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by kazuo_okawa
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水俣病訴訟最大の山場~花田昌宣証人登場!(その2)

2004年10月に最高裁は、国県の責任を認め、また私たちの患者・原告を水俣病と認めるという画期的な判決を下したことは述べた。
補償協定の救済の枠組みとその認定制度の破綻は述べたとおりであり、やむなく起こした国家賠償請求で私たちの患者は水俣病と認められたはずだ。
では私たちの原告が公健法上の水俣病と認めたか。

何と、国は、「国家賠償法上の水俣病」と「公健法上の水俣病」とは違うという驚くべき論理で、公健法上の水俣病とは認めなかったのである。
これが、世に言う「二つの水俣病」と呼ばれるものである。

少し寄り道するが、法的には、同じ言葉でも概念が違うと言うことはあり得る。
例えば、労働基準法上の「労働者」と、労働組合法上の「労働者」とでは後者が広い(後者は失業者も含む)。
しかしこれらは法律の定義上、当然区別されている。
しかし、水俣病に関してはそのような違いはない。
水俣病は、水俣病である。
にもかかわらず、国は頑と認めなかった。

このとき国側で対応したのが時の環境庁官小池百合子(現都知事)である。
彼女が政治家として英断を下していれば後の混迷は無かった。
しかし官僚の操り人形でしかない(その意味では原稿を的確に読む優秀なキャスターである)彼女は解決能力はとうていなかった。
小池百合子は今でこそ持ち上げられているが、このときの述懐は何もない。
(アエラにも小池ヨイショ記事が出ていたが何故かこの2004年時代の言及はない)

かくて第二陣の裁判、即ち、国家賠償法上の水俣病も、公健法上の水俣病も同じであることを認めさせる認定義務づけ訴訟をしなければならなかったのである。

そして2013年の最高裁判決。
私たちはまたしても勝利した。



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by kazuo_okawa | 2016-12-08 08:55 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)