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by kazuo_okawa
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監視とプライバシー

龍谷大学法学部での私の講義「裁判と人権」の試験の答案を採点している。

今回、不合格答案で目についたのは、監視とプライバシーの混同である。

私たちは主権者であるが、私たちのひとり一人の幸福を目指すために、選挙で一時的に権力を託し、また行政にその役割を託す。
行政や権力者(政権)の仕組みはあくまで主権者のために動いてもらう為に委託したのである。
それゆえ、この場合、権力者や行政が本当に、主権者たる私たちのために働いてくれるのかチェックが必要である。
これが行政への監視である。
(これは公務員のプライバシー権とは何の関係もない。
あくまで、公務のチェックであり、公務員の仕事を終えた後のプライバシー領域においては、そこではプライバシーは保たれるべきである。)

一方、国民は主権者として自由を有している。
誰からも、自由を制限する「監視」を受ける理由はなく、ましてや、権力者に監視されるいわれはない。

繰り返すが主権者は私たちなのである。

まとめて言えば、
行政には監視を
市民には反監視(プライバシー保護)
となるのである。

試験の採点は私自身の教え方のチェックでもある。
つまり学生の理解の悪いのは私の教え方が悪いともいえる。
まあ、多くの学生は理解してくれているが、う~ん。
…少しばかり反省。



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by kazuo_okawa | 2016-08-06 00:54 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)