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by kazuo_okawa
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滝井繁男元判事のスクープと靖国訴訟判決!

本日2月28日は、滝井繁男元最高裁裁判官が亡くなられて3回忌になる。
多分、それに合わせたのであろう。
共同通信が昨日スクープしている。

内容は、東住吉事件(青木事件)の最高裁で、滝井判事はただ一人冤罪意見を出していたというものである。
生前の滝井判事のそのメモが発見され、そこに苦悩する様子がうかがえるという。
滝井氏の退官後、残る四人が、全員一致で有罪判決。
その後青木氏は再審無罪になり、冤罪と判明するのだが、その間、青木氏は貴重な人生を奪われたことになる。

滝井氏の実に素晴らしい人権感覚であり、同時に、青木冤罪を見破っていたその慧眼に打たれる。

まさしく弁護士出身ならではの人権感覚ともいえる。

しかし、政権は、いよいよ最高裁人事にも手を出してきたのではと勘ぐってしまう。
この1月、大橋正春最高裁判事(弁護士出身)の後任として山口厚氏が任命された。
山口氏は任命時は弁護士であるが、長年学者を務められ退官後約半年弁護士登録をしたに過ぎない。
形式的には弁護士からの任官でも、実質的には学者である。

これは将来的に弁護士出身枠を減らそうということだろう。
実に危険な動きである。

滝井判事と言えば、私には、小泉靖国訴訟の滝井補足意見が懐かしい。
行間に、靖国参拝が違憲であることが読みとれる、というもので私は
それを法学セミナーに発表した。

そして、人権感覚溢れる滝井氏の命日に合わせたように、本日、安倍靖国訴訟の控訴審判決。

それは人権感覚から離れたものであった。

もっとも一審判決で、大きく批判された「判決も変わりうる」とのくだりは削除されている。
一審判決のこのくだりはあまりにもひどかったからだ。

滝井元判事のような優れた人権感覚あふれる裁判所をどう作っていくのか。

主権者たる、私たちの課題はとてつもなく大きい。

滝井元判事の命日に、滝井氏を偲びながら、考える。


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by kazuo_okawa | 2017-02-28 23:33 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)