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by kazuo_okawa
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「靴でビールを飲め」~知識は身を守る武器!

10月9日、白井聡氏の講演に駆けつける。
前日まで、福井県にいたため日程的には厳しかったが、何と言っても白井聡氏である。
しかも私の自宅近くのすてっぷホール開催とあればこれはノータイムで参加である。

講演は「白井聡さんが語る3/11後~弱者が生きやすい社会をつくるために」
である。
内容は「永続敗戦論」などに見られる氏の鋭い社会分析・政治分析をもとに、3/11後の在り方を語る。
いやあ、いつもながら明快かつテンポ良く安倍首相らを鋭く斬りまくる、その舌鋒が痛快である。

その内容に関心ある方は別の機会に白井氏の講演を聞いて頂くか、その著をお読み頂きたい。

私が印象に残ったのは、白井氏の冒頭の「つかみ」である。

最近起こった電通過労自殺事件をもとに白井氏は話を始める。
電通はご承知のようにメディアを牛耳り、日本の闇に係わってきた企業であり、いわゆるブラック企業以上のブラック企業である。
まっとうな市民なら係わらない。
過労自殺した被災者が、少し、電通を調べていたら、入社しなかったであろう。
電通を知っていたらこういう悲劇は避けられた可能性がある。
そこで、白井氏は、知識がないと死ぬ(講演ではもっと刺激的な言葉で説明されていたが)とのべ、知ることの重要性を訴えられたのである。

成る程と感心した見事な「つかみ」である。

ところで「電通労災事件」といえば、実は我々、法律家には、2000年3月24日最高裁判決が名高い。
これは日本の人権史に残る著名な判決である。
その事件はやはり電通に勤務していた労働者(大学卒の新入社員)が、長時間に及ぶ時間外労働を恒常的に行っていて、うつ病に罹患し、入社約1年5ヵ月後に自殺したという事件である。
結論から言えば裁判所は労災と電通の責任を認めた。

同じ悲惨な事件が同じように繰り返されているのである。
企業体質が変わっていないと言うことだろう。
そしてこの2000年の事件。
実は上司からパワハラも受けていた。
「靴でビール飲め」はそのイジメの一つである。

「靴でビール飲め」
これがまともな人間のすることであろうか。
1,2審とも敗訴した電通は、最高裁まで争ったのである。
それが電通である。

知識が無いと死ぬ。

知識は身を守る武器なのである。



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by kazuo_okawa | 2016-10-12 21:50 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)