私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

籠池理事長国会喚問~枝野議員の弁護士らしい尋問

籠池氏の国会喚問が行われた。
メディアが大きく報ずるようなところはそちらに任せることにして、私には弁護士でもある枝野議員の質問が興味深かった。
(「私は弁護士業務をしていないが、5年に一回の弁護士倫理研修は受けている」と述べたくだりが、なぜか可笑しいが、それはさておき…)

籠池理事長は元代理人の酒井弁護士に、府との交渉を任せていたが、この2・8事件(籠池氏は私たちが木村真氏代理人として提訴したこの日をこう呼ぶ)以降、酒井弁護士から「佐川理財局長から電話があって『10日間でいいから身を隠してくれ』と言われた」と言う。
また10日に認可申請を取り下げたのはこの酒井弁護士のアドバイスだとも籠池氏はいう。
更に籠池氏は、酒井弁護士のアドバイスは(府の意向に沿った)利益相反でないか、という趣旨のことも国会喚問で証言していた。

さて一般に、弁護士には、利益相反は禁止され、依頼者のために誠実に職務を果たす義務がある。
また守秘義務も追っている。
酒井弁護士は、一見して籠池氏に不利になるようなことをわざわざ述べた上で、代理人を辞任した。
辞任に際し、こんなことを普通言わない。
守秘義務、誠実義務があるからである。

そこを枝野議員は何かがあったのだろうと、突いたのである。

弁護士感覚としては非常に不思議である。
弁護士倫理的には、酒井弁護士には「倫理違反」の疑いがある。
守秘義務が解除される何かがあったのだろうかと、疑問はつきない。

想像はいくつもできる。

しかし枝野議員の見事なのは、あえて決めつけた質問をせず、矛盾する以上、酒井弁護士も国会喚問する必要があるとつなげたことである。

民進党からすれば、籠池氏は適性証人なのか、そうでないのか、定めにくい。
おそらく、枝野氏は、本日の国会喚問の獲得目標は「次につなげる」ことだ決めていたのだろうと思われる。

こういうところも、弁護士的には興味深いのである。

【追記】
無論、新資料に基づく本命の質問も興味深いがそういった点はメディアに任せる。



.
[PR]
トラックバックURL : http://okawakazuo.exblog.jp/tb/25638361
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kazuo_okawa | 2017-03-23 20:05 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)