私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

稲田朋美氏の不思議な答弁!

弁護士という同業者として、どう考えても不思議である。

10数年前の事件の依頼者かどうか、正直なところ全て覚えているわけではない。
私自身、かつての依頼者から電話を受けたとき、すぐに思い出せず、「10年前に相続の件でお世話になりました」と言われてようやく思い出すこともある。

私は裁判所の調停委員を引き受けているが、裁判所から事件の配転を受けるとき、当事者の名前を告げられ「利害関係はありませんか」と聞かれる。
当然である。かつての依頼者などが当事者なら調停委員を引き受けられない。
しかし即断する勇気はない。
大抵「今のところ記憶にありませんが、念のため事務所のパソコンでチェックします」と答える。
そして現に事務員さんにパソコンで調べて貰う。

何が言いたいのかと言えば、稲田朋美大臣の不可思議な答弁である。
「10数年前の事件の依頼者かどうか」と聞かれたとき、普通の弁護士なら、「依頼者ではない!」と断言することはまずないだろうと言うことである。

しかし稲田大臣は「ない!」と断言した。
これは傲慢か、或いは何が何でも関係性を否定するという結論が先にあるとしか考えられない。

現にそれは嘘だった!

稲田大臣は、代理人として法廷まで出廷していたのである。

しかし、稲田大臣は、出廷は夫の代わりに行ったので、単に記憶違いと開き直った。

ところがこれについても普通の弁護士なら、おかしいと思うだろう。
何故なら、稲田大臣の出廷したのは、原告側で、且つ第一回口頭弁論期日だったからである。
複数の弁護士の名前が並んでいても、第一回の日程は担当弁護士が調整する。
つまり、稲田大臣が出廷していたと言うことは稲田大臣が担当弁護士として日程調整したと考えられるからだ。

まあ、多くの普通の弁護士から見れば、稲田大臣の答えはとうてい弁護士感覚と合わない。
平たく言えば、嘘である。
とはいえ稲田大臣は、司法実務を知らない素人には「記憶違い」といっとけばそのうち忘れるだろうと、高をくくっているに違いない。
ふざけた話である。

嘘としか思えないこんな答弁を繰り返す大臣をこのままにしておいてはいけない。
無論、今なお庇い続ける任命権者の責任も免れないだろう。


.
[PR]
トラックバックURL : http://okawakazuo.exblog.jp/tb/25611692
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kazuo_okawa | 2017-03-15 22:35 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)