第9回朝日オープン、羽生の3連覇!
2016年 02月 14日
2月13日(土)に準決勝、決勝が行われた。
準決勝は、羽生善治名人対村山慈明七段
森内俊之九段対戸辺誠六段
いずれも、羽生世代対若手の対局となった。
一般に早指し戦は若手が有利とされている。
しかし朝日オープンは違った。
決勝は、準決勝で若手をはじき飛ばしたもの同士、
小学生以来のライバル、羽生対森内である。
そして、羽生名人が勝利した。
矢倉のじっくりした戦いかと思いきや、中盤から激しく戦い制している。
何と言うことだろうか。
羽生は年頭の日経新聞で昨年を振り返り、時間の短い将棋で勝てなかったことを反省していたが、早速借りを返している。
普通、反省したからと言って、出来なかったことを直ちに実現出来るものではない。
しかし羽生は、反省して、早速、借りを返しているのである。
ここが凄い。
何という精神力で、何という目標の高さであろうか。
羽生はこれで、3年連続の朝日の覇者である。
持ち時間わずか40分の将棋で、今年も、優勝賞金1000万円を、まるで手みやげをひょいと持ち帰るように手にした。
いやあ、何と形容していいのか。
とにかく凄すぎる!
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