加藤一二三九段、迫力の1勝!
2016年 08月 26日
加藤九段は人気者であるが、何せ今年度にC2クラスの順位戦で下位6位以下になればフリークラスとなり、年齢制限で即引退である。
実力の世界であり、いかに人気者でも例外はない。
その加藤九段は出だし1敗であるが、その2局目に22歳の八代弥五段と対戦し、迫力ある攻撃で勝利した。
実に若々しい攻撃で、棋譜を追いかけていてもパシ!パシ!と盤上を叩き付けるさまが目に浮かぶ。
いやあ素晴らしい。
加藤九段は日ごろより藤井聡太三段と戦うことを願っているが、それが実現すれば、19世紀生まれ、20世紀生まれとはすでに闘っているから、3世紀生まれと闘った棋士となる。
それよりも何よりも二人の年齢は63歳差である。
無論そのためには藤井三段が四段になり、一方、加藤九段はC2に残留することが条件である。
実現すればこれほど凄いカード、いや対局はないだろう。
藤井の昇段と、加藤の残留、極めて興味深い。
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