
ゆめゆめ騙されてなならない。


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by kazuo_okawa | 2017-03-26 08:29 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)