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by kazuo_okawa
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2016年人権大会~立憲主義と民主主義を回復するために

10月6日~7日、福井県で日弁連人権大会が行われる。
本日午後から福井県に来ている。
表題はその第一分科会のテーマである。

岸井成格氏(毎日新聞社特別編集委員)の基調講演がいい。
安倍首相が一貫して戦後レジウムからの脱却を狙い、その体制、戦時体制が出来つつあることをこの数年の動きから整理する。

一番強烈なのはメディア規制である。
岸井氏はメディアの中心にいて自らも攻撃されたことからその説明はリアルであり、そして同時に怖ろしくもある。
今でさえそうなのに「共謀罪」が成立すればメディアにとって痛手であると訴える。

今の報道規制は「メディアへのお願い」で要請され、これに対して現場は「めんどくさくなっている」という。
それが結果的には政権の意に沿わないことを「自粛」している。
先の参議院選挙で報道はこれまでの5分の1であり、争点については取り上げない。
取り上げるのはアベノミクスばかりであり、野党は安保法制廃止を訴えたのに、メディアは全く取り上げなかった。

このようなメディアの自粛体制は2014年の報道からだという。

有名な「町の声」報道である。
テレビのニュース報道で、町の声は「アベノミクス批判」ばかりであった。
それはまさしく庶民の実感だったろう。
しかし、それを見た安倍首相が「おかしい」と怒り、その2日後、自民党はメディアに要請する。
その結果の「萎縮!!」である。
このときから政治ニュースで「町の声」報道はなくなった。

岸井氏は「私は当事者として、ヘンな広告までうたれた。よくわかる。」といい、安倍首相は、本気で「戦争出来る国」を目指し、メディアをはじめ全てそれに協力する体制を作ろうとしている、と力を入れる。
更に、「一番怒りを覚えるのは選挙でひとことも言わず、選挙が終われば平然と違うことを行うことだ」。

軍事大国への道に行こうとする、今は正念場。
岸井氏は「私自身もハラをくくっている。」と力強く言い切った。

この間切られたジャーナリスト、国谷、古館、古賀、岸井全て、安保法に反対した。
政権にとって嫌なジャーナリストが消えていく。

間違いなく言えることは
「権力は大事なことほど隠す」
「時に応じて嘘を言う」
それを見抜くのがメディアの仕事である。

「政府が右を向けば、左のことは書けない」ようではメディアでない。
単に政府公報である。

「私は、皆さんと一緒に頑張りたい。」と岸井氏は締めくくられた。

全く同感である。


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by kazuo_okawa | 2016-10-06 17:41 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)