恐るべし羽生、74期名人戦!
2016年 04月 06日
挑戦者は、今や、若手最強と言われる天彦であり、将棋界の未来を占う一局とも言える。
振り駒の結果、羽生名人の先手。
運命的とも言える駒運である。
誰もが思う、佐藤の「後手番横歩取り」。
この一年20勝4敗と圧倒的勝率を誇る、佐藤の必殺戦法である。
羽生は受けて立つのか。
何と、第一局は、天彦の得意戦法を、羽生名人は正面から受けて立ったのである。
いやあ、これほどわくわくすることはない。
しかも羽生はいきなり、定跡を疑う一手を出す。
しかしそれは難しい手であり序盤は天彦優位ですすむ。
しかし、中盤、羽生が追いつく。
ニコ生の渡辺竜王の解説が明快で実によい。
そして、第一局、羽生が見事に勝利した。
相手の得意戦法を正面から受けて立ち、そして勝つ。
そこが恐ろしい。
第2局以降の天彦の頑張りに期待したい!
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